橋上巨人を舐めた結果…

内海に無策な攻めを繰り返し完封負け。

この数週間…いい夢を見させられたファンはお気付きだったろうが、良い流れの時ほど首脳陣は緻密かつ豪快な野球を仕掛けなくてはならない。

この巨人戦を負け越した大きな原因は、野村カープの巨人を舐めた初戦にある。

交流戦後、個人の問題でまったく頭の働かない原監督。

そして、ゴタゴタする問題を昨年末から引きずり、シーズン前にも爆弾を投下され、やる気を失った巨人ナインを、ここまで野球の奥深さを示ながら、そして勝つ喜びを教えてきた橋上作戦コーチの存在を無視したツケである。

あの初戦…9回表に出塁した高橋由伸を全くの無警戒で進塁させた。

あれで巨人は、寝ぼけていたのを完全に起こされた。

その後のミーティングで、橋上コーチは吼えたハズ。

「オマエら、舐められてこのまま黙っとくのか…このままじゃ今年の広島には勝ち越せない。うちの野球の持ち味を忘れて、相手に合わせてどうなる。しっかりせんかい」

去年の巨人であれば、あのシーンは何でもないシーンだったろう。

しかし今年の巨人は違う。

自分にコーチのチャンスを与えてくれた球団のため、精一杯やろうという気概を持った男（橋上）が、選手の意識を変えている。

ここら辺りに、カープと大きな差を感じるのだが…

昨日カープの無策を見るにつけ…ベンチワークの重要性を余計に思い知らされた。