夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

「おしっこの回数」と寿命の関係、老ボーイの私は真摯に学び、恥ずかしながら微苦笑して・・。

2016-11-29 15:41:22 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の調布市の住む年金生活の72歳の身であるが、
昨夜、ときおり毎日新聞の公式ネットの中で『医療プレミア』を見たりしている中、
【「おしっこの回数」と寿命の関係 】見出しを見たりした。

私は体力が衰え高齢者の為か、恥ずかしながら『おしっこ』をする回数は多いと思え、
こっそりと記事を精読してしまった・・。

この記事は順天堂大学教授・泌尿器科医の堀江重郎さんが、連載寄稿されている記事と解り、
前編、後編を11月3日に配信されていて、無断ながら転載させて頂く。

《・・本当は怖い頻尿の話【前編】

さわやかな秋となりました。食欲の秋、運動の秋。勉学の秋でもありますね。
というわけで今回は、肌寒くなってきた秋らしい話題として「おしっこの回数」について考えてみます。
たかが尿の回数、と侮ってはいけません。寿命や健康に大きく関わっているのです。
             

朝晩は冷えるこのごろ、「どうもおしっこが近くて」とか、
「就寝中にトイレに起きるようになった」という方が、外来に多く来られます。

そもそも日本人は就寝中(夜中)に何回トイレに行くのでしょう? 
統計を見ると50歳以上の方の過半数は、夜中に1回はトイレに行きます。

だから、夜中1回というのは、中年以上では「標準的」と言えますね。
私たち泌尿器科医は、夜中に3回以上トイレに起きるのを「夜間頻尿」と呼んでいます。
頻尿とは、トイレの回数が頻回であることの医学用語です。

夜中1、2回起きるだけでも眠りが中断されて、翌日ぼんやりしてしまいます。
3回ともなると、大変つらい。

では、この夜間頻尿の方はどのくらいいるのか−−というと、
70代の男性で30%くらい、女性では15%くらいでしょうか。
多くの人が悩まされているのです。
             

☆高齢者の夜間頻尿は寿命に関係する

「おしっこの回数が多いのは不便だけれど、老眼と同じで体に悪いわけではないでしょう」
と思われた方もいるかもしれませんね。
ところが、夜中のトイレの回数は、高齢者の方では、寿命に関係するのです!

北欧での有名な研究で、高齢者の集団を4年間追跡したところ、
夜間頻尿の方はそうでない方よりも、なんと2倍多く亡くなっていた、という衝撃的な結果があります。
つまり、夜中にトイレに行く回数が少ないほうが、長生きするということになります。

また、高齢の方が夜中に何度も起きて、トイレに行くようになると、
転倒して骨折する危険性が高くなることが知られています。

高齢者の骨折は、肺炎など重篤な状態に陥りやすいです。
だから、夜間頻尿の方は治療をするメリットが十分にあります。
「年のせい」と言わずに、「転ばぬ先のつえ」と考えて、ぜひ泌尿器科医にご相談ください。
             

☆夜間頻尿は病気のサイン

一方、若い方ではというと、「睡眠時無呼吸症候群」との関連が注目されています。
眠っている間に呼吸が止まる病気です。

いびきが大きく、30代なのに必ず夜中にトイレに行く、という方は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
さらに、夜間頻尿は他の重大な病気のサインであることも。

夜中のトイレは、日中よりも尿量が少ないのが普通です。
しかし糖尿病、心臓病、腎臓病があると、夜中の尿の回数のみならず、尿量が多くなってきます。


・・・・本当は怖い尿の話・後編

何気なく尿意を感じて何気なく終わる排尿ですが、「正常」な排尿は、

<1>尿が十分にたまる
<2>尿がスムーズに出る
という二つの要素から成り立っています(当たり前ですよね)。


「楽しくない排尿」

では、尿意を急に感じたり、人より回数が多かったり、夜中にトイレに起きてしまったり、排尿に時間がかかる・・
言わば「正常でない」排尿はどうでしょうか。

<1>尿が十分にたまらないうちに尿意がある(尿が近い、間に合わない気がする)
<2>尿の出方が悪い(尿が細い、おなかに力を入れないと出ない、残尿感がある)
ということになります。
専門的には「排尿障害」と呼びます。排尿が楽しくない状況です。
             

☆動脈硬化、ストレス、気温の変化で感じやすくなる尿意

まずは、尿が十分にたまらないうちに尿意がある、ということについて考えてみましょう。
尿のたまり具合は、膀胱(ぼうこう)のやわらかさと、尿意を感じる神経に影響されます。

