遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

バイデン政権の「やるやる」発言 Xデーは何時?

2022-02-22 01:33:55 | ロシア全般
 ロシアのウクライナ侵攻は、ロシア側の軍の撤退報道にも関わらず、世評は収まっていません。
 特に執拗なのは、バイデン大統領の米国。
 果たしてプーチンのロシア侵攻はあるのか、バイデン氏のやるやる発言のけん制で、封じ込められるのか。如何。ジャーナリストの歳川隆雄氏が解説しておられます。

 「露大統領が侵攻決断と確信」バイデン氏 - WSJ

 
【歳川隆雄 永田町・霞が関インサイド】バイデン政権の「やるやる」発言…ウクライナ侵攻「Xデー」は21日か 過剰な警告重ねた真意とは - zakzak:夕刊フジ公式サイト 2022.2/21

17日午後(米国東部時間。以下同じ)、ジョー・バイデン米大統領はホワイトハウスで記者団、続いてアントニー・ブリンケン国務長官も国連安保理事会で「ロシアが数日内に侵攻する可能性が高い」と語った

ウクライナ情勢をめぐる緊迫度が増したこの間の、米CNNテレビの際立った番組について触れたい。13日(日曜日)の「Inside Politics」(ウイークデーは午後12時~。日曜日のみ午前8時~)と、「State of the Union」(日曜午前9時~)である

前者の番組は、リベラル系の米紙ニューヨーク・タイムズ、米誌ニューヨーカー、ニュースサイト・アクシオス、CNN記者が出演、最新のロシア軍動向情報などを披瀝(ひれき)した。さらに、アフガンからの全面撤退の教訓から、バイデン政権が過剰な警告を発していると各記者の見方は一致した。

後者の番組に出演したジェイク・サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)の「ロシアの軍事行動がいつ起きても不思議ではない」発言は日本でも大々的に報道されたので読者も覚えているはずだ。

同番組のアンカーマン、ジェイク・タッパー氏が「16日侵攻」の可能性を引き出すべく誘導するも、さすがにサリバン氏は言質を与えなかった。それでも、「侵攻は空爆とミサイル攻撃が先行し、その後に戦車部隊が侵入して領土(ウクライナ)制圧になる」と言わせた。

そもそも、「16日侵攻」説は、米国家安全保障会議(NSC)がその前週、米上下院有力議員への非公式ブリーフで、「15日には侵攻準備が終わり、いつでも決行できる」と述べたことに起因する

そして、PBS(米公共放送)も11日に、「ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がウクライナ侵攻を決断、軍部に作戦遂行を命じた」と報道した。

サリバン氏は直ちに、「プーチン大統領が最終決断を行ったとは断定していない」と否定してみせた。だが、政治専門サイト・ポリティコは「バイデン大統領が欧州首脳にウクライナ侵攻は16日になるだろうと伝えた」と追撃したのである。

かくして、「ロシア16日にウクライナ侵攻決行」説が世界中に流布された。

その後、15日の独露首脳会談実現、ロシア国防省の「一部部隊の撤収」発表、さらにバイデン氏の「外交解決へ努力」言明などで緊張緩和への淡い期待感が強まった

しかし、
バイデン政権の「やるやる」発言はロシアの侵攻があれば「それ見たことか」となければないで「危機感を煽ったのが正解だった」と言い募る腹積もりなのだ。「Xデー」は21日? (ジャーナリスト・歳川隆雄)
 # 赤色加筆部が多くなり見づらくて恐縮です。
 
 プーチン大統領の五輪にまつわり衆目を集める過去の例に習った侵攻は不発で、むしろ軍の撤退映像を流すなどして、侵攻撤収をアピールしていますね。
 ところが、米国のバイデン米大統領や、ブリンケン国務長官も、侵攻は近いとの発言を強めています。

 何故か!
 ひとつは、侵攻が近いと言い続けることで、プーチンの作戦タイミングをけん制出来ること。
 もうひとつは、歳川氏が指摘しておられる、アフガンからの全面撤退(失政)の教訓から、バイデン政権が過剰な警告を発していると米紙各記者の見方は一致したという線。

 そもそも、「16日侵攻」説は、米国家安全保障会議(NSC)がその前週、米上下院有力議員への非公式ブリーフで、「15日には侵攻準備が終わり、いつでも決行できる」と述べたことに起因すと歳川氏。
 政治専門サイト・ポリティコは「バイデン大統領が欧州首脳にウクライナ侵攻は16日になるだろうと伝えた」と。
 かくして、「ロシア16日にウクライナ侵攻決行」説が世界中に流布されたと歳川氏。

 バイデン大統領にすれば、アフガン撤収の失政での支持率低下はどこかで回復させないといけないと言う責務を抱えている。この機に成果を得たい。
 ロシアの侵攻を止めれば回復間違いなし。そこで、ブリンケン国務長官、サリバン報道官と連携させ、プーチンの情報戦術への陽動作戦。

 しかし、そのおかげかどうか、世界に蔓延した、16日侵攻開始説は、事なきを得ました。歳川氏の21日説も外れ。

 キツネとタヌキの騙し合い合戦。
 欧州勢が、米露の話し合いの仲介を進めています。軍事衝突が避けられる事を願います。

 それにしても、元外務大臣を経験している岸田氏。経験を自慢していますが、今回、蚊帳の外。ご自慢の経験の実績が、失政ばかりが衆知だから?就任してからも、バイデン氏が北京五輪への「外交的ボイコット」を提唱、賛同を募る中、米中二股外交で躊躇。それを見透かされ、首相就任に伴う訪米面談会談申し入れをながらく放置、その後オンライン会談に格下げの、かつてない日米関係に傷をつける大失政。
 
 G7で、メルケル氏とトランプ氏の仲を取り持った安倍氏の足元にも及ばない、むしろ信頼を棄損している岸田政権。このままでは、日本は孤立、沈没しかねない!



 # 冒頭の画像は、岸田総理


 

  この花の名前は、トキワイカリソウ


2月22日は、竹島の日

 1953年6月、島根県が竹島に建てた日本の領土であることを示す標柱

杉原由美子氏による絵本「メチのいた島」読み聞かせ - YouTube


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