夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

『たばこ値上げ 小売店は閑古鳥』、私は微苦笑して・・。

2010-10-01 18:22:46 | 時事【社会】
私は東京郊外の調布市に住む年金生活6年生の65歳の身であるが、
先ほど、ネットでニュースを見ようと【YAHOO! JAPAN】を開き、

《 たばこ値上げ 小売店は閑古鳥  》

と題された見出しに、私は愛煙家のひとりなので思わずクリックした。

そして毎日新聞からの配信された記事と判り、
《 たばこ 大幅値上げ ため息、決断、工夫… 小売店は閑散 》
という見出しで、詳細記事を精読した。

毎日新聞の馬場直子、井出晋平の両記者の綴られた記事であるが、無断ながら転載させて頂く。

《・・
     たばこ 大幅値上げ ため息、決断、工夫… 小売店は閑散

増税に伴うたばこの値段が1日、大幅に引き上げられた。
4年ぶりの値上げで、幅は過去最大。

前日まで駆け込み需要に沸いた小売店やコンビニでは、
買い求める客の姿も少なく、一転して閑散とした。

禁煙者が増え、長期的には医療費の減少が期待される一方、
葉タバコ農家やたばこ各社からは悲鳴も上がる。
値上げを機に「たばこ離れ」はぐんと進みそうだ。


◇売店    
JR新宿駅の売店の女性店員は「今日は全然売れない」と嘆く。
午前8時過ぎまでに売れたのは10箱ほど。普段の約3分の1に落ち込んだ。
銘柄の値段シールは今朝張り替えたばかり。
400円台の表示が並び、「これだけ高いとやめちゃうよね」と苦笑した。

同駅西口前の喫煙スポットには出勤途中のサラリーマンらが集まった。
東京都豊島区の会社員、吉田国宏さん(50)は買いだめした3カートンを吸い終わったら、禁煙するつもりだ。
「値上げは家計に響く。やめようと思っていたのでいいきっかけです」と話す。

一方、横浜市港北区の男性会社員(58)は
「食事と一緒でやめられない。1箱の値段が1000円になったら禁煙を考えるよ」
と話し、一服を楽しんだ。【馬場直子】


 ◇メーカー  
たばこ各社は、値上げした1日以降、大幅な販売減を見込む。
1箱当たり110~140円という大幅な値上げショックに伴うたばこ離れに歯止めをかけようと、
人気銘柄のブランドイメージや味・香りを向上させる取り組みを急ぐ。

国内たばこ首位の日本たばこ産業(JT)は
「値上げ後の価格水準でも納得して吸ってもらえるように味に磨きをかける」と説明。
500億円以上を投資して生産設備を充実、たばこの風味を向上させたり、パッケージを高級感があるデザインに変更し、
カッコよさを演出するなど、さまざまな工夫を凝らす計画だ。

また、都市部を中心に屋外など公共の場での喫煙スペースを確保し、
愛煙家が一服しやすい環境を整えたいとしている。


嫌煙の風潮が強まる中での今回の大幅値上げは、
業界にとって「過去にない逆風」で、メーカー関係者は
「値上げにもめげず、吸い続けてくれる愛煙家を大事にしていくしかない」
とため息を漏らす。
【井出晋平】

毎日新聞 10月1日(金)12時0分配信
・・》
注)記事の原文にあえて改行を多くした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101001-00000010-maip-soci
☆毎日新聞 《たばこ 大幅値上げ ため息、決断、工夫… 小売店は閑散》☆


私は過ぎし8月25日頃に新聞とかネットで、
日本たばこ産業(JT)が、たばこ増税に伴う値上げ前の駆け込み需要に対応するため、
生産体制の増強した、
と知ったので、愛煙家のひとりとして、恥ずかしながら対応策をした。

私は散髪屋(理容店)に寄った後、いつもの酒屋さんで煙草を買い求めた・・。

私は『チェリー』を愛して35年になるが、
いつものように1カートン(10箱入り)を買い求めていたのであるが、
店内に大きな用紙が掲げられて、

《・・
    10月1日より、たばこが値上げなります。

お早めにお買い求め下さい。
予約を承っていますので、お申し込み下さい。

・・》

このような意味合いのことが明示されていた。

私は『チェリー』は今は300円であるが、確か400円になり、
100円値上げか、と思いながら、予約の指定用紙に、
10カートンと記入したのである。
こうした思いは、一日に私は1箱の20本を愛煙しているので、単純に100日分としたのである。


私は煙草に関しては、1963(昭和38)年の大学1年の時、
ワンダーフォーゲル部に所属し、夏季合宿で喫いはじめ、
この時以来、風邪を退いている以外は、45年前後愛煙している。
何故かしら私にとっては、心身の波長に良く愛煙しているのである・・。

世の中の著名のひとり方が、毎日20本ぐらいを喫い続ければ、寿命が5年短くなる、
と何かのニュースで読んだりしたが、
我が人生はときおり煙草を喫いながら、深い思いの思索を重ねながら充実した日々であれば、
単に健康ばかり気にし長生きしても意味がない、と思ったりしているのである。


