遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

朴槿恵の矛盾 ベトナム戦争での韓国軍兵士の行為は「自由を守るための戦争」の行為?

2013-10-07 23:10:32 | 慰安婦問題
 無視すると言いながら、またまた朴槿恵の話題になってしまいます。どうしても看過できない言動が多い朴槿恵です。
 約一月ほど前の話ですが、朴槿恵がベトナムを訪問していたのだそうですね。ベトナム戦争での韓国兵の暴挙については多くの方々がとりあげておられることですが、ベトナムを訪問した朴槿恵は一切このことには触れなかったのだそうですね。ベトナム派兵は父・朴正煕大統領(当時)が決断・実行したもので、「自由を守るための戦争」と位置付けて、2001年、金大中大統領(当時)がベトナム訪問の際謝罪した時には、「参戦勇士の名誉を傷つけるものだ」と批判していたのだそうですね。

 
ベトナム訪問の朴大統領 過去の戦争の歴史で謝罪せず - MSN産経ニュース

 
訪越で謝罪しなかった朴大統領 (10/7 産経 【正論】平和安全保障研究所理事長・西原正)

 
韓国の朴槿恵大統領は9月7日から5日間、ベトナムを訪れた。滞在中、大統領の口からは、ベトナム戦争中に南ベトナムに派兵された、約30万人の韓国兵が犯した婦女暴行や住民虐殺への謝罪は一切なかった。この点に日本政府が何らかのコメントをすることが、中長期的な日韓関係の改善に役立つのではないだろうか。

≪「過去を直視せよ」は偽善か≫
 朴大統領は就任以来、日本に対し「過去を直視せよ」と迫り、安倍晋三首相との首脳会談も拒否している。例えば、8月15日の光復節の演説でも、「過去を直視する勇気と相手の痛みに対する配慮がなければ未来を開く信頼を重ねていくことは厳しい」と述べた。だが、韓国兵に暴行されたベトナム人女性や虐殺されたベトナム人遺族に、「過去を直視する勇気と相手の痛みに対する配慮」を示すことはなかったのである。
 日本からすれば、「日本には、『過去を直視せよ』『相手の痛みに配慮せよ』と鋭く要求しておいて、自国のことになると、知らぬ顔をしているのは偽善的ではないか」ということになる。
 韓国は中国と同様、歴史問題を政治目的に利用してきた。よく韓国や欧米の知識人は、日韓の歴史認識のこじれを独仏間の和解と対比させるが、独仏間は和解への真摯(しんし)な努力をした。
残念ながら、韓国は「従軍慰安婦」を「性奴隷」と決めつけたり、数を故意に膨らませたり、「軍による強制連行」説を捏造(ねつぞう)したり、慰安婦像をあちこちに建てたりして、日本の名誉を傷つけ、日本を貶(おとし)めるのに使っている。独仏関係にはない、この誠実さに欠ける態度が日本側を刺激
して、河野談話の修正を求める動きにつながってきた。
 この問題に関する韓国の国内事情は実は複雑で、統合進歩党をはじめ左翼政党、左翼労組、左翼教組などが北朝鮮の指示ないしは意向をくんで日韓の亀裂を画策してきたといわれている。この
「従北勢力」に韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)という組織があり、慰安婦問題を執拗(しつよう)に掲げて慰安婦像をソウルの日本大使館前に設置したり、慰安婦への補償を要求したりしている
とされる。

≪歴史認識を政治利用する韓国≫
 
韓国政治は明らかに左に振れている
。一昨年のソウル市長選では左翼市民運動家の朴元淳氏が当選し、昨年12月の大統領選でも、ソウルは2大野党の民主統合党と統合進歩党を合わせた得票率が与党セヌリ党のそれを上回った。この9月初めには、先の統合進歩党関係者3人が内乱陰謀容疑で国会決議によって逮捕されている。首謀者の李石基容疑者は5月の秘密集会で、有事(北からの指示など)に備えて武器を収集し、石油、通信施設の襲撃準備をすべきことなどを協議していたという。
 
