狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

大切なのは、スケジュール課題(スケジュールの決まった課題)に優先順位をつけることではなく、優先課題をスケジュールに入れることである。

2020年02月26日 22時27分50秒 | 職場に関する日記
 本日2月26日は、行基が大僧正になった日で、江戸城大奥の絵島が生島新五郎と密会した日で、ナポレオンがエルバ島を脱出した日で、プランス・ドイツ間でヴェルサイユ仮講和条約が締結されて普仏戦争が終結した日で、ベルリン協定が締結されて列強によるアフリカ分割の原則が決定された日で、日本陸軍の青年将校らがクーデターをおこして内大臣齋藤實・大蔵大臣高橋是清らを殺害した二・二六事件がおきた日で、ベトナム戦争で南ベトナムビンディン省タイソン県ビンアン村のゴザイ集落を訪れた韓国陸軍首都機械化歩兵師団・猛虎部隊が住民380人を集めて一時間のうちに一人残らず虐殺したゴダイの虐殺があった日(首都師団はゴダイの虐殺と並行してビンアン村の近隣にあるタイヴィン村で1200人を虐殺するタイヴィン虐殺を行っている)で、パリでベトナム和平保障国際会議が開催された日で、飛鳥時代の迎賓館跡とされる奈良県明日香村の石神遺跡から元嘉暦に基づく具注暦を記した木簡が発見された日です。

 本日の倉敷は晴れたり曇ったりしていましたよ。
 最高気温は十三度。最低気温は九度でありました。
 明日は予報では倉敷は晴れとなっております。


 本日は接客の合間に月末恒例の事務処理をしていました。
 今年からいつもとは少し違う方式で事務処理をしているので少し時間がかかりました。
 更に別種の事務処理が今年から新たな任務として加わっています。
 こちらは未だ手付かず。orz。
 ただ別種の事務処理は締め切りが来年の2月中旬なのでゆっくり着実にこなしていくつもりであります。
 明日中までに仕上げなければならない事務処理を今日中に仕上げたので、明日は私はお休みをいただきます。うおっし! 
 明日はゆっくり休みたい。と思っているところなのでございます。


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『火車』/宮部みゆき

2020年02月26日 21時00分53秒 | 小説・本に関する日記
 昨日の夜は、宮部みゆきの小説『火車』を読み返していました。
 ドラマ化もされているようですね。私、ほとんどテレビを観ないのでドラマは観てません。

 休職中の刑事・本間俊介は亡くなった妻の親戚の男に失踪した彼の婚約者を探して欲しいと頼まれる。
 突然、証拠を残さず消え去った彼女は何者なのか? 


 
 序盤の弁護士と主人公の刑事が接触してある事実が判明したところで夢中になりました。
 下手な作家さんならその事実を後半まで引っ張るかもしんない。
 でも最初のほうであっけらかんと提示する。
 そんなことで驚いてもらっても困るのだと言わんばかりに。
 事実その後の展開では、丁寧な外連味の無い筆致で重厚なエピソードが何度も繰り出されて読み手をぐいぐい引き付ける。
 凄い筆力。
 探す女性の正体に簡単に辿り着けず様々なエピソードが組み込まれるのは、探す女性の途轍もない不安感からくる用心深さを表しているような気になる。

 切ないお話。
 傑作です! 
 面白いですよ。
 お勧めであります。



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答えの全てを知るより疑問の幾つかを尋ねる方がいい。

2020年02月26日 14時43分37秒 | その他の日記
 以下の文は、BuzzFeed Newsの岩永直子氏の『新型コロナ、なぜ希望者全員に検査をしないの?  感染管理の専門家に聞きました』と題した記事の転載であります。



     『新型コロナ、なぜ希望者全員に検査をしないの?  感染管理の専門家に聞きました』
     新型コロナウイルス、不安でたまらないのに医療機関に行っても検査をしてくれない、という不満の声が聞かれます。
     なぜ医師は検査をしてくれないのか、そもそもその検査に意味はあるのか、感染対策のプロに一からじっくり尋ねてみました。


 新型コロナウイルス(COVID-19) 、不安でたまらないのに医療機関に行っても検査をしてくれないという不満の声があちこちから聞こえてきます。
 なぜ医師は検査をしてくれないのか、そもそもその検査に意味はあるのか、感染対策のプロである聖路加国際病院、QIセンター感染管理室マネジャーの坂本史衣さんに一から教えていただきました。
    ※インタビューは25日から26日午前にかけてメールとスカイプを使って行い、その時点の情報に基づいています。

  そもそもどんな検査なの?

