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トランプ復活で世界は【弱肉強食】時代に逆戻り。今こそ学びたい【勝者の法則】とは?

2025年05月20日 | 政治・経済
今日も国際関係アナリスト・北野 幸伯さんのメルマガからお伝えします。

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全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは! 北野です。

トランプさんが戻ってきて、世界は変わりました。
【 弱肉強食の時代 】
が戻ってきたのです。

なぜ、そういえるのか?
トランプさんはデンマークに、「グリーランドを買収したい。売ってくれないなら、軍事力行使の可能性も否定しない」と主張しています。
トランプさんはパナマに、「パナマ運河を取り戻す。軍事力行使の可能性も否定しない」と主張しています。

カナダには、「アメリカの51番目の州になればいい」といい、トルドー前首相を「知事」と呼びました。
メキシコ湾の名称を、一方的に「アメリカ湾」にかえてしまいました。
「ガザをアメリカが所有する!」と宣言し、パレスチナ人を全員追い出す方針です。

一方的に関税の大幅引き上げを決定しました。
ウクライナ戦争の停戦については、大国アメリカと大国ロシアで協議され、犠牲者ウクライナの意見は無視されています。

これらすべては、【 弱肉強食的ふるまい 】です。

これまで、中国とロシアは、「弱肉強食的ふるまい」をしてきました。
中国は、南シナ海の90%を「我が国の物だ!」と主張。
勝手に埋め立て、軍事拠点化しています。

2016年7月に常設仲裁裁判所が、「中国の南シナ海の9段線主張には法的根拠がない!」と判決をくだした。
しかし、中国はこの判決を無視して、埋め立て、人工島建設、軍事拠点建設をつづけています。
まさに、【 弱肉強食 】!

ロシアは?
「ウクライナはルガンスク州、ドネツク州のロシア系住民を迫害している!」といって、ウクライナ侵略を開始した。
ところが、2022年9月には、全然関係ないザポリージャ州、へルソン州も併合した。
これもまさに、【 弱肉強食 】です。

これに対し、バイデン・アメリカは、本音はどうあれ、「国際法の守護者」「弱者の味方」としてふるまってきました。
ところが、「アメリカ・ファースト」のトランプさんは、「国際機関」「国際法」「弱者を守ること」などには、まったく興味がなく、

習近平やプーチンと同じふるまいをはじめたのです。
習近平のスローガンは、「中国の夢!」。

トランプのスローガンは、「アメリカを再び偉大にする!」。
この二つのスローガン、本質は同じでしょう。

【 弱肉強食 】

あまりいい響きではありません。
人類は、第一世界大戦、第二次世界大戦の悲劇を通して、賢くなったのでは?

奴隷制度を廃止し、植民地を手放し、黒人と白人のハーフ、オバマさんがアメリカ大統領になり、黒人と白人のハーフ、メーガン・マークルさんがイギリスの王子と結婚した。

インド系のスナクさんがイギリスの首相になり、インドージャマイカ系のハリスさんがアメリカ副大統領になり。

人類は、弱者にも優しい、万民平等の世界に向かっていたのでは?
確かに、戦後ほぼ一貫してそういう流れがありました。

しかし、中国やロシアが、好き勝手にふるまっても、国連にはどうすることもできない現実。
それで、アメリカ合衆国も、【 俺たちも弱肉強食のルールでやらせてもらう! 】となったのでしょう。

▼歴史的に、【弱肉強食】が「ノーマル」という残酷な事実
既述のように、私たち人類は二つの大戦後、「弱肉強食はやめよう!」「万民平等の世界を創ろう!」と努力してきました。

しかし、その前の長~~~~~~~~~~~~~~~~い人類歴史を見ると、常に弱肉強食という価値観をベースに【 覇権戦争 】が繰り返されてきました。

「覇権戦争」
私たちが真っ先に思い出すのは、ここ500年くらいの歴史でしょう。

・ポルトガル 対 スペイン
・スペイン 対 オランダ
・オランダ 対 イギリス
・イギリス 対 フランス
・イギリス 対 ドイツ
・アメリカ 対 ソ連
・アメリカ 対 中国
まさに、「絶え間ない覇権戦争」です。

