9/25~週の日経平均は上昇した。米FOMCが予想通り通過し、また
国連でのトランプ大統領演説などで、強い米国のイメージが経済堅調さの
背景もあって示され、NY株式市場が堅調であった。
また、ザラ場高値は、27年ぶりの水準までリバウンドを見せた。
結局、日経平均は、週間で250円上昇(↑1.05%)24120円でした。
の通りです。
週末のNY株式市場は、FOMCを想定内で通過し、米経済の好調さを確認
したことで、底堅さ継続での終了でした。
一段高の可能性もありそうです。米・中貿易摩擦は長期化懸念が強まるなか、
日米首脳会談で、自動車輸入関税回避で、一つの波乱要素は乗り越えた格好。
週末の米雇用統計は、控えているものの、良好な着地が想定できるだけに、
パウエルFRB議長の講演内容やノーベル賞の行方に注目で、中小型の個別
材料株の動きに注目です。
日経平均、10月第1週(10/1~10/5)のレンジは23800円~
24600円程度を想定しています。
1.10月第1週(10/1~10/7)主なイベントと予定
9/30
中国 9月製造業PMI
英 保守党党大会(~10/3)
10/1
日本 第3四半期 日銀短観
日本 ジャステック、あみやき、ダイセキ、象印、クリエイトSDH、しまむら
日本フイルコン、キュソー流通 各決算
米 9月自動車販売
米 9月ISM製造業景況指数
米 ボストン連銀総裁、講演
米 アトランタ連銀総裁、講演
米 ミネアポリス連銀総裁、講演
印 9月製造業PMI
世 ノーベル賞、医学生理学賞
中国 市場休場(~10/5)
10/2
日本 内閣改造、自民党役員人事
日本 9月マネタリーベース
日本 カネコ種、キュピー、瑞光、放電精密、ライトオン、平和堂 各決算
米 パウエルFRB議長、講演
米 クオールズFRB副議長、上院銀行委員会で証言
米 ペプシコ、ペイチェックス 各決算
豪 中銀政策金利
世 ノーベル賞、物理学賞
10/3
日本 ウエルシアHD、川口化工、エスプール、東京個別、良品計画、マルカキカイ 各決算
日本 ブリッジインターナショナル IPO
米 9月ADP雇用者数
米 9月ISM非製造業景況指数
米 パウエルFRB議長、講演
米 ブレイナードFRB理事、講演
米 レナー 決算
米 シカゴ連銀総裁、講演
米 リッチモンド連銀総裁、講演
米 クリーブランド連銀総裁、講演
ト トルコ消費者物価指数
英 メイ英首相、保守党党大会最終日で演説
世 ノーベル賞、化学賞
10/4
日本 クリーク&リバ、三協立山、不二越、佐鳥電機、アオキスーパー 各決算
米 8月製造業新規受注
米 クオールズFRB副議長、講演
メ メキシコ中銀政策金利
EU ラガルドIMF専務理事、会見
10/5
日本 8月家計調査
日本 8月景気動向指数
日本 パソナ、サンエー、シグマ光機、わらべや、薬王堂、大有機、オンワード、パルコ
トーセイ、インテリックス、フロイント産業、レノバ、アルテック、ベルク 各決算
米 8月貿易収支
米 9月雇用統計(非農業部門雇用者数)
米 コストコホールセール 決算
米 アトランタ連銀総裁、講演
印 インド中銀政策金利
独 8月製造業受注
世 ノーベル賞、平和賞
10/7
中国 9月外貨準備高
ブ ブラジル大統領選総選挙
2.NY市場、為替/債券 各結果(9/28)
今日のNY為替市場、ドル円は上値追いの動きを続けた。ロンドン時間
にはイタリア財政への懸念から、欧州株や米株先物が大きく下落して、
円高圧力がドル円を圧迫した。一時113.35円付近まで下落した
ものの、その後に取引を開始した米株式市場が寄り付きこそ売りが先行
したものの、次第に買い戻しが膨らんだことからドル円も買い戻される
展開。
ドル円は前日にようやく年初来高値を更新し上値期待を高めている。
きょうも、そのモメンタムは堅持されており上値追いの流れを持続して
いるようだ。目先は昨年12月高値の113.75円付近が上値レジス
タンスとして意識される。
ユーロはNY時間に入って買い戻しが入り1.16ドル台、ユーロ円は
132円ちょうど付近まで下げ渋った。月内最終売買日というともあり、
実需の動きも出ていたようだ。イタリアのコンテ首相のコメントもユーロ
の買戻しを誘っていたようだが、首相は「予算案の詳細が明らかになれば
市場は財政を信頼するだろう」と述べていた。イタリア政府はきのう、
来年の予算案に基づく財政赤字をGDP比2.4%の水準を目指すことで
合意した。
ている。
ユーロドルは21日線と100日線をブレイクしており、上値へのモメン
タムは一旦失われたとの指摘も聞かれる。8月中旬から9月下旬までの上昇
波のフィボナッチ38.2%戻しが1.1620ドル付近に来ているが、
この水準を下回って終えており、1.15ドル割れが視野に入る可能性も
高まったようだ。
きょうはポンド売りが目立った。ポンド円は一時147円台半ばまで下落
するなど上値の重い展開。FOMCを通過してドル円は上値追い動きを加速
させていることから支えられてはいるものの、ポンド自体の売りが圧迫。
