韓国・李大統領側近が竹島に韓国軍駐留を言及

　韓国の李明博大統領側近の李在五特任相が、竹島を訪問（12日）し、大統領の竹島訪問や韓国軍の駐留を検討する用意があることを明らかにしたのだそうです。
　韓国は、竹島の実効支配を強めるべく、3月にはヘリポートの改修工事に着手し、「総合海洋科学基地」の建設も発表していましたが、日本の大震災被害の混乱に乗じてロシアを真似ての実効支配の強化を進めようとしています。
　中露韓の三国は、それぞれの日本の主権侵害に対する民主党政権の反応を確かめながら自国の戦術をエスカレートさせてきています。

　NEWSポストセブン｜韓国の竹島海洋基地建設計画　自衛隊の能力を見極める意図も

時事ドットコム：大統領の竹島訪問提案も＝韓国特任相

　【ソウル時事】韓国の李在五特任相は１２日、竹島（韓国名・独島）を訪問した。「竹島は日本領土」との内容が多く盛り込まれた日本の中学教科書検定結果への対抗措置で、聯合ニュースによると李氏は「必要なら（李明博）大統領が訪問し、独島がわれわれの領土であると全世界に宣言することを提案する」と語った。
　李氏はまた、海洋警察が担っている竹島の警備に軍が加わるべきだとの考えを表明。「必要であれば、独島関連の２８事業を年内に実現するよう各部署に求める」と述べ、竹島の実効支配を強める構えを見せた。

　大統領がドサクサ紛れに不法占拠中の島を訪問し、実効支配を強める。どこかの国が実行して実効支配を強めた成功例に学んで真似をしようというものですね。インフラを整備するのも真似ていますね。
　「総合海洋科学基地」などの建設について、自民党の領土に関する特命委員会が行動しました。
　

竹島施設計画　中止求め決議　自民特命委　（4/13 産経）

　韓国が竹島近海の洋上に「総合海洋科学基地」などを建設する計画を打ち出したことを受け、自民党の「領土に関する特命委員会」（委員長・石破茂政調会長）は１２日、計画の即時中止を求める決議をまとめた。この問題に関する日韓両政府の閣僚級協議の設置も求めた。近く駐日韓国大使に申し入れる。
　一方、松本剛明外相は１２日の参院外交防衛委員会で「すでに外相会談などでわが国の立場は申し入れている」と述べ、閣僚級協議に否定的な考えを示した。
　この問題をめぐり、佐々江賢一郎外務事務次官は５日、韓国の権哲賢駐日大使を呼び、抗議している。

　韓国紙の報道では以下の様になるようです。
　

独島：自民党特命委、「竹島の日」制定を要求へ | Chosun Online | 朝鮮日報

　自民党の「領土に関する特命委員会」が12日、国家レベルで「竹島（独島）の日」を制定するよう政府に要求する方針を決めた、と産経新聞が報じた。
　同委員会は、韓国政府が独島で海洋科学基地の建設を進めることなどに抗議するため、日本政府に対し、独島問題を専門に担当する機関の設置や「竹島の日」の制定を要求することを決めた。この日の会議で、細田博之元官房長官は「何らかの対抗措置を講じる必要がある」として、東日本大震災の被災地に対する韓国の支援の拒否や、駐日韓国大使と日本政府の要人との面談の拒否などを検討するよう要望した。
東京＝車学峰（チャ・ハクポン）特派員

　産経の記事は珍しく自民党に否定的な政府の立場を取り上げていて、「東日本大震災の被災地に対する韓国の支援の拒否や、駐日韓国大使と日本政府の要人との面談の拒否」については見られない様ですが、朝鮮日報独自取材なのでしょうか？
　朝鮮日報の報じる内容までの行動はいかがなものかと存じますが、かたや大統領が訪問して世界に宣言するとか、軍隊を常駐させるとか言っているのに、松本氏は我が国の立場は申し上げたとか、外務事務次官は駐日大使には抗議したとかでお茶を濁して済ませようとしています。
　産経や時事通信が伝える自民党の「領土に関する特命委員会」（委員長・石破茂政調会長）の行動は、ごく普通の行動だと思いますが、民主党政権は、なぜ韓国のなすがままに従い、日本の主権を護る行動が出来ないのでしょうか？
　民主党政権の対韓外交姿勢では、李大統領の竹島訪問も、軍隊常駐も実現は容易に思われます。






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