どくだみ茶とハイネケンビール

来し方の思いや世相への老年の主張

朝日新聞

2014-09-29 22:15:46 | 世相
 私は昭和19年生まれではあるが当然のこと、戦争経験はない。しかし当時は食糧や物資不足の折であり、幼い時の記憶は寒く、いつも空腹であったことしか覚えていない。小中高時代は日本は戦争中、悪いことしかしていないと教わっていた(日教組全盛時代の世代でもあった)。よって戦争でなぜ人を殺せるのか疑問であり、わからなかった。
 ただ、私が20代のころは職場の先輩の戦争経験者はまだ健在で、酒の席でそれを聞くことは出来た。その複数の先輩に当時の心境を訊いたところ、「君ね、誰でもはじめから人に向かって鉄砲を打つなんぞ出来はしない。だが、さっきまでタバコを共に吸っていた戦友が敵の銃弾で斃れたのを目の前にしたら『コノヤロー』となってしまうよ」と言われ納得した。敵味方ともお互い憎しみの連鎖であったのであろう。また、従軍慰安婦については「居たよ、鉄カブト(コンドーム)を持たされて並んで待っていたものよ。日本人と朝鮮人の慰安婦がいて朝鮮人の方が日本人より安かった。でも日本人の方が情があり、お互い労りあったもんだ」
 さて十数年前、朝日新聞の勧誘員(当時の各社の新聞勧誘員は一般的に強面で、応対していた家内が私にスイッチ)が来た際、私は「私は右で、お宅は左。できればS紙に変えたいくらいだ」と断ったところすんなり引き下がったことがある。その朝日新聞が「吉田証言」が虚構であり慰安婦の強制連行が間違いであったことを認め、評論家たちが朝日の非をとがめている。そして朝日に「誤報、ねつ造の謝罪をしていない」などと批判しきりである。
 しかし哀しいかな、元となる吉田証言、朝日の恣意的な誤報・・いずれも日本発である。他国が根も葉もない批判をしたのであれば抗議も出来るが日本発の一人相撲とあれば国際的な理解は得られず、ひとり「朝日」に責を求めても「時すでに遅し」であろう。
 考えれば「朝日」は戦前の多くの「戦意高揚」記事掲載の反省として反戦ポリシーに徹したのであろうが、そのポリシーの根底に日本や自分達の父祖に対する尊敬や信頼を欠如したものがあったのではないか。
 以前の私の記事でも言っているように当時の日本兵は世界でもトップの教育や道徳観を持った兵隊である。中国が言う、赤子を宙に抛りあげ銃剣で串刺しするような兵ではない。前戦に向かう兵士の手記には「泣いている赤子の前に兵等はご飯や飴を置いて行軍した」とある。
 もう一つ言う。従軍慰安婦は強制がなくても、女性の人権と尊厳を奪ったとのことであるが、女性のみならず、戦争とは「徴兵により、平和に生きたい男性の自由と尊厳を奪う何物でもなかった」ものである。
キリスト曰く「罪なき者まず石を持て打て」・・・韓国の米兵への慰安婦、中国はもちろん欧米、多くの日本婦女子を辱めたロシアよ。日本を非難して恥じいることはないのか?

広島県竹原市(NHKマッサンの舞台)を散策してみました。






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