(「自分を振る相手」を潜在意識が求めている?)
「恋愛問題」等についても、若い人の場合、“逆”の結果になるような相手を選ぶことがよくあります。
何か高みを目指している人や、将来、何か大を成そうと思っている人は、異性から振られやすいので気をつけてください。「振られやすい」という言い方には語弊(ごへい)があるかもしれませんが、そうした人には、「結婚や恋愛で自分が挫折(ざせつ)するような相手を好きになる傾向」がよく見受けられます。
それは、実を言うと、「自分の潜在意識において、断られる相手を探している」からなのです。男性であれば、要するに、手が届かないような「高嶺(たかね)の花」にぶつかっていく人が多いわけです。
なぜ、そのようなことをするかというと、結局、自分を高めたいからです。つまり、本心では、「自分は、このままでは駄目だ。もっと自分を高めたい」と考えているのです。
永遠に自分を高めていくには、どうしたらよいでしょうか。そのためには、永遠に手が届かない「永遠の女性」なるものがいればよいわけです。永遠の女性というのは本当はいないのですが、絶対に自分を断ってくれる女性であれば、永遠の女性になりうるので、まずは断られる相手を選びがちなのです。
そういう女性にぶつかっていけば、断られて、当然ショックを受け、心がえぐれます。そして、深く“潜(もぐ)って”、再び出てくるまでに数年、あるいは十年かかることもあります。その間、「自分は駄目なんだ、駄目なんだ」と、自分をいじめながら努力するわけです。
「自分を高めたい」と思っている人は、無意識のうちにこのようなプロセスを踏むことがあるので、気をつけてください。
やはり、「失恋したから自分は駄目なのだ」などと思わないほうがよいと思います。自分を高めるために、無意識のうちに、うまくいかないような相手を選んでいることがよくあるのです。優れた人ほど、そういう傾向があることを知ってください。
(「小悪魔タイプの女性」の正体とは)
それから、女性にも同じようなことがあります。ここでは、いわゆる「小悪魔タイプの女性」について述べてみましょう。これは、“新しい法”です。
小悪魔タイプの女性というのは、男性にとって非常に悩(なや)ましい存在です。こういうタイプの女性は、往々(おうおう)にして魅力的なのです。
しかし、近づいていくと、“逆襲(ぎゃくしゅう)”を受けるため、「嫌われているのか」と思います。そう思っていると、今度は逆に、「好かれている」ように見えてくる。こうして、男性が翻弄(ほんろう)され、弄(もてあそ)ばれる感じになります。
こういう小悪魔タイプの女性がいるのですが、若い男性には、これがよく理解できません。この“小悪魔”の正体が不明で、いったいこれをどう見たらよいのかが分からないわけです。
しかし、その正体は意外に単純です。“小悪魔”とは、非常にプライドが高い一方、非常に大きな劣等(れっとう)感を持っているタイプの女性なのです。
そういう女性は、非常に「自尊心」や「プライド」が高いのですが、もう一つ、非常に大きな「劣等感」も持っていて、その両方が本人のなかで交錯(こうさく)しています。それらが交互に出てくるため、男性が迫(せま)っていくと、猫がネズミを弄んでいるような感じになってしまい、男性のほうは何が何だか訳が分からなくなるのです。
女性のほうも、自分が小悪魔的なタイプであることはよく分かるのですが、「どうすれば“小悪魔”でなくなるか」ということが分からないので、つい、そのようなことをしてしまうわけです。
こういう女性の場合、「自分は非常に自信がある一方で、深い劣等感を持っているために、そのようになっているのだ」ということを知っておいたほうがよいと思います。
そのような自己像をはっきりと知ることによって、もう少し「素直な自分」というものを外に出すことができるのです。
(「恋愛成功の秘訣」を一言で言うと)
「私はこんな人間です」ということを素直に出すことができたなら、誤解されないような人間になることができます。
やはり、「相手を理解できる」ということが、恋愛で成功する秘訣(ひけつ)の一つなので、お互いに理解し合えるようになることが大事です。「お互いに誤解し合い、相手を理解できない関係」は、あまり幸福ではありません。
こうした問題をブレイクスルー(突破)して切り抜けるためには、やはり、「新しいものの見方」を発明しなければならないと思います。
これも、「創造性」の一面です。
---owari---
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