200日線が148円台前半に来ているが、その水準で売買が交錯している。
市場は「合意なき離脱」へのリスク意識を再び高めている。もし、合意なき
この日曜日から来週3日にかけ英保守党大会が予定されており、離脱交渉に
何らかのメドが示されるか注目される。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=453093
米国債利回り
2年債 2.819(-0.008)
10年債 3.061(+0.009)
30年債 3.207(+0.023)
期待インフレ率 2.145(-0.003)
※期待インフレ率は10年債で算出
今日のNY債券市場で10年債利回りは下に往って来いの展開。イタリア
の財政赤字への懸念がリスクを高め、序盤は下げて始まった。しかし、
米株が底堅く推移し、原油相場も上昇したことからリスク選好の雰囲気も
見られ、米国債利回りは序盤の下げを取り戻している。
10年債利回りは3.02%台まで低下後、3.06%まで戻す展開。一方、
2年債は2.81%付近に低下した。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=453092
3.NY株式市場 結果(9/28)
NY株式28日
ダウ平均 26458.31(+18.38 +0.07%)
S&P500 2913.98( -0.02 0.00%)
ナスダック 8046.35( +4.38 +0.05%)
CME日経平均先物 24185 (大証比:+65 +0.27%)
今日のNY株式市場は底堅さを見せている。イタリアの財政赤字への懸念が
リスクを高め、寄り付きは売りが先行して始まった。イタリア政府はきのう、
来年の予算案に基づく財政赤字をGDP比2.4%の水準を目指すことで
合意した。EU規則である3%以内には収まってはいるものの、市場は不安
感を高めている。
きょうのイタリア債は売りが強まり利回りは急上昇。この状況を受けてイタ
リアの株式市場では銀行株が急落し、その余波で米株式市場でも銀行株が
下げを先導した。
今週のFOMCを通過して市場は、米景気の先行き期待を再度意識しており
株式市場は上値追いの動きが続いているようだ。
インテルがPC向け半導体の増産に向け設備投資を10億ドル増額する事を
明らかにしたこともフォローとなっている。電子部品などハイテク株が堅調
に推移し相場をサポート。エネルギー株やヘルスケア株も上昇した。
ダウ採用銘柄ではインテルの他、ボーイング、ディズニー、シスコ、メルクが
堅調。
軟調。
ナスダックも小幅高。インテルのほかエヌビディアやマイクロンが上昇。
一方、テスラが大幅安となっているほか、AMD、フェイスブックが下落。
準備が整っているとツイートし投資家を欺いたとして、同氏を提訴した事が
嫌気されている。
エヌビディアはアナリストが目標株価を従来の300ドルから400ドルに
引き上げたことが材料視。
フェイスブックは先日のセキュリティ問題で5千万件のアカウントに影響
したと報告したことが嫌気されている。
1株利益、売上高とも予想を上回った。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=453088
4.NY市場、原油先物11月限/金先物12月限 各結果(9/28)
NY原油先物11月限(WTI)
1バレル=73.25(+1.13 +1.57%)
その他の限月は0.30~1.07ドル高。
米国の制裁によってイランの輸出量が減少することから、供給不足が警戒されて
いる。イランのほかベネズエラの減産をサウジアラビアやロシアが増産して穴埋
めし、協調している石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非OPEC加盟国は、
需給バランスを維持しようとしているが、生産余力は潤沢ではない。
時間外取引で11月限は小動きだったが、通常取引開始後は一気に上値を伸ばす
と73.73ドルまで上昇し、期近つなぎ足で7月11日以来の高値を更新した。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=453091
NY金先物12月限(COMEX)
1オンス=1196.20(+8.80 +0.74%)
金12月限は反発。週末・月末・四半期末の中、前日に下げた反動で買い戻しが
優勢となった。ただ、上値は限定的だった。ドルインデックスが続伸したことが
金の上値を抑えた。イタリア政府は2019~21年の3年間の経済財政計画に
ついて、国内総生産(GDP)に対する財政赤字比率を2.4%に抑制する事で
合意し、欧州連合(EU)の財政規律を遵守するが、黒字化目標を後退させて
おり、イタリアの財政懸念はユーロ安・ドル高を後押しした。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=453089
☆各1クリック応援の協力を お願いします。☆