 ーー新型コロナウイルスが流行し始めてから、「PCR検査」という言葉をよく耳にするようになりました。どんな検査か教えていただけますか?
 患者さんから採取した検体(鼻やのどを綿棒で拭った液)のなかに新型コロナウイルスの遺伝子があることを、遺伝子を増幅させることで確認する検査です。
 ーーどこで検査しているのですか?
 厚生労働省によれば「これまで、国立感染症研究所や検疫所だけでなく、地方衛生研究所、民間検査会社や大学などの協力を得ながら、令和2年2月18日時点で1日3,000件を上回る検査体制を維持・獲得してきました」となっています。
 大学病院など設備が整っているところは病院で検査が可能ですが、全ての病院で検査ができるようになっているわけではありません。
 民間の検査会社も厚労省からの依頼で検査を受けつけているので、病院から直接依頼はできません。
 ーー結果が出るまでどれぐらい時間がかかると言われているのでしょうか?
 現在病院でPCR検査を行うことはできないので、医師が検査が必要と判断したら、保健所に書面と電話で依頼し、必要と認められれば保健所が病院に検体を取りに来て、検査センターまで運び、そこから検査が始まることになります。
 現在活用されている「リアルタイム RT-PCR」という方法では、検査自体は5~6時間かかります。

  PCR検査には時間も人手も手間もかかる

 検査自体の所要時間は約5時間ですが、検体の受け取りから結果の報告までにそれ以上の時間がかかるため、当日中に結果が出ることは稀です。
 結果の判明について厚労省は「結果が判明するまでの期間は状況によりますが、1日から数日かかります。」と言っています。
 その通りであると思います。
 また、一度に多数の検体が検査センターに搬入されると待ち時間がさらに長くなり、結果報告までに2日ほどかかることもあります。
 そのため、検査をすることになった患者さんの多くは、軽症でも入院を必要とすることになります。

 ーー検査は高額と言われていますが、どれぐらいかかるものなのでしょうか?
 行政検査として行う場合に患者さんや病院への費用負担は生じません。
 実際に人件費や材料費を合わせてどの程度の費用がかかっているのかは明らかにされていません。

  検査の精度はどれぐらいなの?

 ーー検査の精度はどれぐらいだと考えたらいいのでしょうか?
 検査の有用性を評価する指標に、「感度」「特異度」「的中率」があります。
 感度とは、その検査が、陽性の人を正しく陽性と判定できる確率です。
 新型コロナウイルスによる感染症 (COVID-19)を引き起こすウイルスである「SARS-CoV-2」のPCR検査の感度は、30~50%や70%だという報告がありますが、いずれにしても100%ではありません。
 感度は様々な条件にも左右されます。
 例えば、新型コロナウイルス は、感染者のウイルス量がインフルエンザの100分の1~1000分の1と言われており、そもそも検出されにくいと考えられています。
 また、のどから採取した検体より、鼻から採取した検体の方がウイルス量が多く、検出率が高くなることが考えられているのですが、この方法が必ずしも用いられるとは限りません。
 というのは、鼻の穴に綿棒をいれると、くしゃみなどで飛沫にさらされるリスクが高いのでためらう医療者もいるのです。
 国内ではのどをぬぐった液が使われることが多いと言われており、鼻に比べて感度が下がることが考えられます。
 特異度とは陰性の人を正しく陰性と判定する確率で、検査は感度、特異度はトレードオフの関係にあります。
 「陽性的中率」というのは検査が仮に陽性だった場合に、どのくらいその結果が正しいか(=本当にCOVID-19にかかっているのか)を示す確率です。
 風邪のような症状を訴えても、COVID-19にかかっている可能性が現在のようにとても低い(=集団の中での有病率が低い)状況で感度の低い検査をすると、COVID-19にかかっていないのに検査結果が陽性と出る人の絶対数も多くなることになります。
 すると、陽性という結果が出た人の中で、本当に感染している人の割合である陽性的中率もかなり下がります。
 よって、本当はCOVID-19ではないのに陽性の検査結果が出てくる可能性も高くなります。
 ーーまとめると、せっかく検査をしても、あまり精度は高くないから、その結果を100%信じるわけにはいかない検査ということになりますね。
 すべての感染例を拾うことには限界がある検査です。
 また、陽性の結果が得られても、そもそも日本国内の有病率(事前確率)が低いので、陽性的中率は低いと考えられます。

  検査で陽性ならどうなるの?

 ーー現状では、この検査は何のために行われるものだと捉えたらいいですか?
 COVID-19であることが臨床的に強く疑われる患者の確定診断のために実施します。
 ーー検査の結果が陽性の場合、次にどんな対応が取られますか?
 「指定感染症」となっていますので、感染症法に基づいて入院せねばならなくなります。
 その代り医療費は公費負担となります。
 ーー無症状の場合でも入院することになるのですか?
 現行の制度では無症状の場合でも、軽症でも検査で陽性になれば感染症法に基づいて入院措置になります。
 ただし、2月25日に政府が発表した「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」によれば、今後は風邪症状が軽度である場合は、自宅での安静・療養が原則となるようです。

  現状では、無症状で元気でも検査で陽性が出れば入院しなくてはならなくなる

 ーー無症状の人は入院していつまで何をするのですか?
 厚労省の通知によれば、陽性が確認されてから48時間後にPCR検査を12時間間隔で行い、どちらも陰性なら退院できます。
 陽性となったら再度48時間まってやり直しになるので、かなり元気な状態でも病院に閉じ込められることになります。

  検査の意味は変化しているの?