尿意は基本的には、膀胱の中の圧力を感受しています。
膀胱は筋肉の袋ですので、軟らかいと、尿が十分(おおむね150ccくらいたまるまで、
中の圧力は高くならず、尿意は感じません。

一方、膀胱が硬くなってくると、ちょっと尿がたまっただけで圧力が高くなり、尿意を感じてしまいます。

最近の私たちの研究で、この膀胱の硬さは、膀胱の血液の流れと関係があることが分かりました。
心臓も脳も、血液の流れが悪くなると心筋梗塞(こうそく)、脳梗塞といった重大な病気になります。

膀胱も、動脈硬化によって血液の流れが悪くなると、尿が近くなるのです。
また、糖尿病で血液の流れと、神経の伝導が悪くなると、
神経が過敏になって、尿意を感じやすくなります。

さらに、尿意を感じやすくする要因があります。
それは、ストレスです。
             

学生時代「あと5分で試験が終わるのに、問題がたくさん残っている・・」という時、
泣きたい気持ちと同時に、強烈な尿意を感じた記憶はないでしょうか? 

人間は強いストレスを感じると、交感神経という自律神経が働きます。
この交感神経は、尿意を感じさせると同時に、膀胱の尿の出口と尿管を締めてしまいます。

排尿には大変マイナスに作用する神経です。
最近トイレで起きるようになった、という方は身近なストレスがないかを考える必要があります。

交感神経は、興奮したり、怒ったり、心配したり、という大きな感情の動きだけでなく、
車の運転や人混みを歩くこと、スマートフォンやパソコンを見ること、
そしてなんと寒いところにいることでも活性化します。

気温の変化にも、敏感に応答するのです。
だから、秋が深まってきて、肌寒くなった夜にトイレに行く回数が増えたとしたら、
それは交感神経のせいかもしれません。

夜間頻尿の方は、布団を厚くして、部屋の温度を保っておくことでも治療効果があります。
             

☆交感神経を抑え、一酸化窒素を増やそう

次に、尿の出方が悪い、ということを考えてみましょう。
ここで関係するのも、まずは、先ほどの交感神経です。

先ほど、交感神経は尿の出口を締める作用があると言いました。
駅や会社のトイレで、「隣の人は早く終わったのに、なんだか緊張すればするほど、尿が出ない」ということがありませんか? 

また、前立腺の肥大で交感神経が発達したり、血圧の上昇で交感神経の勢いが強くなったりすることでも、
尿がスムーズに出にくくなります。

このため、男性で「尿が出にくい」「時間がかかる」「尿の間隔が近い(頻尿)」という方には、
交感神経の尿の出口を締める働きをストップする、「α1阻害薬」というお薬が処方されます。

逆に、尿の出口を緩める作用があるのが一酸化窒素(NO)という物質です。
一酸化窒素(NO)は、血管や神経でアルギニンというアミノ酸から作られるガス(気体)で、
全身の平滑筋を緩める重要な作用があります。
体内の一酸化窒素(NO)が減ってしまうと、「緩み」のない体となってしまいます。

実は、生活習慣病と呼ばれる高血圧、糖尿病、動脈硬化症、
さらにはうつ病、そして排尿障害では、すべてこの一酸化窒素(NO)が減ることが分かっています。

一酸化窒素(NO)が減る原因は、大きく二つあります。
活性酸素による酸化と、糖化です。
いわゆる“老化”ですね。

活性酸素は、カロリー過多の食事、喫煙、紫外線、放射線により増えます。
糖化は、高血糖、高果糖、揚げ物など「茶色い」食べ物の過剰で起きてきます。

交感神経を抑えて、一酸化窒素(NO)を増やすのに有効なのが運動です。
最近の報告では、15分の早歩き程度、つまり汗ばみ心拍が上がる程度の運動でも、効果があると言われています。
ストレッチや、ゆっくり入浴することも交感神経を抑えてくれます。
             

