夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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『総額1兆4千億、売ったら2千億…年金施設』、憤りを感じて・・。

2010-08-18 09:41:46 | 時事【社会】
私は東京郊外の調布市に住む年金生活6年生の65歳の身であるが、
今朝、いつものように読売新聞の朝刊を読んで、
トップニュース記事に苦笑しながら読んでいたのであるが、
読み終わった後は憤りを感じたりしたのである・・。

そして、やりきれない心となり、ため息を重ねたりした・・。


《 年金301施設 2221億円で売却
     
         厚生会館やサンピア 回収は2割止まり 》

と大きく見出しの記事であり、
この記事と同一なのが、読売新聞の基幹ネットの【YOMIURI ONLINE】に掲載されて折、
無断であるが、記事を転載させて頂く。

《・・
       総額1兆4千億、売ったら2千億…年金施設

公的年金の保険料など約1兆4000億円をつぎ込んで整備した全国301の福祉施設を国が売却したところ、
回収できた金額は2割に満たない2221億円にとどまったことが17日、明らかになった。

売却を進めてきた厚生労働省所管の独立行政法人「年金・健康保険福祉施設整理機構」(RFO)が発表した。
この結果、約1兆2000億円もの保険料が、年金給付以外の目的によって回収不能の損失となった。
保険料の無駄遣いに批判が強まりそうだ。

売却されたのは、大ホールや宿泊施設を備えた厚生年金会館、
体育館やプールがある健康福祉センター(サンピア)、
老人ホームなど。年金加入者の福祉向上を目的として、
高度経済成長期を中心に建設が進んだ。

だが、累積赤字を抱える施設が続出した上に、
民間施設との競合も問題化。保険料の無駄遣いだという批判が強まり、
2004年に当時の自公政権が売却の方針を決めていた。

RFOは今月初めまでに全301施設の売却を完了した。
売却総額の2221億円は、国が05年に施設をRFOに移管した時点の評価額を206億円上回った。

最高額で売却されたのは東京厚生年金会館(東京都新宿区)の120億円。
逆に最も売却額が低かったのは、鳥取県湯梨浜町の老人ホーム「鳥取ふじつ荘」(400万円)。
山形市の保養施設「ロッジZAOドッコ沼」など2000万円台の6施設が続いた。

地方にある小規模で老朽化した施設は売却額が低くなったほか、
「サンピアなど地方の大規模保養施設は売りにくく、大幅に損が出た。
それだけの保険料でやる施設だったか疑問がある」(RFOの水島藤一郎理事長)という。

売却先は、札幌市の北海道厚生年金会館(28億5230万円)など17施設が地方自治体だったほかは、
すべて不動産会社などの民間法人か個人だった。

このほか、厚生年金病院と社会保険病院計63施設もRFOに移されたが、
政府は既に売却された社会保険浜松病院(静岡県浜松市)以外は、
売却せず地域医療の拠点として存続させる方針を決めている。

(2010年8月18日03時05分 読売新聞)
・・》
注)解説の原文にあえて改行を多くした。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100818-OYT1T00007.htm?from=top
☆【YOMIURI ONLINE】 総額1兆4千億、売ったら2千億…年金施設☆


私は昨夜、ネットでニュースを見ようと【YAHOO! JAPAN】を開き、
《 <RFO>厚生年金会館など301施設売却 計2221億円 》
と題された見出し記事に、どういう内容の記事かしらと思い、私は思わずクイックした。

そして毎日新聞が配信された記事であり、私なりに深く精読した。

無断ながら転載させて頂く。

《・・
     <RFO>厚生年金会館など301施設売却 計2221億円

公的年金などの保険料で建設した福祉施設などを整理、売却する独立行政法人「年金・健康保険福祉施設整理機構」(RFO)は17日、
国から譲渡された厚生年金会館など301施設すべての売却を完了したことを明らかにした。
売却総額は計約2221億円で、譲渡された時点の時価評価を約206億円上回った。
経費などを差し引いた約2023億円を国庫に納付する。

RFOの水島藤一郎理事長は施設の建設費や維持費の総額が1兆4000億円とも言われる点に触れ
「(売却額が)はなはだ不十分という指摘があることは理解している」
としながらも、
「国から引き受けた額を上回り、一定の役割を果たしえたのではないか」と語った。

最高売却額は、東京厚生年金スポーツセンター(売却先・東京都世田谷区)で、
約154億円だった。

8月17日19時51分配信 毎日新聞
・・》
注)解説の原文にあえて改行を多くした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100817-00000077-mai-soci
☆ 毎日新聞 <RFO>厚生年金会館など301施設売却 計2221億円 ☆


こうした記事を読んでいたので、今回の読売新聞を読みながら、
当時の旧・厚生省の高級官僚はもとより、政治家の旧・厚生族、そして自治体の誘致をされた首長・・、
蟻(あり)んこが砂糖に群がるような状景を感じた。

まぎれなく厚生年金を支払う勤労者の諸兄諸姉を愚弄することであり、
特に旧・厚生省の高級官僚は、不採算の実態も無視し、この後は天下りをして、
平然としている恥知らず人たちであり、
たとえ法治国家であれ、勤労者をもてあそび、極刑に値いする人と私は確信している。


このように感じた私は、
この後、読売新聞の二面にある【解説】を読んだりした。

社会保障部・石崎浩・記者の綴られた記事であり、
無断ながら転記させて頂く。

《・・
      保険料無駄遣い 浮き彫り ~年金施設~

年金福祉施設の売却で巨額の損失が出た問題は、
貴重な年金保健料が、
いかに無駄遣いされてきたかを改めて浮き彫りにした。

施設建設に投じられた保健料のうち、
戻ってきたのは、わずか約2割の2221億円。

かって保健料の無駄遣いの象徴として社会問題化し、
他の施設に先行2005年までに売却された年金保養施設「グリーンピア」(全国13か所)の損失額約1900億円も含め、
損失は巨額となる。

厚生労働省は「もともと福利厚生を目的とした施設だったので、
利用者に還元されている」
と強調する。

また、厚生年金と国民年金は計約127兆円の積立金を保有しており
今回の損失が直ちに給付カットなどにつながるわけではない。

だが、施設の運営委託先の公益法人が、
厚労省と旧社会保険庁OBの天下り先になっていた実態もある。
年金制度への国民の信頼を傷つけた厚労省の責任は重い。

年金のように特別会計で運営される制度は、
税金と比べると、国会や財務省のチェックが働きにくい。

年金施設の売却は今回で一段落したが、
それ以外の行政分野でも、無駄遣いはまだあるはずだ。
国民の財産が浪費されないように、厳重に監視していく必要がある。
・・》
注)解説の原文にあえて改行を多くした。


私の現役時代は民間会社の中小業のサラリーマンを35年ばかり勤め、
当然ながら厚生年金を支払い、家内も国民年金を支払ってきた。

こうした心情からすれば、改めて当時の旧・厚生省の高級官僚はもとより、
政治家の旧・厚生族、そして自治体の誘致をされた首長は罪が重い。

旧・厚生省、自治体の多くの諸兄諸姉は共済年金に安住し、
政治家の旧・厚生族は議員年金で過分な制度に甘え、
厚生年金と国民年金を打算のまま施行されたことに、恥知らずの人たちと確信を深めている。

まして、《施設の運営委託先の公益法人が、厚労省と旧社会保険庁OBの天下り先になっていた》
こうような国民を愚弄し、もてあそんだ人たち、
死ぬまぎわは、人一倍苦しまれ、そして死後は天国の世界に程遠い、
地獄の世界でさまよう人たちと私は思ったりしている。


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