 ーー治療法がない中で、それでも検査をする目的を教えてください。
 これまでは海外の流行地域への渡航歴や滞在歴のある人や、感染者との接触者を中心に検査を実施して来ましたが、その目的は封じ込めでした。
 国内でヒトからヒトに広がらないようにするために、陽性者を洗い出して入院させて、初期の段階で芽を摘んでしまおうという考え方だったのです。
 しかし、現在はあきらかな渡航歴や滞在歴、患者との接触歴のない感染者が発生しており、検査の目的が「封じ込め」から重症化しそうな患者(あるいはすでに重症な患者)を早く見つけて死なせないことに変わってきています。
 COVID-19の患者だということが分かった段階で、試すことが可能な治療法について検討し、経過を予測しながら、重症度に応じて輸液や酸素療法、血圧を上げる薬などをつかって生命を維持できるようにサポートします。

  軽症な方は殆ど何もしないで治っていきます。

 ーー現状で、無症状の人、軽症の人に検査をやる意味は薄いとされていますね。検査の目的が変化しているからですね。
 封じ込めを試みていた段階が終わりに近づいていますし、陽性と分かっても治療法(=できること)がないからです。
 今は資材や医療スタッフ、時間などの限りある医療資源を重症者のために優先的に使う必要があります。
 今後は病院でも検査ができるように準備が整えられていますが、すべての病院で実施できるようになるわけではありません。
 このような中で無症状あるいは軽症な方にまで検査を拡大すると、重症な患者さんの検査が後回しになる恐れが生じます。
 また検査のための手続きに時間を取られ、重症な患者さんの治療に割く時間が減ってしまうことに繋がります。
 ーー医療スタッフの疲弊にもつながりますね。
 ウイルス感染症の検査と聞くと、インフルエンザの迅速検査のように鼻に綿棒を入れて、30分程度で結果が出てくるような簡便なものを想像する方が多いかもしれません。
 しかし、SARS-CoV-2のPCR検査を行うには、書類の準備や保健所との調整、結果が出るまでの長い待機時間の間に行われる比較的厳重な感染対策のためにかなりの労力を要します。
 対応する保健所や検査センターの職員も同じだと思います。

  広まる陰謀論「日本で検査が少ないのは政府が感染者数を少なく見せたいからだ」

 ーー「韓国に比べて検査数が少ないのは日本政府が感染者を少なく見せたいからだ」というような陰謀論が広まっています。これについてはどうお考えですか?
 現場で感じているのは、検査のキャパシティーを増やしているという割には、重症で本当に検査が必要な人がすぐに検査できない状況があるのは確かだと思います。
 それは検査センターも手一杯で、検体を出したいと言ってもなかなか受け入れられない実情があるからだと思います。
 ですが、やはり必要な患者さんには速やかに検査ができる体制を一刻も早く整えることは大事だと思います。
 ただ、それは軽症の人も含めて全部検査しろということではありません。
 国ごとに段階や医療体制が異なるので何が適正な検査数なのかを考えるのは難しいです。
 韓国は新興宗教団体を中心に短期間で爆発的に広がったという特殊な状況があり、今は接触歴を追いながら封じ込めるために検査数が増えていると考えられます。
 韓国のCDC(疾病管理予防センター)のウェブサイトでは、誰から感染したかという接触歴が書かれていますから、感染者が多数出ていたとしても、接触歴はまだある程度追える段階なのだろうと想像しています。
 一方、日本では、誰から感染したかがわかりづらくなっている段階です。
 無症状の人や軽症の人まで韓国並みに検査するのは、意義が少なくなっているのです。
 検査が必要な人が誰なのか、状況が違うということです。
 適正な医療とは何なのかということを考えて、今の段階で無症状の人を捕まえて、感度がそれほど高くない検査を行えば、あてにならない結果がどんどん出てきます。
 感染した人を全員知りたいのですか?と考えた時に、そのデータを知って有益なのかという問いに答える必要もあります。
 無限に資源があるならやってもいいと思います。
 もはやそれは研究となりますが。
 SNSでは「サンプリングをしても現状を把握した方がいい」という意見が流れてくるのですが、今は医療機関にも検査機関にもそんな余裕はありません。
 限られた資源をどうしたら有効活用できるか考えた時に、8割は軽症で済む病気だということをまず押さえないといけません。
 この病気で今一番力を入れるべきは、高齢者や持病を持っている人が重症化して亡くなってしまう可能性を限りなくゼロに近づけることです。
 限られた医療資源をそこに振り向けなくてはなりません。
 安易に検査を広げることは、そこに注げる資源を減らし、かえって国民にとってマイナスになるかもしれません。

  では私たちはどのように行動したらいいのか?

