今年見た花ベスト２０⑦（３位～１位）

とうとう最後になってしまいました。今年１年を振り返ることができて、この記事を作る作業はとても楽しいものでした。

★第３位「オオヤマレンゲ」（６月、広島県）


「天は二物を与えず」という言葉は人間の世界には当てはまらないことは十分にわかっています。ところが花の世界でも当てはまらなかったのです。
この純白の花びらは「清楚」「可憐」、どんな言葉で表現してよいのかわからないくらいに美しく、その上にすばらしい香りを持っているのです。花の写真を見ただけで香りが漂ってきそうです。「非の打ちどころがない」とはこのことです。完璧です。脱帽でした。

★第２位「セツブンソウ（八重）」（３月、広島県）


「セツブンソウ（白花）」


ほかの花たちがまだ寝ている早春に早起きのセツブンソウやセリバオウレンがたくさん咲いていました。花期の短いこの花たちは「スプリング・エフェメラル（春の儚き命）」と呼ばれます。そんな風に呼ばれちゃったら思い入れも強くなるでしょ。
今年は雪が長く残ったおかげでこの花の花期も少し遅れました。おかげで一番綺麗な時期に出会えたのです。できれば来年も見に行きたいと思っています。

★第１位「イワウチワ」（４月、岡山県）


「もっと写真が上手に撮れたら」と後悔しています。もっと綺麗で可憐だったのです。
この花を見に行った日の山行は完璧でした。天気は雲ひとつなく、残雪があるのに寒くなく、目的の花たちはみんな咲いていてくれて、遠くの大山までその姿を見せてくれて、いい事ずくめ。こんな日は１年のうちでそうあるものではありません。そんなことも加味されて第１位となりました。とにかく感激だらけの一日だったのです。

（追記）
この記事にトラックバックしてくださったmomoさんのイワウチワが素晴らしいです。僕が見たイワウチワと同じもののはずです。僕もmomoさんのように写真が撮れている筈だったのですが、例のごとく「削除の嵐」が吹き荒れまして、納得のいく写真がありませんでした。momoさんのイワウチワはこちらからどうぞ。是非見てみてください。

今年もあとわずかになってしまいました。もっと載せたい花はたくさんあったので、ベスト２０を決めるのは苦労しました。来年もまたたくさんの花を見ることができるよう頑張りたいと思います。

最後に第一次選考に残った花たちを書き並べて終わりたいと思います。

セリバオウレン、ユキワリイチゲ、オキナグサ、キクザキイチゲ、エイザンスミレ、アケボノスミレ、ニオイタチツボスミレ、ヤマシャクヤク、オウギカズラ、ギンラン、ヒメハギ、イワカガミ、サイハイラン、ハルリンドウ、トキソウ、イシモチソウ、ヤマトキソウ、イナモリソウ、カキラン、イワタバコ、ヒゴタイ、ミズトンボ、シラヒゲソウ、サギソウ、カラスノゴマ、シコクブシ、ヒメヒゴタイ