3/25~週は、NY市場がユーロ安/ドル高の中、底堅い中、キプロス問題が
再燃。欧州市場が不安定となり、ユーロ安/円高の進行が進み、株式市場の
重しとなった格好です。
ただ、上値が重い中、最終取引の3/29の日経平均は上昇し、前年度比23%
高い水準で終了するとともに、月足は8カ月連続の陽線を記録し、4月相場に
つないだ格好です。
結局、日経平均は、1週間で59円上昇(↑0.48%)12397円の大引け
でした。
さて、4月第1週(4/1~4/5)の主なイベントと予定は、下記1.の通り。
4/1に、日銀短観が発表され、業況判断がどれだけ改善されているか、注目。
また、4/3~4/4に、黒田総裁による初の日銀金融政策決定会合が開かれ
大胆な量的緩和に踏み込む内容となるかポイントです。
海外は、4/1に米で3月ISM製造業景況感指数、中国3月製造業PMIが発表
され、4/4にドラギECB総裁の会見から、欧州債務リスク後退が確認されれば、
対ユーロの円高是正になる可能性もあります。週末の米雇用統計にも注目です。
東京市場、年度末の需給状況の変化が一過性となるか、注目しています。3/28
発表された3月第3週(3/18~3/22)の主体別売買動向で外国人投資家が
19週ぶりの売り越し(918億円)に転じています。
3月下旬にかけ、キプロス問題に伴うユーロ安/円高の進行から、外資がリスク・
オフ姿勢に転じたとすれば、海外資金の流入の先細りが杞憂であってほしい。
ただ、日本株の上昇トレンドは継続しており、大きく下落した時は、押し目買いの
スタンスが良さそうです。
日経平均、4月第1週(4/1~4/5)レンジは、12250円~12700円程度を
想定しています。
1.4月第1週(4/1~4/5)主なイベントと予定
3/31
EU 欧州は、夏時間に移行
4/1
日本 3月日銀短観
日本 第1四半期 日銀短観
日本 名実 新年度相場入り
日本 改正高年齢者雇用安定法 施行
日本 キューピー、ジェイコム、しまむら、ライトオン 各決算
日本 ハザマ→安藤・間、ナナオ→EIZO へ社名変更
日本 日立金属と日立電線 経営統合
日本 アンリツ、東海東京、長大、ムサシ、西部電 等 100株単位へ
米 3月ISM製造業景況指数
中国 3月製造業PMI
EU イースターマンデーで休場
世 エイプリルフール
4/2
日本 平和堂、フィルコン、イズミヤ、ケーヨー 各決算
日本 3月マネタリーベース
日本 東京、歌舞伎座 新開場
米 2月製造業新規受注
米 3月自動車販売統計
豪 中銀政策金利
ブ 2月ブラジル鉱工業生産
EU 2月ユーロ圏失業率
4/3
日本 日銀金融政策決定会合(~4/4)
日本 西松屋、マルカキカイ、放電精密、メディアクリエイト 各決算
米 3月ADP雇用統計
米 3月ISM非製造業景況指数
中国 3月非製造業PMI
EU 3月ユーロ圏消費者物価指数
4/4
日本 日銀 黒田新総裁、初の金融政策決定会合後の記者会見
米 FRB副議長 講演
米 シカゴ連銀総裁の講演
中国 休場(~4/5清明節)
香港 休場
台湾 休場
豪 2月小売売上高
英 BOE政策金利
EU ECB政策金利
EU ドラギECB総裁の記者会見
EU 2月ユーロ圏生産者物価指数
ス スペイン国債入札
4/5
日本 日銀月報
日本 オンワード、あさひ、タカキュー、三協立山、不二越 各決算
米 3月雇用統計
上海 清明節で休場
EU 2月ユーロ圏小売売上高
2.NY市場、為替/債券(休場) 各結果(3/29)
29日のNY市場は、イースター前のグッドフライデーということで、株式、
原油などの市場が休場為替市場も、ロンドン市場が休場となった影響で参加者が
非常に少なく,閑散とした取引になった。
月曜日がイースターマンデーで今日の海外同様実質休場になるということもあり、
ユーロ売り円買いの動きが目立った短期筋などから調整の動きが入り、クロス円が
全般にしっかりとなったものの、レンジは狭く、ユーロ円の高値も29日東京朝の
高値と同水準にとどまるなど,落ち着いた動きであった。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=179453
3.NY株式市場(休場)(3/29)
NY株式市場、グッドフライデー(聖金曜日)による祝日でお休み
4.NY市場、原油先物/金先物(休場)各結果(3/29)
NY金先物/原油先物、グッドフライデー(聖金曜日)による祝日でお休み