 ーー検査を受けられないと不安を抱いている人は、ただの風邪なのか新型コロナウイルスなのか自分で見分けられず、悪化する心配があるからでしょうね。自宅で様子をみることに危険はないですか?
 ただの風邪なのか、COVID-19なのかは病院で診察を受けても見分けることが困難です。
 検査をしても確実に診断ができるとは限らず、仮に感染していたとしても治療の方法はありません。

  検査ができないことに不安を抱く人も多いが、検査をしても意味がないことも多い

 心配かもしれませんが、知っておいていただきたいのは、感染者の80%は軽症で、1週間ほど風邪のような症状が続いて治ってしまうということです。
 また、お子さんはなぜか感染者も重症者も非常に少ないですし、妊婦さんも今のところ重症化しやすいという報告は出ていません。
 重症化する危険があるハイリスクな人は、だいたい50歳より上の方や持病のある方ですが、COVID-19の進行は比較的緩やかですので、風邪症状が出たら慌てずに休養し、症状を注意深く見守ってください。
 ーー一般の人はどのような症状がどれぐらい続いた時に、受診や検査を考えたらよろしいですか?
 厚労省が受診の目安を公表しています。

    新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安
    1.
    相談・受診の前に心がけていただきたいこと
    ○発熱等の風邪症状が見られ るときは、 学校や会社を休み外出を控える。
    ○発熱等の風邪症状が見られたら、 毎日、体温を測定して記録しておく 。
    2.帰国者・接触者相談センターに御相談いただく目安
    ○以下のいずれかに該当する方は、帰国者・接触者相談センターに御相談ください。
    ・風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く方
    (解熱剤を飲み続けなければならない方も同様です。
    ・強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある方
    ○なお、以下のような方は重症化しやすいため、この状態が2日程度続く場合には、帰国者・接触者相談センターに 御相談ください 。
    ・高齢者
    ・糖尿病、心不全、呼吸器疾患( COPD 等)の基礎疾患がある方や透析を受けている方
    ・免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方
    (妊婦の方へ)
    妊婦の方については、念のため、重症化しやすい方と同様に、早めに帰国者・接触者相談センターに御相談ください。
    (お子様をお持ちの方へ)
    小児については、 現時点で重症化しやすいとの報告はなく、 新型コロナウイルス感染症については 、目安 どおりの対応をお願いします。
    ○ なお、 現時点では新型コロナウイルス感染症以外の病気の方が圧倒的に多い状況であり、 インフルエンザ等の心配があるときには、通常と同様に、かかりつけ医等に御相談ください。
    3.相談後、医療機関にかか るときのお願い
    ○帰国者・接触者相談センターから受診を勧められた医療機関を受診してください。複数の医療機関を受診することはお控えください。
    ○医療機関を受診する際にはマスクを着用するほか、 手洗いや 咳エチケット(咳やくしゃみをする際に、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえる)の徹底 をお願いします。

   厚労省が公表している相談・受診の目安

 大切なのは体調が悪いな、と思ったらまずは無理せずに休むこと。
 そして、37.5℃以上の発熱が4日(高齢者や持病のある方は2日)以上続く場合や、息苦しさが出てきたら、まずは帰国者・接触者相談センターに相談してください。
 それが医療機関をパンクさせないためにも重要です。
 ハイリスクの方と同居されている方に風邪症状が見られたら、こまめな手洗いと咳エチケットを行います。
 また、ハイリスクの方とはなるべく(目安としては手が届かないくらいの距離まで)離れて過ごします。家は時々窓を開けるなどして換気を行い、ドアノブなどの手でよく触るところを家庭用洗浄剤やアルコールなどで時々拭くと良いでしょう。
 ーー全国的な流行はもう阻止できないところまで来ているのでしょうか。
 現在国内では一部の地域で感染者の集積(クラスター)が発生している状況で、全国に感染者が広がっているわけではありません。
 政府は、全国的な流行の拡大を食い止めるには、この1~2週間が踏ん張り時だと言っています。
 私たちにできることとして、家に帰ったらすぐに手を洗うこと、咳エチケットをすること、なるべく人込みに行かないこと、具合が悪かったら休むことなどがあります。
 このようなちょっとした行動の変化がヒトからヒトへの伝播を防ぐことにつながります。まだ希望を捨てる段階ではありません。

                                 転載終わり。


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穏やかな心は問題を解決します。怒りに震え、悲しみに打ちひしがれ、嫉妬に狂った心は問題をますます混乱させます。問題の解決は心の穏やかな時にしなさい。

2020年02月26日 10時42分42秒 | その他の日記
 以下の文は、アゴラ言論プラットフォームの『PCR検査煽る望月衣塑子氏に、医師が「医療崩壊招く」とダメ出し』と題した記事の転載であります。


