ディアナの本格的な治療が始まって、26日はその経過検査のための再診日でした。

あんなに帰りたがっていたのに、嫌がらずに病院に入ります。
待合室ではかわいいと言ってくださる方にご挨拶して回り、
病気とは思えないと言われました。
採血も点滴も泣かずにできたようです。
結果は、20日に輸血して250万まで増えていた赤血球が6日で190万に落ちていました。
自分の骨髄で造られた赤血球はおよそ90日間くらい働いて、その後は分解されるそうですが、
輸血した赤血球は当然古いものも含まれているため、よくて60日くらいといわれ、
輸血を繰り返すとその日数は短くなっていくそうです。
まだ治療は始まったばかりなので、このままの治療を続けます。

毎日、こんなにたくさんの薬を飲まなくてはいけません。
一時、タール便といわれる血便になったので右端の胃の粘膜を守る薬を飲ませましたが、
今は正常になったので飲んでいません。

これはディアナの薬箱。チップママさんからの頂き物ですがピッタリです。
中のクッキーはすでにおなかの中に。ごちそうさまでした。

検査では毛をそられると聞いていたのですが、実際には直径5センチもないくらいでした。
お尻のところに見えているのが検査の痕です。
本当なら肩からも採取するのだそうですが、貧血がひどいので1箇所にしたそうです。
家ではいつものように寝ていましたが、



退院間もない頃のディアナは、目がとんがっていました。
少しずつ本来のやさしい目になってきてくれました。

辛い思いをさせてごめんね。

へたれなおにいちゃんだけど、やっぱり一緒がいいね。
それにしても・・・
10月、お鍋の蓋に頭を直撃されたり、階段から落ちたりは
笑い話みたいなものだけど、あれから負の連鎖が止まりません。
11月末に夫のおばが亡くなりました。97歳の大往生でした。
何年も会っていませんでした。お元気なうちに会っておくべきでした。
ディアナのことが心配で、半日で滋賀県大津を往復。
私はお通夜だけで失礼してきました。
その前には保障を5年に延長した洗濯機が5年と5ヶ月で壊れました。
そして夫が一人でせっせと大掃除中、はめ殺しの窓にヒビが入っているのを発見。
ペアガラスだから結構いいお値段。
その次はこれでホントにお終いにしてください。と、神様にお祈りしたくなりました。
うえ~ん、車をこすっってしまいました。
たいしたキズじゃないんだけど、運悪くドア2枚にまたがっているため、
ディラーに持っていったらびっくり仰天の修理代!
新しいドアに替えてもそんな値段にならないんじゃないのってくらいの見積もり。
タイヤ交換も保険も重なって、ほぼ失業中の今の私にはとても無理。
今までのディアナの治療費だってすごいことになっているし、
これからもかなりの額が予想されます。今はディアナが最優先。
車は応急処置としてタッチペンでさび止めしてもらいました。
それでいいかも・・・とはいかないですよね。でもまだそのままです。
あ~、神も仏もないものです。
そんなにいけないことをしたでしょうか。
何かあっても身から出たサビと、あきらめがいいほうだけど、
こうまで続くとさすがに落ち込みます。
ディアナの入院中に、前から予約を入れていた人間ドックに行きました。
眠れない日が続き、胃にも違和感を感じていましたから、
今年はどこかひっかりそうと思っていたのですが、当日わかる範囲では異常なし。
もう少し腹囲があってもいいといわれましたが、心配で食欲が落ちていたせいです。

この健康をディアちんに分けてあげたいよ。

分けてほしいです。

ほとんどこうして横になっていますが、外に出ると元気です。
徐々に徐々に貧血が進んだため、アスリートが高地トレーニングで少ない酸素に慣れるように
ディアナも少ない酸素に体が慣れているそうです。
急激にディアナの数値まで下がったら、立っていることもできないそうです。
一緒になってムックも寝ていることが多くなりました。

外側の白い毛が抜けてしまって最近茶色になってきたムック。
最近はかまってもらえなくて、少々いじけ気味です。
ごめんねムック。
ディアちんだけ連れて出るとき、初めはボクも行く!と我先にと玄関まで走っていたのに、
ディアちんは病院だから待っててねと言うと、淋しそうにリビングに戻ります。
いろんなことが続いてかなりへこんでしまったけど、ジタバタしても始まりません。
今はディアナが良くなることを信じて前に進むだけです。

ディアナにこの笑顔はまだ戻らないけど、
来年はきっとフタリ揃っていい笑顔になれますように。
そして世界中がやさしい気持ちに包まれますように。
毎年のことですが、そう願って止みません。