☆最近トイレが近い人のためのアンチエイジング3カ条

<1>食欲の秋、ですが腹7分目に。野菜と果物をたくさん取って、揚げ物のような茶色い食べ物、パンやごはんのような白い食べ物は控えめに。

<2>運動の秋、週1回の運動だけでなく、毎日15分の早歩き。ストレッチ。汗をかくこと

<3>芸術の秋、心を豊かにしてストレスを減らす。そしてスマホ、パソコンは就寝前には見ないで、ゆっくり入浴。

勉学の秋、おしっこのメカニズムも深いです。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
             

私は民間会社の中小業に35年近く勤め、2004年〈平成16年〉の秋に定年退職後、
その直後から多々の理由で年金生活をし、早や年金生活13年生となっている。

私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
平素の私は、近くお寿司屋さんから頂いた大きな湯呑茶碗を三つに、煎茶を淹れて、
そしてコーヒー・スップにインスタント・コーヒーを淹れて、愛飲している。

この時節、こうした煎茶、インスタント・コーヒーを呑んだりしていると、
一時間半ごとにトイレに行き、オシッコをしたりしている。

私は年金生活を始めて当初から、平素の買物に関して、
家内から依頼された品を求めて、最寄のスーパーか、
ときには駅前のスーパー、専門店に行ったりしている買物メール老ボーイの身であるが、
家を出る直前に、恥ずかしながらトイレに行き、オシッコをしたりしている。

買物の責務を終えた後は、自宅から3キロ範囲にある遊歩道、小公園などを歩いたりしている。

こうした根底には、歩きながら観える景観に良いし、
四季折々の季節のうつろいに心も身もゆだねて、何よりも健康にもよい、と固く信じてして歩いてきた。

何よりも歩けなくなった時は、もとより自由な時が制約され、何よりも困苦するのは自身だ、
と秘めながら殆ど毎日のように歩いている。
            
こうした時は紳士バックを園児のように真似て、斜め掛けして、颯爽と歩いたりしていることが多いが、
大半はデジカメをネクタイのように首から掛けて、歩いている中で瞬時に魅了された情景を、
一期一会ねぇ、と思いながら撮ったりしている。
           
こうした中で、一時間半ぐらい歩く間、水分補給は十二分にしているが、
小公園などのトイレに行き、オシッコをしたりしている。
             

いつもように煎茶、インスタント・コーヒーを呑んだりした後、
月に一度ペースで散髪屋(理容店)に行っているが、ときには待合室で数名ほど待機している御方がいると、
困苦してしまう。

私の順番が来て、散髪などを完了するまで、二時間半になってしまう時もあったりして、
オシッコをしたい体調となるのである。

私たち夫婦は国内旅行が共通の趣味のひとつである。
駅から路線バスで2時間以上乗車する時、
或いは宿泊先から送迎車が駅前から2時間以上乗車する場合、私は事前に飲物を節制して、対処したりしている。

しかしながら私は、一度だけ失敗したことがある。

札幌の郊外にある観光ホテルに滞在旅行をしていた中で、
駅前より観光周遊バスを利用して周辺を観光めぐりしていた時であった。

日中に温泉旅館に寄り、私は風呂に上がった後、館内の食事処で軽食と共に瓶ビールを2本ビール呑んだりし、
帰路は2時間半コースであった。

行きは途中でトイレ休憩があったが、乗車してまもなく、何かしらノンストップと知り、
私は一時間少し過ぎた頃、千歳空港ターミナルビルが見えて、
恥ずかしながらトイレに行きたい、とガイドさんに懇願したりした。

やがて私はバスに戻り、車内に同乗した御方たちに、大きな声でお詫び言葉を重ねたりした・・。
             

しかしながら、私は布団にもぐり寝ている間は、トイレに行き、オシッコをすることはない。
そして睡眠に関しては、現役時代のサラリーマン時代には、ストレスがあったりしたが、
年金生活をすると悩みも激少し、たとえ震度3ぐらいでも目覚めることなく、少なくとも6時半は連続熟睡している。

家内は、月に数度ぐらい夜中に一度だけトイレに行ったわ、と私は聞いたりしてきた。

作家の『江分利満氏の優雅な生活』、長らく週刊新潮に連載された『男性自身』などの山口瞳(やまぐち・ひとみ)さんは、
私は愛読者のひとりであったが、1995年(平成7年)夏に確か69歳で病死されたが、
数多いエッセイの中で、真夜中にオシッコに通われて、毎夜『正』の字で回数を確認された、
と私は学んだりしてきた。

そして私は、寝ている時に、オシッコで目覚めて大変だなぁ、と思いながら、読んだりしてきた。

このように私は、日中の平素は煎茶、インスタント・コーヒーを幾たびも愛飲して、
一時間半ごとにトイレに行き、オシッコをしたりしているが、美味しい飲物を頂き、
そして水分補給も充たされているだから、やむえないよねぇ、と呟(つぶや)いたりしている。

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