       『PCR検査煽る望月衣塑子氏に、医師が「医療崩壊招く」とダメ出し』


 新型コロナウイルスの感染の拡大に関し、東京新聞の望月衣塑子記者らが「日本のPCR検査数は極端に少ない」として重症者や死者がさらに増える不安を煽る一方、感染症対策に詳しい医療関係者などから「医療資源は有限」「積極的な検査はむしろ医療崩壊を招く」といった声が上がっている。

 望月記者は24日、「東京五輪中止を恐れてか、政府が民間機関を使った新型コロナ検査を推奨していない」とツイッター上で批判し、政府に対し「民間に積極的に検査を推奨する」ことを要求。1万超の「いいね」がつくなど大きな反響を得ていた。
 
   #東京五輪 中止を恐れてか、政府が民間機関を使った #新型コロナ  検査を推奨していないため、医療機関をたらい回しされ、受診断られる事案が多発している。
   韓国と比べても検査数が極端に少ない。重症者や死者を出さないために、政府は民間に積極的に検査を推奨する必要ある https://t.co/t6q3Budfzq
   — 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) February 24, 2020

 過去のリツイートなどを見る限り、望月氏がこうした主張を行う際に依拠する識者には、看護学者の澤田愛子氏、弁護士の明石順平氏、内科医の上昌広氏などが含まれると思われる。

   日本も検査しようと思ったらできる。官邸の指示でしょう。検査を抑え感染者数を低いままにしておけ。今まともに検査をすると数千人の陽性者が出る。それだと、東京五輪は不可とWHOから来る。東京五輪中止では安倍政権のメンツにかかわる。国民の命などどうでもいい、とにかく感染者数を低く抑えろと。https://t.co/fnVKa8EvL4
   — 澤田愛子 (@aiko33151709) February 23, 2020

    日本は「感染拡大を防ぐフェーズ」から「感染が拡大したことを隠蔽するフェーズ」に移ったな。
    もう東京オリンピックなんて中止一択だよ。国全体を培養シャーレにしてるんだから。こんなろくでなし国家でオリンピックなんか開催しちゃダメだよ。危険過ぎる。
   — 明石順平 (@junpeiakashi) February 23, 2020

 中でも医師である上氏は、24日には女性自身に「万単位の感染者が街を歩いている可能性も」とコメントし、25日もJapan In-depthに「遺伝子検査行う体制作り急げ」を寄稿。無症状あるいは軽症の患者、また希望者全員に遺伝子検査(PCR検査)が必要と主張している。

   政府の見解を受けて、現状を分析した文章を発表しました。お時間のある時にお読み頂ければ幸いです。
 遺伝子検査行う体制作り急げ https://t.co/iAqjHVxUt2 @japan_indepthさんから
   — 上 昌広 (@KamiMasahiro) February 25, 2020


 こうした望月氏や上氏のような「無症状者や希望者全員にもPCR検査を拡大せよ」という意見に対し、医療関係者からの反論も少なくない。
 たとえば、日本環境感染学会理事を務める看護師の坂本史衣氏は、「無症状者や軽症者を含め、無差別にPCR検査することは現時点で有意義とは言えない」とし、

   無症状者や軽症者を含め、無差別にCOVID−19のPCR検査することは感染対策上有意義か?ということについて考えてみましたが、以下の理由により、現時点で有意義とは言えません。
   — Fumie Sakamoto,MPH,CIC 坂本史衣 (@SakamotoFumie) February 23, 2020

 
その理由として以下のことなどを挙げる。
  • 新型コロナのPCR検査の感度はまだ十分高くはなく、感染者の30-70%は陰性になる
  • 現在はまだ、陽性の結果も実は誤りである可能性が高い状況
  • 無症状や軽症の人は、PCR検査で陽性になっても治療の対象にならない
  • 新型コロナに罹る人の80%は長めの風邪をひいて治り、小児や妊婦の重症例はほとんど出ていない
  • 検査を含む限られた医療資源は、重症者の治療に振り分けることが必要
  • PCR検査は特殊な装置、検査キット、技術を要する
  • PCR検査は実施できる病院が限られるうえ、結果が出るまでに長時間を要し、費用も高額
  • 検査をすることになった患者さんの多くは、軽症でも入院を要することになる
  • 無症状あるいは軽症な人にまで検査を拡大すると、重症な患者さんの検査が後回しになる恐れが生じ、治療に割く時間が減ってしまうことに繋がる
 また、「ダイヤモンド・プリンセス号」 の感染症対策を動画で批判した神戸大教授の岩田健太郎氏も、「検査は間違うことが多いので、検査をしなくていい場合があるのはご理解ください」「検査も医療も有限ですので、なくならないように活用せねばならない」とツイート。

   を待つという戦略です。これは戦略です。検査も医療も有限ですので、なくならないように活用せねばならないのです。
   — 岩田健太郎 Kentaro Iwata (@georgebest1969) February 24, 2020

 同様に感染症専門の井村春樹氏も、「これで新型コロナウイルスのPCR検査の保険適応なんかしたら福島の甲状腺エコーのようになってしまうだろう」「新型コロナウイルス感染症の検査をしないことは現政権とは無関係です。マジで政治利用しないでください」と警鐘を鳴らしていた。

