きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「レ・ミゼラブル(2017年版)」(バルジャン:吉原、ジャベール:岸)

2017年06月20日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)


ミツオは一幕では高音が伸びないときも。
二幕の「彼を帰して」は綺麗に出た。
低音はばっちり豊かな歌声。
ミツバルは安定の悪オーラ。
本質的には根っからの犯罪者よね。
岸さんが声楽な歌声なこともあり、
高潔な正義がミツバルと好対照でいいバランス。
ジュンモバルとなら正義vs正義になるのかな。

内藤マリウスが恋ボケで可愛い。

昆ちゃんが素晴らしい。強気でいじらしい。
ふうかちゃんはいたいけな部分があって、その柔らかさが個性。
強気にしか生きられない昆ちゃんエポも好き。
エポニーヌはコゼットを覚えていて、
彼女がコゼットだとわかって、
自分とは違う成長の仕方をしたのがわかって、
でもコゼットはバルジャンの愛情で過去のその辺は覚えてなくて。
それもエポニーヌはわかって。
切ないね。

知念ファンテは歌が少し平坦だけど、
死期を悟って娘を託す場面では母を思い出し泣いちゃったよ。(T ^ T)
バルジャンを迎えにくるファンテーヌ、
たっちんは聖女で、知念ちゃんは聖母、ってかんじかな。

ティナ夫妻、前回は徐々にランクアップして
最後はブルジョワの仲間入り感があったけど、
それは橋本&鈴木夫妻だったからかな。
駒田&谷口夫妻は最後まで最下層のクズでした。 褒め言葉です。

ラストの生田コゼットの表情から、
バルジャンの手紙が愛情に溢れてるいたのがわかるわ。

そしてバッチ、頑張った!
スカピンの時より歌声が太くなり伸びている。
声楽の声ではないけど、
真ん中で扇動する歌に説得力がある。
短いけど、ソロで主題歌を歌う姿に泣けた。
シンケンクラスタは相葉アンジョを見て
成長振りに感動してくれ!
事務所的にか作品的にかはわからないけど、
歌の勉強をする場をもらえて、
ちゃんと成長しているのが凄いよね、偉いよね!

*歌の勉強をしたかについては、
 そういう情報を得ているわけじゃないけど、
 ラ・カージュやスカピンと発声が全く違ったのでそう思いました。
 腹からの歌声だよ!
 声楽じゃないけど。
流ノ介を知っていると、
マリウスの方がバッチのキャラだと思うよね。
彼にアンジョをすすめた演出サイドに大感謝です。
衣装は赤いけどね。

ミツオとバッチが台詞をかわすなんて
アメージング過ぎて脳味噌が蒸発しそう。
シンケンを見ていたかつての私に言っても信じないだろうな。



ジャン・バルジャン:吉原光夫
ジャベール:岸 祐二
ファンテーヌ:知念里奈
エポニーヌ:昆 夏美
マリウス:内藤大希
コゼット:生田絵梨花
テナルディエ:駒田 一
マダム・ テナルディエ:谷口ゆうな
アンジョルラス:相葉裕樹
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