伝統ある英国の10吋ユニットで、いい音で音楽を聴きたい・・・・・

音楽好きの、古いオーディオ機器10吋TANNOYを改良そて聴くダメオヤジの金ちゃんです。

J.S.バッハの鍵盤楽器の演奏をAngela Hewitt最新のファツィオリの楽器演奏での考察

2024年02月29日 | 2022J.S.バッハ関係

今朝もニュースを見ていると一時話題となっていた米アップルが、電気自動車(EV)開発から撤退した模様であり、アップルはiPhoneやコンピューター以外の製品開発に力を入れると報道しているがやはり電気自動車(EV)は未だ開発不足の模様でもあろう、でも全個体電池可能でしかも車の総重量が今までと変わらないのであれば、今後何は(EV)も一つの手段になるであろう。でも不思議な事に英国は(EV)に拘っている模様であるが今後どの様な顛末を迎えるかは大変興味深い、ベンツも(EV)撤退の様子である。
一般的に考えればトヨタが以前から勧める、今後の地球環境から考察すれば水素エンジンの熱効率が一番高いのかも知れない。朗報ですが・・・最近話題になっている地下資源に天然水素が大量にあると報道されたのだ。

最近どうも何かと体調が優れない、多分風邪を拗らせ中々全快しない、大変有り難い事に今年はスギ花粉の影響が弱いようで花粉症の影響が少ないことは大変有り難い、鼻風状況が続き多少の熱も取れない、天候も暖寒の差も激しく身体も順応出来なくなったのかも知れない、一般的には老人病の典型でもあろう、勿論風邪薬は飲み続けるが花粉症も併用しスッキリしない状況である。
そう言えば最近音楽鑑賞には暫くご無沙汰気味でもある、確かにこの様な状況下では刺激の強い音楽は不快さを増すのであろう・・・。実は最初に聴くは以前オペした癌の摘出手術の年一度の精密検査の結果を本日は結果がわかるので病院に出かけるドクターは手術時から見ていただいた先生で結果は良好のことでした。人一回程度の検査は安心感も与えれれる様でもある。

実は休んでいる時に再度聴きたいJAZZ音楽を思い出し紹介しようと考えていたが、病み上がりに聴く音楽ではなかった様である、それは独特のハーモニーによるオーケストレーションが代名詞的なDuke Ellington(p)がCharles Mingus(b)、Max Roach(ds)とともに録音したピアノ・トリオ作品のジャズピアノトリオで当時のJAZZ音楽の神様たちがトリオで演奏をしたと言われるピアノトリオの歴史的名盤、『Money Jungle』を紹介しようかと思い聴くが如何も身体(耳)が受け付けない、病み上がりにはアクが強過ぎた様でもあり途中で辞めてしまった、何其のうちに紹介となるでしょう。

勿論人間体調の悪い時のはどうも遠慮がちになる様でもある。そう言えば老化現象の著しいことは年々記憶力が低下しているとのことであるとも言うが76歳を過ぎその傾向は強いとも言える、解消方法としては「くつろいだ食卓で同時に二つ以上の会話を聞く」ことで脳を鍛えることが出来ると言われる、食事の時間は大切の様に思う。



現在筆者の自宅で聴く音楽、特に鍵盤楽器特にピアノ曲の鑑賞において、勿論15吋のタンノイのユニットと比べれば低音量の再現等は勿論劣るであろうが、三極管のアンプを用いて家庭で小編成の音楽を聴くには10吋のタンノイIIILZ Monitor Goldで十分堪能できることが理解できたこの頃でもある。程々の音量で楽しむ曲は若干の風邪ひき患者にも大変ここと良く安心してバッハの音楽を堪能できる。最近何気なく思うは興味が徐々にではあるが薄れてきた傾向がある様です、間違い無く老化現象であろう・・・・?