   これで新型コロナウイルスのPCR検査の保険適応なんかしたら福島の甲状腺エコーのようになってしまうだろうに。検査が必要なのは重症な人だけでしょうに。
   — Haruki Imura (@imuimu_com) February 24, 2020

   新型コロナウイルス感染症の検査をしないことは現政権とは無関係です。マジで政治利用しないでくだい。
   — Haruki Imura (@imuimu_com) February 24, 2020



 冒頭のツイートに対してはネット上でも、一般のネット民から「おバカさんがこういう煽りに加担するのは見えていた」などの辛辣なツッコミや、

   『まあ、このお馬鹿さんがこういう煽りに加担するのは見えてたけどもな。恐れられてるのは、2009年の新型インフルエンザ流行時よろしく無症状の者や軽症の者が不安解消や出勤登校の許可欲しさに検査を求めて病院に殺到、結果医療崩壊する武漢パターンなんだけどな』

 外科医とみられるアカウントからの「積極的な検査はむしろ医療崩壊を招く」「もっと勉強したうえで発信を」といった痛烈なダメ出しが寄せられていた。

   『積極的な検査は患者の予後を改善せず、むしろ医療機関の業務を圧迫して医療崩壊を招きます そのため政府は検査を推奨していません  もっと勉強したうえで発信していただけるとありがたいです


                                転載終わり。



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知的教育の主要な部分は、単に事実を習得させることにあるのではなくて、学んだ事実が生活の中でいかに実践されるかを学ばせることである。

2020年02月26日 09時01分32秒 | その他の日記
 以下の文は、一般社団法人「日本感染症学会」と一般社団法人「日本環境感染学会」は22日までに新型コロナウイルスについての見解をまとめた文の転載であります。



 昨年の12月から中国武漢市を中心に広がっている新型コロナウイルス感染症(COVID―19)の流行を受けて医療機関、学会、行政が連携して対策を講じている状況です。

 指定感染症としての認定、武漢市からの邦人の移送、施設およびクルーズ船における経過観察措置など、水際対策の実施は国内の感染者数の急激な増加に一定の抑制効果を示してきました。

 しかし残念ながら、2月15日以降、日本各地で感染経路が特定できない感染事例が報告され始めたのはご承知の通りです。
 このような状況の中で、地域の状況を見ながら、地域単位で感染対策のフェーズを水際対策期から感染蔓延期へ移行させていくことが必要になってきます。

 2月20日時点で死亡例が【3例】報告されており、また高齢者・基礎疾患のある患者において【重症例】が報告され始めています。
 本ウイルス感染症の特徴としてその感染性とともに【肺炎を合併する頻度の高さ】が明らかになってきました。

 致死率は依然として【SARS重症急性呼吸器症候群)より低い】ものの、【高齢者・基礎疾患保有者における肺炎の合併は生命を脅かす重篤な状態につながる可能性を高めます】。
 このような感染症の蔓延期においては、重症例に焦点をあてた医療の実施が重要な戦略となってきます。

 感染蔓延期においては感染経路が追えないことから中国からの訪日客との接触のない症例も対象になります。
 ただし、訪日客との濃厚接触歴の有無は、現時点では地域によっては発生早期段階であると考えられるため、本症を疑う上では依然として重要になります。
 このような状況の中で、2月17日に厚生労働省から「新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安」が発表されました。
 新型コロナウイルス感染症が地域によっては感染蔓延期を迎える中で、医療関係者はもとより、一般市民の方々におかれましても、その対応と行動を変えていく必要があります。
 以下にそのポイントを解説させていただきます。


 【一般市民の方々へ―共有してほしい情報と行動】

 1、感染症の臨床的特徴が明らかになってきました。
  本ウイルスに感染を受けた人の多くは【無症状のまま経過する】ものと思われます。
  感染を受けた人の中で潜伏期間(1~12・5日)ののち一定の割合で発熱、呼吸器症状(咽頭痛、咳)などの感染症状が認められるようになります。
  発熱や呼吸器症状が1週間前後持続することが多く、強いだるさ(けん怠感)を訴える人が多いことが特徴とされています。

  いわゆる風邪、あるいはインフルエンザであれば、通常は3~4日までが症状のピークで、その後改善傾向がみられますが、【新型コロナウイルス感染症では症状が長引くことが特徴】です。
  【4日を過ぎても発熱が続く】、特に【1週間目においても発熱が続く場合、息が苦しい、呼吸器症状が悪化する】などを認めた場合には【肺炎の合併】が疑われます。
  すぐに帰国者・接触者相談センターにご相談ください。