左翼勢力は強い反日イデオロギーを浸透させようとしており
、親日派の朴正煕大統領の娘として朴槿恵大統領には歴史認識問題で日本に譲歩するのは政治的リスクが大きすぎるのであろう。大統領は韓国主要紙が安倍首相につけた、「極右ナショナリスト」のレッテルを修正するようメディアを誘導する意思もないようだ。
 歴史体験が異なる国民が歴史認識の相違を簡単に解決できるわけがない。歴史認識は、それぞれの国の愛国心や誇りも絡み、関係国の政府レベルで合意に達するのは極めて困難である。歴史認識の議論は、政府間の協議事項から外して学者やジャーナリストなどの専門家に任せるしかない。
 それにより、歴史認識の相違の政治利用を防止できる。9月の初めに韓国国防大学が催したシンポジウムに招かれた折、筆者は歴史認識問題を日韓政府間の協議事項から分離すべきだと提案してみたが、案の定、韓国側からは、パネリストにしろ、会場の出席者にしろ賛同の声はなかった。

≪日韓の政府協議事項から外せ≫
 「それは無理だ」とし、「そんな前例があるのか」と質問してきたので、筆者は「前例はある」と言って日米間の歴史認識を説明した。「米国が広島、長崎に投下した原爆は何十万という日本の市民を殺戮(さつりく)した。これを人道的な罪だとする認識と、これ以上の米兵の犠牲を防ぐためには原爆投下によって戦争を終結するしかなかったとする認識があるが、日米はこれを政府間の協議事項とはしなかった。それによって今日強固な日米同盟ができている」と。
 独仏、ドイツ-ポーランド、日本と東南アジア諸国の間の和解などが継続しているのも、歴史問題を政府レベルで議論することを封印してきたからである。

 実は
韓国も、ベトナムに対しては歴史認識(ベトナム戦争中の韓国兵によるベトナム人に対する蛮行)を政府間の協議事項としないことで、1992年に国交を正常化している。ベトナム側が協議事項としなかったことが、韓国には幸いしたのである。日本は、韓国がこの蛮行に対して何の償いもしていないことを想起させながら、歴史問題を外して、両国間の重要な問題に取り組むべきことを促すべきではないだろうか。(にしはら まさし)

 基本的には、越韓の二国間の問題は二国間で、日韓の二国間の問題はその二国間で解決すべき問題で、越韓のことに口出しできる筋の話ではないと考えていますが、朴槿恵の豹変ぶりには開いた口が塞がりません。
 西原氏が提言される、日本政府が何らかのコメントを発するというのは、日本政府が朴槿恵ごときのレベルと同じ土俵にあがることになるので反対ですが、日本のメディアや有識者の方々が声を大にして、朴槿恵の手のひら返しと、韓国軍兵士の暴挙は世界に広く喧伝すべきです。
 なんでも政府に依存するのではなく、機動的な官民の分業が大切です。法に係るものではなく、手のひら返しという道義の問題は、民間で訴えるほうが適していると考えます。

 韓国内の新聞でさえ日本に対してしきりに「歴史直視」を要求していることと矛盾すると皮肉が出ているそうですが、「間違った歴史認識にとらわれている日本を比較することになる」とか「日本への圧迫の意味もある」と書いている新聞もあるのですね。
 これに対しベトナムは「米韓による侵略戦争」とベトナム戦争を定義づけていますが、1992年に国交を結んで以来、謝罪や反省、補償など一切求めず、未来志向で協力関係を築く姿勢を貫いています。ベトナムの大人の姿勢に、韓国の低レベルの態度が包み込まれ助けられているのですね。もちろん、朴槿恵などには理解されていないベトナムの懐の深さです。
 
 西良氏は、歴史問題を政府協議から外すよう提案しておられますが、それは日本政府も既に理解し行おうとしていることですが、朴槿恵がひとりこだわっているのです。
 黒田論説委員が記事に書かれている通りで、韓国紙が言う、越韓の関係を日韓に照らし、日本へ圧力をかけると言うのなら、その前に、自らの立場を照らし合わせて考えてみることをお勧めします。それで、気付く様な朴槿恵ではないでしょうけど。
 公約不履行で支持率が下がり始めている朴槿恵は、一段と反日攻勢を強めるしか、大統領の座を守れなくなるのでしょうから、御気の毒ですが、同情して放置していては日本の信用が堕ちます。
 ベトナム戦争での韓国軍兵士の暴挙と、それに対する朴槿恵の手のひら返しは、民間の力で広く世界に喧伝していきたいものですね。



 # 冒頭の画像は、朴槿恵とベトナムのグエン・タン・ズン首相




  この花の名前は、アカバナユウゲショウ


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