新幹線料金、高いままは変では？

2010,8,11の新聞記事（朝日）にははっとした。

「リニア中央新幹線　建設の前に新幹線値下げを」というものである。

そうだ、こういう視点が欠けていた。

「そうだ京都へ行こう」と言われても長年下がっておらず、家族が往復するとなるとなかなか簡単には行けない金額だ。
デフレが進み、290円の弁当が売り出されている現状で高値安定はおかしいのではないか。

やはり、新聞の記事には深いものがある。ブログ、HPの「見て、見て」的ちゃらちゃら記事とは違う。放送局のぺちゃくちゃ井戸端会議的饒舌とは違う。

鉄道＝公共交通機関＝すべて善という発想は表面的理解であった。

私は新しい技術、リニアの開発は必要と思う。しかし一私企業でやるものではない。それでできるというのは内部留保が大きすぎる証左だ。

8月26日にはJR東海の今を大切にせねばとの反論があり、これはこれでいかにも超能吏の秀才的反論。一定の説得力がある。

そして3番目、9月16日トヨタ自動車相談役　栗岡氏の高速道路料金をはじめ、広く交通機関料金についての立論。これも説得力に富む。

優秀なお三方の考えを読んで大変勉強になった。読んで身の引き締まる思いがしたなんてブログ、HPではまずない。

やはり、新聞を読むべきですね。もっと丁寧に。