  2、1週間以内に症状が軽快しそうであれば、自宅での安静で様子をみます。
  新しく出現した感染症の場合には、しばしば重症例だけが取り出されて解析されることになります。
  しかし実際には、【感染を受けても無症状~軽症の人が何倍も多く存在する】と考えられています。
  【新型コロナウイルス感染症においても同様のことが考えられます】。
  おそらく、【風邪様症状から軽い上気道炎ぐらいの軽症例が多数存在する】ものと思われます。
  このような症例は1週間で症状が軽快します。
  特に治療の必要はなく、自宅で安静にしておくことで十分です。
  ただし、家族など身近の方への感染に気を付け、家族と接するときのマスク着用と、こまめな手洗いや手指消毒を心がけましょう。

 3、1週間以上熱が続く、呼吸苦・呼吸器症状の悪化がみられる場合には医療機関へ

  一方で、【4日~1週間ほど経過しても熱が続いている】、【呼吸が苦しくなってきた】、【咳・咽頭痛が悪化している】などが見られた場合には、帰国者・接触者相談センターに相談する必要があります。
  【1週間未満であっても高熱がみられるようになった】、【呼吸困難がみられる】といった場合には【肺炎の合併】を疑います。
  速やかに【帰国者・接触者相談センターに相談して帰国者接触者外来のある医療機関を受診してください】。
  また、その際マスクを着用するなど周りへの感染に気を付けてください。

 4、高齢者・基礎疾患を有する人は外出を控える、人込みの中に入らない。

  新型コロナウイルス感染症は【高齢者や基礎疾患がある人で重症化しやすい】ことが明らかとなっています。
  幸いにも、小児においては重症例が少ないことが報告されています。
  重症化につがなる基礎疾患としては【糖尿病】【心不全】【腎障害・透析患者】、【生物学的製剤】、【抗がん剤】、【免疫抑制剤投与患者】などがあります。

  また、【妊婦】においても上記患者と同様に本ウイルス感染症にかからないような対応が必要になります。
  人が多く集まる場所では、本ウイルスを持っている人と遭遇する機会が高まります。

  今回問題となったクルーズ船や老人介護施設・病院などは高齢者や免疫不全患者が多数集まる場所です。
  新型コロナウイルスの持ち込みには十分注意しなければなりません。

 5、現在、実施されているウイルス検出のための検査(PCR法)には限界があります。

  新型コロナウイルスは、主に咽頭や肺で増殖しますが、インフルエンザに比べてウイルス量は少ないと考えられています。
  PCR法という核酸検査で増幅してウイルスを検出する方法が診断に応用されています。
  最初の検査で陰性で、2回目の検査で陽性となった症例も報じられました。
  インフルエンザに比べて1/100~1/1000といわれるウイルスの少なさは、検査結果の判定を難しくしています。
  とくに早い段階でのPCR検査は【決して万能ではない】ことをご理解ください。

 一般市民の皆様へ―クイック・チェックポイント

 1、注意すべき事項

 自分自身の健康管理を行ってください。
 体調が優れないときは朝・夕の体温測定を行いましょう。

 病院や施設での面会を控えましょう。
 高齢者や基礎疾患のある人に感染症をうつさないようにするためです。

 人が多く集まる室内での集会等の参加は必要なものに限りましょう。

 公共交通機関において、つり革、手すりなどの他人が触れる場所に触れた後は、鼻、口、目などを触らないようにしましょう。
 不特定多数の方の触れるものに接触した後の手指衛生が重要になります。

 会社、学校、自宅に着いてから手洗いをしっかり行いましょう。

 時差通勤によりラッシュアワーを避けましょう。

 東京五輪・パラリンピックに向けて準備してきたテレワークによる自宅勤務も活用しましょう

 37・5度以上の発熱、咳、倦怠感がある場合には、出来るだけ会社、学校は休み、自宅での安静・静養を行いましょう。

 37・5度以上の発熱、咳、倦怠感がある場合に、人と接触する場合は、咳エチケット(マスク着用)を行い、手で鼻、口を触った場合は、手洗いを行いましょう。

 体調不良者(発熱、咳など)に接する場合には、マスクを着用しましょう。


 2、注意すべき症状

 37・5度以上の発熱、咳、倦怠感などに加え、呼吸苦、息切れの症状がある場合
 37・5度以上の発熱、咳、倦怠感などの症状が、5日以上持続する場合


 3、受診行動

 37・5度以上の発熱、咳、倦怠感などに加え、呼吸苦、息切れの症状がある場合や37・5度以上の発熱、咳、倦怠感などの症状が、1週間以上持続する場合は、帰国者・接触者相談センターなどに相談してから病院(一般外来で受診せず、帰国者接触者外来)を受診しましょう。
 この時、マスクを着用し公共交通機関の利用は避けましょう。

 4、高齢者または基礎疾患のある方

 毎日、朝・夕、体温測定を行いましょう。
 多くの方が集まる集会場等へ行くことは控えましょう。
 インフルエンザワクチン、肺炎球菌ワクチンを接種されてない方は医療機関で接種を受けましょう


