新潟 対 Ｇ大阪

アルビレックス新潟　対　ガンバ大阪　　　３－２

アルビの３得点は　どれも　すばらしいゴールでした。
１点目は、右サイドを完全にくずした　なんちゃって　アーセナルみたいなゴールでした。最近のアーセナルでさえも　あんな素晴らしい崩しは　見れません。
アレのヒール　マルシオのライン上ギリギリのえぐりと、ワールドクラスのクロス　勲の２列目からの　飛び出し。
周りのサポーターから　『なん～～だやれば　できるじゃん！』　と声が飛び交いました。
その通り　右サイド攻撃のお手本です。

2点目　ワンちゃんのフリーのクロスは　カーブのかかった魔球のようでした。
ポストに当たり　中に入るのも、神がかりでした。

前半終了間際　北野が遠藤のワールドクラスのＦＫを横っ飛びして　はじき出したのには　驚いた。あの位置に飛んだＦＫは、なかなか獲れるもんじゃない。まるで海外の選手みたいでした。
よく触ることが　出来たね。あのＦＫを阻止し、同点にならなかったのが、この試合のポイントだったと思う。

３点目　ＦＫのきっかけは松尾の頑張りから、松下のＦＫを得たと思うのだが、
その後は、アレのヘッドはキショーが阻み、クリアボールが内田の豪快ミドルに繋がった。
どうして、あの場面、キショーはゴールを背中にあのポジションにいたのだろうか？
あれで、キショーに当たり、ボールが中に入ったとしても　オフサイドになる。
逆にボールが中に入らず良かった。　で、なければ　内田の劇的ゴールはなかった。
内田の涙のヒーローインタビューを聞いて　選手も相当　追い込まれていたんだなと思った。
セレモニー後　選手とサポはバックスタンドで　万歳をしていたが
2階席の天井まで、みんなが　バンザイをしている光景は　はじめてみた。
みんな　この瞬間を　待ってたんだね。
そして
ゴール裏でも同じく　２階席まで　バンザイをしていた。
メインのサポも　選手とバンザイをしようと　たくさんの人がワクワクして待っていた。
ところが　ゴール裏で　胴上げが始まった。
慶治と寺川だった。
ほとんどの人が　戦力外なんだなと認識した。
その辺から、メインのお客さんは、少しだけテンションが下がった。
周りから　『　バンザイやろうぜ！』と　声がかかったが
もう選手には、浮かれ気分は　なかった。
自分も、あの胴上げの光景を見たら　スゥ～～と　力が抜け、椅子に腰を降ろした。
とても、バンザイをやるような気分には　なれなかった。

あのようなかたちで戦力外を　知ったのは、初めてだったので、
メインスタンドは　バックやゴール裏とは　違う空気がスタンドを覆っていた。