今日も国際関係アナリスト・北野 幸伯さんのメルマガからお伝えします。
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全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは！ 北野です。
私は、結構ストレスのある人生を送ってきました。
一番わかりやすいのは、モスクワに留学した時期です。
私が留学したのは1990年。
日本はバブル最末期で、90％以上の人が、「私は中流階級に属している」（つまり「そこそこリッチだ）と考えていた。
世界中から、「日本は天国のような国だ」と思われていた時代です。
（モスクワ国際関係大学の教授から、「万民が豊かになるという共産主義の理想は、ソ連ではなく日本で実現した」と称賛されました。）
そんな「天国」日本から、「パンを買うのに2時間行列に立たなければならない」ソ連の首都モスクワに行った。
どれだけストレスなのか、想像できるでしょう。
それだけではありません。
私が留学したのは1990年9月。（むこうは、9月から新学期。）
ソ連が崩壊したのは1991年12月です。
「留学した国が消滅した」
こういう体験をした人は、めずらしいことでしょう。
そしてその後襲ってきた大混乱。
1992年のインフレは、2600％。
治安は劇的に悪化し、私の知人・友人日本人の90％ぐらいは、襲われた経験があります。
私も、「両替詐欺」にあったり、路上で強盗にあったり、警察官からお金を奪われたり、最悪なのは民族主義者に襲撃されて死にかけたこともあります。
なかなか、ストレスフルな生活です。
そんな私は90年代、「ヤバイ！」と思いました。
メンタルがボロボロになっていったからです。
いえ、二段階あったのです。
一回目の「ヤバイ！」は、ソ連崩壊後、メンタルがボロボロになっていったとき。
二回目の「ヤバイ！」は、1998年に一文無しになったときです。
私は、「自分を変える」必要を感じました。
で、どうしたか？
いろいろな成功本を読み漁り、自分を変えたのです。
ですが、ポイントがあります。
どんなにいい本でも、１回読んだだけでは変わりません。
「いいこと知った。感動した！」
と思っても、1週間後にはすっかり忘れてしまいます。
読んだことを、自分のものにして、心、言葉、行動を変える方法は？
これは、【 同じ本を100回読むこと 】です。
冗談ではありません。
【 同じ本を100回読むこと 】です。
なぜ？
敬虔なキリスト教徒は、毎日聖書を読むのです。
そんな人が、ある人から、右の頬を殴られたとするでしょう？
敬虔なキリスト教徒は、殴り返すでしょうか？
これ、殴り返さないのです。
「誰かが右の頬を打つなら、左の頬をも向けなさい」
と聖書にあるからです。
毎日聖書を読んでいると、何か起こった時に、「嗚呼、聖書にはこう書いてあるよな」と自動的に考えてしまうようなのです。
「3日タルムードを読まない人は、ユダヤ人ではない」という格言があります。
だから、ユダヤ人（＝ユダヤ教徒）は、タルムードを繰り返し読みます。
若いユダヤ人が、「どうすれば幸せになれるだろうか？」と考えた。
すると、「心は財布に依存する」というタルムードの格言を思い出した。
「幸せになるために、しっかり金を稼ごう！」となりました。
このように100回読んだ本は、あなたの心に影響を与え、言葉と行動を変えていきます。
だから、人生を変えたければ、あなたが感動した本を、100回読めばいい。
「起きたらすぐ10分読もう」などと決めて、毎日読み続けていけば、人生が変わってきます。
では、どんな本を読めばいいのでしょうか？
もちろん、一人一人異なるでしょう。
参考までに、私自身が100回読んだ本を紹介しておきます。
いずれも超名著なので、一読し、「これはいい！」と思われたら100回読みにチャレンジしてみてください。
以下、北野が実際に100回読んだ本3選。
1、『マスターの教え』
詳細は↓
（＠私は旧版『運命の貴族となるために』を100回読みました。
『マスターの教え』と同じ内容です。）
100年ぐらい前に書かれた名著です。
1時間ぐらいで読めますが、「意識をコントロールする方法」が学べます。
2、『富と成功をもたらす7つの法則』
詳細は↓
（＠私は旧版を100回読みました。）
世界の超エリートが「メンター」と仰ぐ、ディーパック・チョプラの最高傑作。
あまり努力せずに、「自然に願いが叶う方法」が明かされています。
3、『運命を拓く: 天風瞑想録』
詳細は↓
パナソニックの創業者・松下幸之助、京セラ・KDDIの創業者・稲森和夫のメンター。
ロックフェラー3世も師と仰いだ日本人。
大谷翔平選手も学んでいることで知られています。
今の自分に不満な方は、だまされたと思って100回読みしてみてください。
かなりの確率で、人生変わります。
---owari---
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