 診療にあたられる方々へ

 1、軽症例はインフルエンザ外来に準じた対応を行います。

 感染蔓延期を迎えると、多数の疑い患者が一度に医療機関に押し寄せる事態が生じやすくなります。
 2009年の新型インフルエンザのときに経験された事例です。
 一般市民の項で解説したように、新型コロナウイルス感染症の多くは軽症~中等症の上気道感染症で終わるものと思われます。
 このような症例に対しては対症療法を行った後、自宅での安静を指示することで十分であると思われます。
 インフルエンザ、風邪に準じた対応になります。

 また、症状が軽い時、現時点での検査体制では必ずしもPCR検査は必要ないことを説明してください。


 2、重症例を見逃さない診療が求められます。

 一方で、重症例、あるいは重症になりそうな症例を見逃さないことが必要になります。
 具体的には1週間以上持続する発熱、強い倦怠感、脱水症状、呼吸苦・困難、呼吸器症状の悪化などを参考にします。
 血液検査を実施するとともに、胸部画像診断を行わなければなりません。

 胸部レントゲン(特にポータブル撮影)では肺炎の存在を疑えずに、胸部CTで初めて肺炎像が確認された症例が報告されています。
 CT画像としては、両側の末梢側を中心とする多発性すりガラス状陰影が特徴的です。
 病状の進行、細菌性肺炎の合併などにより浸潤性陰影が観察されるようになることに注意しなければなりません。

 ウイルス感染を疑う画像かどうかは感染症専門医、呼吸器専門医、放射線科専門医と相談しながら判断することが重要となります。
 挿管による呼吸管理が必要になった時、集中治療、とくに呼吸管理の専門医にご相談ください。

 3、遺伝子検査は『入院が必要な肺炎例でウイルス性肺炎を疑う場合』に実施します。

 新型コロナウイルス感染症の診断は呼吸器検体を用いた遺伝子診断で行われます。
 現在のところ、限られた医療機関でのみ検査が行われていることから、症例を絞って検査を依頼することが必要となります。

 外来でみる軽症例(疑い例)に対しては遺伝子検査を行わず、感染を拡げないように説明したのち自宅安静の指示を出します。
 一方、入院を要する肺炎例でウイルス性肺炎を疑う場合や医師が総合的に判断して、新型コロナウイルス感染症を疑う場合には遺伝子検査を実施します。

 4、特異的な治療薬はありません。

 新型コロナウイルスによる感染症に対する特別な治療法はありません。
 脱水に対する補液、解熱剤の使用などの対症療法が中心となります。
 一部、抗HIV薬(ロピナビル・リトナビル)や抗インフルエンザ薬(ファビピラビル)などが有効ではないかという意見もありますが、医学的には証明されていません。

 新型コロナウイルス感染症による死亡の原因に関しての情報は限定的ですが、高齢者における死亡例が多いことからも二次性の細菌性肺炎の合併には十分注意する必要があります。

 ステロイド等の使用に関する知見も不十分です。
 本邦において新型コロナウイルスの分離・培養が成功したことから、新型コロナウイルス感染症に対する特異的な治療薬の開発が期待されるところで、上記の薬剤を含む臨床試験が準備中です。


 感染対策のポイント

 1、感染対策の基本は飛まつ・接触予防対策になります。

 コロナウイルスは、新型コロナウイルスを含めて主に飛まつ感染により伝播します。
 現時点では空気感染の可能性はきわめて低いと考えられます。
 したがって、外来での対応は通常のインフルエンザ疑い患者への対応に準じた標準予防策、飛まつ感染予防策・接触感染予防策の徹底が基本となります。
 咳を有する患者に対しては速やかにマスクを着用させ、飛沫による汚染を防ぎます。
 ウイルスで汚染した手指を介して目・口の粘膜から感染が伝播される可能性にも注意しなければなりません。

 手指衛生の徹底は感染対策の基本です。
 患者から医療スタッフが飛沫を直接浴びないように、サージカルマスクやガウン、アイシールド、手袋を着用して診療にあたることになります。
 正しいマスクの着脱、適切な手洗いが重要であることは言うまでもありません。
 呼吸器検体の採取、気管吸引、挿管などのエアロゾル発生のリスクが高い処置を行う場合には、一時的に空気感染のリスクが生じると考えられているため、N95マスクを含めた対応も考慮します。
 もちろん、エアロゾル産生手技以外でも医療従事者の判断で、必要と思われる場合はN95マスクの着用も検討ください。
 基本は飛まつ・接触感染予防策ですが、地域・施設ごとの状況に応じて適宜対応を考えていくことが重要になります。

 2、陰圧個室での管理は地域・施設に応じて対応してください。

  入院が必要な症例に対しても飛まつ・接触感染予防策を徹底します。
 空気感染の可能性は低いことから通常のシャワー室・トイレ付きの個室管理が基本となります。
 陰圧個室での管理は必ずしも必要とは考えませんが、地域・施設の状況に応じて、陰圧個室での管理を行うこともあります。

                                  転載終わり。





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