今日も国際関係アナリスト・北野 幸伯さんのメルマガからお伝えします。
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全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは! 北野です。
今日の「お勧め本」は、高橋洋一先生の
◆『財務省亡国論』
詳細は↓
です。
皆さん、高橋洋一先生のことはご存知でしょう。
故安倍元総理のブレーンとして知られています。
東大理学部数学科を卒業。
その後、東大経済学部経済学科に編入。
1980年、大蔵省(現財務省)に入省。
2006年、第一次安倍内閣で内閣参事官。
2020年、菅内閣で内閣官房参与(経済・財政政策担当)。
高橋洋一先生は、田村秀男先生や藤井聡先生同様、安倍元総理と交流がありました。
安倍さんのアベノミクスは、高橋先生、田村先生、藤井先生のいうことを素直に聞いていた時、絶好調でした。
しかし、3人の先生の反対を押し切って、消費税を2回引き上げたことで、「暗黒の30年」が確定してしまったのです。
高橋先生は、大蔵省(現財務省)出身ということで、財務省の表も裏も全部知っています。
そして、なぜ財務省が、国民の苦しみを完全に無視して、ひたすら増税に励むのか、その動機を知り尽くしています。
この本にもそのことが書かれています。
しかし、この本の特徴は、財務省の「増税しないと国家破産するぞ!」という説への反論が【 理論的に 】なされていることでしょう。
この本のタイトルは、『財務省 亡国論』ですが、「経済学の勉強」にも最適です。
具体的には、
・「経済成長と失業率の関係」=「オークンの法則」
・「物価と失業率の関係」=「フィリップス曲線」
・GDPギャップとは?
・賃金上昇と失業率の関係
・日本が経済成長できない二つの呪縛
・プライマリーバランスの罠
・経済から見た「大阪万博」
・「インフレとデフレ」
・日銀の金融政策とは?
・政府が行う財政政策とは?
・金融政策と金利の関係
・「マイナス金利」の意味
・利上げと失業率の関係
・マンデル=フレミングモデルとは
・絶対成功する経済政策とは?
・財政出動と増税
・今の円安はどうなのか?近隣窮乏化とは
これだけ見ると、「超難しそう!」と思うかもしれません。
しかし、本当に頭のいい人は、「難しいことをわかりやすく話せる人」です。
高橋先生は、本当に頭のいい人なので、とてもわかりやすく、経済の本質が理解できるようになります。
最近メルマガの読者さんから、
「なんとなく財務省が暗黒の35年の元凶であることはわかります。
『しかし、103万円の壁を178万円まで引き上げると、税収が8兆円減る。どうするんだ!?』
といわれると、『どうするんだろ~~~』とわからなくなってしまいます」
といったメールをよくいただきます。
そういう人にこの本はお勧めです。
この本をしっかり読めば、「財務省の主張のどこが違うのか」理解できるようになるでしょう。
高橋洋一先生は、財務省の説明の矛盾点を理論的に暴露されているので、財務省の中では、
「高橋洋一を3度殺しても、殺したりない!!!」
といわれ、嫌悪されているそうです。
要するに、高橋先生の本には、思い切り「不都合な真実」が書かれているということでしょう。
なぜ、1988年一人当たりGDP世界2位だった日本が、2024年39位まで落ちたのか。
なぜ、日本は暗黒時代が35年もつづいているのか?
これを読めば、【 理論的に 】理解できるようになります。
お勧めです。
◆『財務省亡国論』
詳細は↓
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最近、「財務省解体!」のデモが各地で行われていますが、
メディアはその出来事を伝えていません。
「財務省」は本丸ではありません。本丸に動かされている組織だと思います。
メディアもその本丸に支配された組織で国民を誘導し、洗脳している組織だと思います。
「財務省解体!」と同じように「メディア解体!」が叫ばれても致し方ないと思うのですがどうでしょうか。
邪悪なるものきっちりと見据え、行動する覚悟が大切だと思います。
---owari---
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