水槽で飼育したい魚part3

～ペパーミント・エンゼルフィッシュ～

南太平洋のクック諸島周辺海域のみに分布する小型ヤッコでオレンジに近い赤い体色で白い横縞模様（魚の縞模様は魚の頭を上にした状態でみます）があるお魚。サンゴ礁域のドロップオフした斜面の崖穴に棲み、数匹単位の小さな群れを作っていると言われています。生息深度も50～120mにも達する為、滅多に見つける事が出来ないようです。現在は現地にディープダイバーがいないためほとんど輸入が見込めません。

自然下では、小さな動物プランクトンやカイメン類、藻類等を食べていると思われます。性格は臆病で混泳させるにはかなり難しいです。飼育はまず落ち着ける環境であることが重要で餌付けは冷凍餌から始めるのが普通です。食べない場合はオオバナサンゴを与えると、大抵はそれを食べてくれるようです。人工餌に馴れてしまえば、案外丈夫で長期飼育できます。生息水深が深いため、水温を低めに保つのもポイント。馴れると小型ヤッコらしく、意外と気の強い面をみせるみたいです。

１度は飼ってみたい！！！！

殆どのアクアリストにそう思わせるこのお魚。入荷もないに等しく、深場に生息しているため捕獲も困難なためもし入荷したとしてもかなりの価格になります。そういう意味でもこのペパーミント・エンゼルフィッシュはアクアリストにとって憧れの存在ですね。


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担当者 池谷佳朗
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