今日も国際関係アナリスト・北野 幸伯さんのメルマガからお伝えします。
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全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは! 北野です。
皆さんご存知でしょう。
トランプ大統領は2月1日、メキシコとカナダに25%の関税、中国に10%の追加関税を課す大統領に署名しました。
これで、世界中大騒ぎになっています。
しかし3日、トランプさんは、メキシコ、カナダの首脳と話し、関税発動を1カ月遅らせることで合意したそうです。
トランプさんの高関税政策。
選挙戦中からずっと主張していました。
だから、私自身に驚きはありませんでした。
前々から書いていますが、トランプさんは、基本的に「有言実行」です。
「パリ協定から離脱する」といって、実際に離脱する。
「WHOから離脱する」といって、実際に離脱する。
「TPPから離脱する」といって、実際に離脱する。
「イラン核合意から離脱する」といって、実際に離脱する。
「不法移民を追放する」といって、実際に追放している。
もちろん、すぐ実現できないこともあります。
たとえば、「ウクライナ戦争を24時間で終結させる」といった約束は、相手(ゼレンスキー、プーチン)がいるので、実現できなかった。
しかし、それはトランプが「思ってもいないことをいっている」のではなく、「やりたいけれどうまくいかなかった」ということです。
彼は基本的に、「心」「言葉」「行動」が一致している「極めて稀な」大統領といえるでしょう。
だから「トランプは読みにくい」ということはなく、基本的に「彼はいったとおりに行動する」ので、「とてもわかりやすい」のです。
さて、皆さん、気づいておられるでしょうか?
トランプは、中国、カナダ、メキシコに高関税を課すことを宣言しました。
これは、「公約通りに動いた」といえるでしょう。
しかし、トランプ最大の公約、最大の課題は、「インフレ退治」でしょう。
トランプが勝てた最大の理由は、バイデンとハリスが「インフレ退治できなかった」からです。
だから、トランプは最優先で「インフレ退治」をしなければならない。
でも、彼がしているのは、「関税を上げること」。
これ、おかしいでしょう?
関税を上げたら輸入品の値段が上がって、インフレがさらに進んでしまいます。
関税を上げつつ、インフレも退治する?
トランプはこの矛盾をどう解決しようとしているのでしょうか?
無料動画内で解説していますので、是非ごらんください。↓
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---owari---
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