3.11東日本大震災の前まで、多くの日本人は、「水と安全、自由はタダ」と
思って暮らして来たように思います。
かつて「日本人とユダヤ人」を著したイザヤ・ペンダサン(山本七平?)がその
著作の中で、同様な事を書いていたことを思い出しました。
水と安全神話に「?」を意識させたのは、震災後の原発トラブルで、コスト意識
を感ぜざるを得ません。
そんな中、東日本大震災を受け、食品業界を中心に海外からミネラルウオーターの
輸入を増やす動きが拡大しているようです。東京電力福島第1原子力発電所による
放射性物質の拡散により、被災地だけでなく、首都圏でもミネラルウオーターの
需要が急増したためとしています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110404-00000505-san-bus_all
水の増産は、簡単と思っていましたが、そうでもないらしく、硬水タイプの輸入も
始まった様です。緊急輸入分は、被災地へ無償提供し、首都圏での店頭販売分も
含め、100万ケース(1.8リットル換算で12本入り)を輸入する考えです。
大塚食品は、「クリスタルガイザー」を製造するグループ会社の米CGロクサーヌ
(カリフォルニア州)に増産を要請。また、キリンビバレッジも「ボルヴィック」を仏
ダノンに追加発注し、輸入するようです。
各社が最初に輸入を決めたのは硬度の低い軟水。日本では軟水が多いことに加え、
粉ミルクを溶くために使う場合、ミネラル分が多い硬水は、乳児の腎臓に負担を
掛けるとされているためです。しかし、福島第1原発の事故は水需要を急増させ、
軟水だけでは、不足する状況のようです。
サントリーも、「ヴィッテル」の増産をスイス・ネスレ社に要請しました。
ここへ来て、水需要が増えてますが、国内で増産が追いつかないとすれば、国内
よりコスト高の水(?)になりそうです。
さて、日経平均は、小幅上昇し10円高の9718円の大引けでした。
(出来高 概算25.3億株の商いでした。)
週末の米雇用統計が、予想以上に強くNY市場は上昇し、為替がドル買い円売り
の84円台となり、日本市場への追い風となるも、ザラ場を通し、上昇幅を縮め
安値引けとなりました。
日経平均は反発したものの、先週末高値9822円を抜けきれず、9700円台
ですが、下値も切り上げており、5日移動平均線(約9622円)を超える水準と
なっています。
今晩のNY市場、バーナンキFRB議長の講演があり、注目です。
雇用統計の結果を受け、量的緩和策第2弾(QE2)を、今年6月末で終了する
見方が濃厚です。
序盤のNY市場、先週末値水準の揉み合い状況ですが、底堅い展開に期待。
明日の日経平均、大引けで9800円台にチャレンジに期待しています。
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