百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

水出し

2020-01-31 00:01:43 | Weblog
冬だというのに、「水出し」のお茶をいただく。
お茶というのは何とも不思議な飲み物で、温度や淹れ方によってまったく違った味わいになる。
口の中に入れて、なんとも美味しい味わいがあったと思うと、飲み終えた後、口の中にはもっと深い味わいが拡がる。
二度目は湯冷ましした水を入れ、待つこと5分。お茶っ葉の香りとお茶の香りがなんとも言えないくらい美味しく香る。
最後は、玉露のような60℃ぐらいの湯冷ましのお湯で浸出時間2分程度、なんとも美味しい、味は三者三様、それぞれが輝いている。
なんとも有り難い。

東風吹かば・・・

2020-01-29 21:53:27 | Weblog
春になると、というか“立春”の頃に吹く風を「東風(こち)」というが、一昨日の「東風(ひがしかぜ)」はなかなか台風のごとく強かった。
台風なら台風で、そんなつもりもできるものを、少し暖かいがやたら強風で、かついつもとはちがう方向から吹いてくる。
何とも何とも変な気候だ。
話は変わるが、やっぱり「手塚治虫」は天才だ!
過去を大切にしているものの、それに縛られることはなく自由度は高い、そして常に未来にもしっかり目を向けている
溢れてくる発想をどう帰結させていくのか
迸る発想をどう受けとめているのか
自由度も大切だが、自由度があるが故に不自由にならない「手塚治虫」はやはり天才だ!

宮下式消火弾

2020-01-29 00:31:04 | Weblog
戦時中の消火弾だという。
所謂、投てきタイプで、初期消火に有効だという。当初は焼夷弾に対しの延焼防止の役割を期待されていたが、消火弾には焼夷弾による火災を全て消すほどの効果はなく、発火を抑えて初期消火に用いること、また同時多発する出火に対して延焼を抑えることが主の目的であったようだ。
現在でも投てきタイプの消化剤はあるが、国内では消防法上、消火器のカタチまで規定されているため消火器と認定されていないが、海外ではカタチではなくその消火能力を問われるため、投てきタイプが消火器として認められており、国内でもマンション等ではこの投てきタイプの消化器に期待を寄せる人も多いという。

新型コロナウィルス

2020-01-27 19:24:55 | Weblog
「新型コロナウィルス」が猛威をふるっている。中国では団体の渡航を本日から禁止、日本国内では明日閣議で「指定感染症」に指定する方針を明らかにした。
まだまだどこまで続くかわからない現時点では、出来るだけ感染エリアを封鎖して感染者数の増加を抑えなければならないし、今一度感染源の特定が必要となってくる。また、まだまだわれわれの知らないウイルスが百数万あると言われている中で、特に毒性を持っているものに対して、どう対処するのかしっかりとまとめなければならない。
ウイルスは変化しやはり生き延びようとして耐性をもつ、一方でわれわれも打つ手がないとばかりは言っていられない。お互いが必死になって自らの“生命(いのち)”を守り、立ち位置をしっかり明確にしていく中で、お互いがルールを持たないと闘いはいつまで経っても終焉を迎えられない。
環境に関しても同様で、ひとりのわがままは許されない。一定の秩序の中で、役割を発揮し、他者の分まで奪おうと欲深くならない、そんな簡単な原則から始めなければならない。

アンダーソンの猫

2020-01-27 00:07:43 | Weblog
大英博物館にいる「アンダーソンの猫」は、なんと2,500年前の猫のブロンズ像だという。
この像は猫の姿をした“女神バステト”を表すものであり、単なる猫の像ではない。耳と鼻には金の装飾が施され、胸には護符が下げられている。また再生の象徴であるスカラベが刻まれている。
こんな猫が2,500年前から存在していたとは、所謂「イエネコ」の起源になるのだろう。
「アンダーソンの猫」は現代社会の空前の猫ブームをどうみているのだろうか?