しかし、もっと大昔までさかのぼると、覇権戦争は
・ホモサピエンス  対  他の人類
からはじまったのです。

私たちは、人類の進化について、
猿 → 猿人 → 原人 → 旧人 → 新人
と、一直線の図を思い浮かべます。

しかし、実をいうと、私たちの祖先ホモサピエンスと同時代に存在した「他の人類」もたくさんいたのです。

ホモサピエンスは、その他の人類に勝利して、別の言葉でいえば、
「他の人類を滅ぼして」
サバイバルしてきた。
だから、人類最初の覇権戦争は、

・ホモサピエンス  対  他の人類
だった。

その後、「ホモサピエンス内の覇権戦争」がはじまり、
ヨーロッパ人が世界征服に成功する
という流れです。

▼勝者の残酷、敗者の悲惨
覇権戦争は、ず~~~~~~とつづいている。
そして、私たちが知らなければいけないこと。

それは、
「覇権戦争の勝者は、概して【総取り】し、
敗者は、概して【すべてを失う】
ということ。

たとえば私たちの祖先に負けた他の人類は、大げさでなく、この世から消滅しました。
北アメリカに元から住んでいた人の95%は殺され、生き残った人も、すべて奪われました。
また、100年前を見れば、世界のほとんどは欧米列強の植民地だった。

今は、変わった?
確かに、露骨に「植民地をつくります」と宣言する国はいません。
ですが、ウイグル人100万人は強制収容所にいて、
ウイグル女性は不妊手術を強制され、
親子は引き離され、別々に生活させられている。
そして、大人も子供も、ウイグル語、イスラム教を禁止されている。

@必読資料↓

私は常々、「善悪論で歴史を見ることも大事だが、それに加えて
【勝敗論で見ることも重要】
という話をしています。

その理由は、「負けたら悲惨になる」ことが、わかっているからです。
▼人類史を通じて存在する、【勝ち組の法則】
繰り返しになりますが、人類の闘争史を見ると、
ホモサピエンスが他の人類に勝ち、

ヨーロッパ人が、他のホモサピエンスに勝ち、
という流れです。

ところで、勝った勢力は、なぜ勝てたのでしょうか?
勝った勢力は、その後どうなって、
負けた勢力は、その後どうなったのか?
勝ち組負け組の法則性はあるのか?

これを学べば、これからの時代、
1、私たちが勝ち組になる方法
2、日本が勝ち組になる方法
も見えてくるでしょう。

私たちは「勝ち組」「負け組」というとき、それほど深刻な意味で使っていません。
しかし、歴史を振り返ってみるとき、「負け組」は本当に悲惨です。
ですから、負け組にならないよう、切実に自分と日本国の未来に向き合う必要があるのです。

トランプさんが返り咲いて、世界のルールが変わっています。
「国際法」「国際機関」「国際協定」「経済の相互依存強化」といった「理想主義的アプローチ」は捨て去られ、
「力のあるものが欲しいものを得る」
という戦前状態に逆戻りしている。

それは、「困ったこと」ですが、長い人類歴史の中でも「通常モードに戻った」ともいえる。
それで、私たちも、日本国も、古くて新しい【 弱肉強食時代の勝者の法則 】を理解し、体得しておく必要があるのです。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・ルールが弱肉強食にかわった(戻った)ことはわかりました。
ですが、どこで、弱肉強食時代の『勝者の法則』を学べますか?」

こちらで学ぶことができます。
いますぐ、ご確認ください。↓

既にごらんになられた保泉さまは、こう感想を書かれました。
〈ホモサピエンスの生存競争からみる人類の特性と認知革命、農業、牧畜革命などから政治の力学、お金のリアルなど...

現在の現象を大きな流れから読み解き、今後日本がどのように戦略立てて繁栄していけるのかについて解説してくれる。

参考書籍や公開文章を用いて客観的で論理的に何が本当で何が憶測か今後日本がどのように物事を考え取捨選択していかなければならないのか、根拠と事例を踏まえて一歩も二歩も具体的に提案頂けました。

戦略的で合理的に考え抜かれた提案に「確かに、そーだな」と、思わず納得させられてしまいます。〉
――

すでにごらんになられた他の皆様の感想は、こちらのページ下で読むことができます。↓

---owari---

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