そして夜のひととき、日本たばこ産業(JT)のホーム・ページを見て、
我が愛する『チェリー』は、現行の300円が410円になる、と知ったのである。

この後、私は年金生活の身であるので、もとより年金受給額は横ばいであり、
今後は減額が予期され、
毎月の煙草代は一万円を覚悟して予算を計上していたが、
実質は9000円前後であり、値上げ後は12300円前後となるので、
それにしても今回の大幅な値上げで、困ったなぁ、と思ったりしたのである・・。


昨今、本人の健康に良くない、もとより人さまに迷惑、と嫌煙の風潮があり、
そして水戸黄門の紋章のワッぺンのように、
かけがえのない地球と称して環境問題まで云われる方がいる・・。

私は自動車の方が圧倒的に地球を汚染しているが、現在社会に於いては、
必要悪と認めているひとりである。
このような心情の私は、公共交通機関の利便性にある地域に住む私は乗用車に乗らないように、
2004(平成16)年の秋、定年退職後の免許書の更新の時、破棄している。


ぼんやりと私は日本の社会に於いて、急激に嫌煙の風潮となり、
昨今も加速している状況を思い返したりした。
日本に嫌煙ブームが始まったのも、確か平成になってからである。

これ以前の社会は、喫茶店でテーブルの上には、灰皿と喫茶店独自のマッチが置いてあったりした。
飛行機の機内でも水平飛行になれば、スーモキング・ランプが点(つ)いたり、
そしてJRの長距離の車内の座席の脇に灰皿が設置されたりして、
ときおり煙草を喫う方が見られたりした。

私がギックリ腰が酷く入院生活を1991(平成3)年の頃は、
整形外科のフロアーの片隅に6畳ぐらいの喫煙コーナーがあり、
煙草を吸わない人でも憩いの場として、団欒していたのである。


この後、日本の社会で一軒屋とかマンションのベランダなどで夜のひとときに、
煙草を喫ったりしている人達を蛍族と命名されたのは、
何時頃の時だったか、と想いだしたりした・・。

環境問題が社会の問題となり、室内の空気はクリーンにと叫ばれ、
愛煙家は止む得ず、居間から出て、夜のベランダに出て、
煙草を喫いはじめ、夜の闇に光を帯びる蛍(ホタル)からの連想で、
こうした人々を蛍族と命名したのであろう・・。


私は定年退職したのは2004(平成16)年の秋であったが、
現役時代のサラリーマンだった最後の10年前頃からは、
職場で禁煙となり、所定の喫煙場所などで煙草に火を点(つ)けて、
愛煙家達の懇親の場所となったりしていた。

私が蛍族の一員に加わったのは、以前綴ったことがあるが、
定年退職の直後、自宅の居間に置いてあるパソコンの脇に、煎茶と灰皿をお盆に入れて、
電子メールなどを盛んに送受信をしていた。

退職後の私は趣味時間で過ごしたかったので、自宅で大半過ごして折、
居間はたちまち煙草の煙が充満し、換気の為に窓ガラスの戸を開け閉めをしたりしていた。

晩秋の時節であったので、暖房の季節もまじかに迫(せま)って折、
室内の換気と暖房の相関のことなどを考えて上、
さすがに何時でも煙草が喫える環境下は身体によくない、と判断した結果、
室内禁煙を家内に宣言し、これ以降は主庭のテラス、樹木の下、そして玄関庭の軒下などで煙草を喫いはじめた・・。

この結果、室内の空気もクリーンとなった上、煙草の本数も減り、苦笑したりした。

師走の大掃除に家内の指示の基に、私なりに多少お手伝いをした時、
『あらぁ・・汚れが少ないわ・・』
と家内は私に言ったりしていた。

私は四季折々、雑木の多い庭の樹木を眺めたり、草花を眺め、
季節の移ろいを教示させられり、或いは少しぼんやりと考え事ったりし
煙草を喫ったりしているのである。

こうした時、何よりも困るのは台風の影響などで風は舞い雨は降る時である。

私は煙草を喫いながら、ゆっくりと喫えないじゃないの、戸惑いながら、
早めに退散をしたりしているのである。

そして、私は外出する時は携帯の灰皿を必ず持ち、
所定の喫煙場所がない所では、人混みから離れ少なくとも10メートル前後の所で、
時代だよ・・、と心の中で呟(つぶや)いたりしながら、
煙草に火を点(つ)けたりしている。


最近の私の心情は、過ぎし7月の初旬に於いて、
喫煙文化研究会・編集の『愛煙家通信 No.1』と命名された一冊の本を読んで、
多々煙草に関して、教示された。

このことは【喫煙文化研究会・編集の『愛煙家通信 No.1』、時代のうつろいを学び・・。 】
と題して、私は7月5日に投稿しているが、あえて再掲載する。

【・・
私は愛煙家のひとりとして、あるサイトに2005(平成17)年の頃、
【煙草は日本の文化のひとつである】と題し、昨今の嫌煙ブームの風潮に憂いを綴ったりした身でもある。