時給3,500円

2020-01-25 23:20:33 | Weblog
「時給3,500円」
関東地方のある警備会社は、東京五輪期間中の業務で「時給3,500円」で警備員を募っているものの、必要な人数は集まっていないという。そういえば、2012年ロンドン五輪では、大手民間警備会社でも警備員が4,000人しか集められず、軍が動員された。2016年のリオデジャネイロ大会では、16,000人体制を目指したが警備会社の破産で大会直前に人員不足が判明、元警察官を動員し急場を凌いだという。
東京五輪では「無給のボランティア十数万人の炎天下の滅私奉公に頼って実施され、その斡旋や研修を請け負う派遣業者が税金から莫大な利益を受ける(「家族を想うとき 1/20」より)」という。
五輪は今や商業イベントになり下がっている。政治的な色彩を帯びないスポーツの祭典・五輪が、今や予算が高騰し過ぎて大都市でしか実施できないという。
今一度、今後の五輪のあり方は問いかけなければならないが、「時給3,500円」の一方で「炎天下の中、無報酬のボランティア」が多数存在する現実に、時代の求める「働き方」と「働きがい」、将来の人間の仕事の仕方と人間に求められる仕事について考え方をまとめる必要がありそうだ。

リチャード・ジュエル

2020-01-24 23:56:20 | Weblog
暴走する国家権力、勝手解釈で世論を誘導するマスメディア、凄く重いテーマに対してそれをエンタメとしてみせるイーストウッドの手腕にはなんとも脱帽する。
イーストウッドは今年5月には90歳を迎える。そして今回の作品は監督として40作目となる。「英雄的な行動によって大きな犠牲を払う羽目になり、世の中から見捨てられた彼は、6年後に真犯人が見つかっても決して世間から潔白が認められたわけではなかった。その原因は、われわれは情報をしっかり繋げて考えられないからだ。」と今回の作品の制作意図をメッセージとして残している。
何が彼を動機づけているのか? 学び深い。

パラサイト

2020-01-23 23:58:47 | Weblog
まだ観ていないが「パラサイト」が何かと話題になっている。
あのパルム・ドールを受賞し、アカデミー賞関連では作品賞を含む6つの部門でノミネートされ、韓国映画としては史上初のノミネートとなっているようで、なんとも楽しみだ。
世の中全体が負のサイクルになり始め、富と貧困の両極になっていく。
お金はだぶつき、バブルの様相を呈しているが、お金にこだわる限りお金に振り回される。
一国の論理ではなく全世界が大企業に飲み込まれていく、そんな中で人類は何に幸せを求めるのか?いろいろな視点で問われている。

機能性表示食品

2020-01-23 00:07:51 | Weblog
「機能性表示食品」とは、1991年に施行された「トクホ」(所謂「特定保健用食品」)とは異なり、2015年に施行され、ある基準を満たした特別な食品のことをいう。
そのある基準とは、
「トクホ」には国の審査があり、消費者庁の許可のマークを表示することが可能であるのに対して、「機能性表示食品」は国の審査は特に必要なく、事業主はその内容を消費者庁に届けることだけが必要になってくる。
ある意味で事業主が、情報公開の義務を負い、その機能性に関しても一企業として責任を持つというもので、国はさまざまな懸念事項をすべて企業に委ねる格好になる。
やはりその食品の安全性を一企業がどこまで保証できるか、何かあった場合、消費者をしっかり守れるのか?という問題点は残る

スルホキサフロル

2020-01-21 23:42:56 | Weblog
ネオニコチノイド系農薬の一種である殺虫剤スルホキサフロルが、昨年末、日本でも登録(承認)され、国内でお米や果物、野菜への使用や、食品への残留が認められるようになってしまった。
欧州では各国レベルでもそれぞれ、2000年代からネオニコチノイド系農薬の使用規制を導入してきた経緯があり、アメリカにおいても養蜂家や環境NGOが起こした裁判で「ハチへのリスクが十分検討されていないまま使用を許可したアメリカ環境保護庁(EPA)の判断は無効」という趣旨の判決がされ、2013年11月にはアメリカ環境保護庁も使用許可を取り消している。
また近年有機農業を積極的にすすめているフランスでは、2018年3月、全てのネオニコチノイド系農薬の全面禁止の法案を可決するなど、生物多様性と共存する食と農へ、大きく舵を切りつつある(発効は2018年9月1日より)。
そんな世界の流れに逆行する日本政府は何を志向しているのか?誰が望んでいるのか?誰も何も言わない、そんなことでほんとうに良いのか?もっと真摯に未来を見つめたいものだ。