前回はその1として、「動きやすくなります」ということを書きましたが、今回はその2として「ケガをしにくくなります」ということを書いていきたいと思います。
これも当たり前と言えば当たり前のことなのですが、お年寄りのケガの多くは転倒によるものです。そして、骨が脆くなっているので、転倒すると骨折を伴うことが多くあります。実はこの骨折が大問題で、骨が折れたということだけに留まらないのです。骨折をしてしまうと、運動しなくなってしまうので筋肉がますます衰えていきます。とくに足や腰の骨折だと入院することが多いので、骨はくっついたけれども筋肉の力が衰えてしまって動けなくなったということがよくあります。
それで骨折の原因も若い人のようにスポーツのような激しい運動をしていて起こることはあまりありません。ほんの1cmくらいの段差につまづいたとか、何か知らないけれどふらついてこらえきれずに、そのままバタンとこけてしまったとか、そういう事が多いのです。これらの事は、実はすべて筋肉の弱化によるものです。前回書きました「ロコモティブシンドローム」の典型例なのです。
きたえるーむでは、転倒防止のためのプログラムも充実しています。運動しながら転倒してしまっては元も子もないので、平行棒の中で歩行訓練や立ち上がりの訓練や、ふらつき防止のための訓練を行います。また、業界初の転倒防止のベルトのついたウォーキングマシンも完備しています。詳しくはホームページを見てみてください。
転倒の危険は日常生活のいろんな場所に転がっていますし、いつ何時起こるかわかりません。日頃からの鍛錬が必要だと思います。そのお手伝いをしたいと思っています。
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