この程度のことは、この本の特集のひとつで、
《喫煙は日本の文化だ》と題され、数多くの著名人が綴られていたが、
私なりに改めて学んだが、何よりも驚嘆したのは、
評論家の井尻千男(いじり・かずお)・著の『集団が生き残るための知恵』の寄稿文であった。

この中で氏は、宮澤政権の当時、
宮澤総理の辞令を受けて厚生省の審議委員になり、
毎月一回、禁煙派の医学関係者と論戦をたたかわせた、と述べられていた・・。

《・・
このときの同士は医事評論家の水野肇氏だった。

氏は当時人口に膾炙(かいしゃ)するようになったアルツハイマー病患者が
非喫煙者に多いという統計を挙げて、
自分は脳を病んで人さまに迷惑をかけて死ぬより、肺ガンで死ぬことを選ぶと勇ましく宣言した。
(略)
その審議会で面白かったのは、
初回こそ10人ほどいた禁煙派が厳しい口調で愛煙家を非難したが、
毎回同じ非難をすることの愚を悟ったのか、
次第に愛煙家の弁に耳を傾けるようになった。

水野委員はもっぱら、
痴呆症になって人さまに迷惑をかけながら、
そのことすら認識できず一日でも長く永生きようとするのか
(タバコの煙の中のなんとかという成分がアルツハイマー病に予防効果のあることを繰り返し)、
それとも肺ガンになっても最期まで明瞭な意識をもって生(せい)をまっとうしょうとするのか。

要は死生観の問題であり、徒(いたずら)に永生きすること自体に意味があるわけではない、
と毎回熱弁をふるった。
・・》
注)原文にあえて改行を多くした。

この後、井尻千男氏は、
《・・
今日のように禁煙派の差配する文明は、
清潔だけを大事にする衰弱せる文明だと批判しつづけた。
(略)
私は一人でも多くの人に聞いてほしいから審議会の議論を公表してくれと
厚生省側に申し入れたが拒否された。
委員の身を守る(当然愛煙家の命)ためという理由だった。
・・》

私はこうした審議会の禁煙派、喫煙派の真摯な諸兄の討議内容を封印したのは、
時の厚生省が喫煙の風潮を更に増長させた諸因のひとつと確信したのである。

そして禁煙の風潮のはじまりをこの本から、学んだのである。
解剖学者の養老孟司、劇作家の山崎正和の両氏に寄る対談、
『変な国・日本の禁煙原理主義』と題され、初出は『文藝春秋』2007年10月号である。

《・・
山崎正和氏の発言
ベトナム戦争の後、アメリカをまとめていた愛国心やピューリタン的な道徳が根本から揺らぎ、
社会秩序も変った。

同性愛も妊娠中絶も、キリスト教以外の信仰も認めなければならない。
そのことに対して、皆、喉に何か引っかかったままだった。
そこで、誰もが一致して反対できる都合のよい”敵”を探し始めたのです。

あの当時、選択肢は二つありました。
たばこかエイズか。
ちょうどエイズが広まった時期でもありました。
しかし、結局はたばこが選択されました。

なぜなら当時エイズの原因とされていた同性愛を好むのは、
ハリウッドスターとか芸術家とか社会の上流層だけれども、
たばこを吸うのは社会の中流以下が多かったからです。

アメリカ人が大麻に寛容なのもまったく同じ理由です。
・・》
注)原文にあえて改行を多くした。


こうした禁煙の始まりがアメリカで発生し、何かとアメリカの属国の日本に飛び火し、
厚生省の音頭で学界の一部の論を拡大させ、日本の禁煙風潮をあおり、
終局的には世界保健機関の採択した『たばこ規制に関する枠組条約』に基づき、
2004(平成16)年に日本の国会で可決され、
決定的な嫌煙ブームとなった、と私は思いめぐらしたりした。

しかし、大麻、エイズの原因とされる同性愛などは険悪する私は、
ひと様の前では煙草を避けて、玄関の軒下、テラスなどで紫煙を楽しんでいる・・。
そして、あと何年か生きられるか判らないが、痴呆症だけは勘弁してほしいと思ったりしている。
・・】

このように私は投稿していたが、
先ほど、小心者の私は我が愛する『チェリー』について、
値上げ後の年間額を秘かに計算してしまったのである。

410円(一箱) X 365日(一年) = 149650円

そして私は、15万円かょ、と心の中で呟(つぶや)いてしまった。

私は最近として欲しい商品は、パソコンの最新型である。
4年前に買い換えたパソコンを使用しているが、
何かとカタログで最新型の性能を見たりすると欲しくなってしまうのである。

私が秘かに次機と目標しているのが、パソコン量販店で15万円ぐらいの店頭販売価格であり、
煙草代の一年分にあたり、益々私は困惑したのである。

たがが煙草されど煙草、と思いながら、
煙草を禁煙するのは私の心身の波長によくないので、
せめて本数を減らそうかなぁ、と年金生活の気弱な私は、ため息を重ねたりしている。


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