但し10吋のタンノイIIILZ Monitor Goldで愛聴する限りスケールの大きなオペラ系統は若干苦手で存分な迫力ある音は苦手の部類の様に思う。どうしても自宅では良く聴く音楽はタンノイが具合良く鳴る音楽が多くなる傾向が強い様である。この10吋のタンノイの音質の特徴は全体的にはエンクロージャーやや後方に演奏者が並び立体的に音が鳴る様な感じを受けるが特にバッハの演奏には実に良い鳴り方と感じている。駆動するアンプは真空管の三極管を使用するがJ.S.バッハ中心に聴く愛好家にとっては、若干タンノイ独自の音の癖はあるが器楽全体並びに小編成のカンタータ中心に愛好する者にとっては実に良い組み合わせであろう、今後は全体的にもう一段階グレートを高めた真空管アンプで駆動してみたいものである・・・?

以前も紹介したバッハ :イタリア風のアリアと変奏 イ短調 BWV 989を落ち着きあるヒューイット愛用のファツィオリピアノの楽器で、実に耳障りの良いバッハの音楽を楽しんでいます。

以前このブログでも紹介した事がある、筆者も好きなピアニストにカナダ出身のアンジェラ・ヒューイット(Angela Hewitt)簡単な明細は「カナダの音楽一家に生まれ、3歳でピアノを始める。4歳で聴衆を前に演奏し、5歳で最初の奨学金を得る。その後ジャン=ポール・セヴィラに師事。1985年のトロント国際バッハ・ピアノ・コンクールに優勝し、一躍世界の注目を集める。ヨーロッパ、アメリカ、アジア等世界各地でのリサイタルのほか、著名オーケストラと定期的に共演しており、ハイペリオン・レーベルからの卓越した録音により「我々の時代の傑出したバッハ弾き」(ガーディアン紙)との賞賛を得ている。06年のグラモフォン・アワード「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」受賞。また、00年カナダ政府よりカナダ勲章を、06年には女王誕生記念大英帝国勲章を受勲。イタリアのウンブリア州にてトラジメーノ音楽祭の芸術監督を務めている。」と、この様な紹介がある。



現在はヒューイットは日ごろから、近年ますます評価を高めているイタリアのピアノメーカー、ファツィオリの楽器を愛奏しているが、本シリーズでもピアノは創業者パオロ・ファツィオリ(Paolo Fazioli)のピアノを使用。チェンバロ風の軽快な響き、オルガン風のふくよかな響きを、その色彩豊かな音色を生かしていかに表現するのかも楽しみだ。バッハ弾き、そしてファツィオリ弾きのヒューイットならではの音に期待しつつ、4年にわたる旅のスタートの場に居合わせたい。
筆者が彼女雨演奏を聴き最近思うは、明瞭かつ正統に響き、華やかさや親しみやすさも伴って誰をもひき付ける彼女の演奏は実に魅力的に思うが移動中骨組みやふたなどが壊れ、ファツィオリ社のオーナーで、エンジニア、ピアニストでもあるパオロ・ファツィオリさんから修復できないと告げられたという。事故の起こる前にファツィオリF278は世界で唯一、ペダルが4つあるものだった。
ヒューイット曰く「わたしはこのピアノを崇拝していた。わたしの親友であり、最高の仲間だった。望んだすべてのことができるよう可能性をくれた。」と語っていた事が印象的であった。



バッハ :イタリア風のアリアと変奏 イ短調 BWV 989 
Bach, Johann Sebastian:Aria variata alla maniera italiana a-moll BWV 989


  1.J.S. Bach: Aria variata alla maniera italiana, BWV 989 : Theme. Aria Angela Hewitt 
  2.J.S. Bach: Aria variata alla maniera italiana, BWV 989 : Var. 1. Largo Angela Hewitt 
  3.J.S. Bach: Aria variata alla maniera italiana, BWV 989 : Var. 2 Angela Hewitt 
  4.J.S. Bach: Aria variata alla maniera italiana, BWV 989 : Var. 3 Angela Hewitt 
  5.J.S. Bach: Aria variata alla maniera italiana, BWV 989 : Var. 4. Allegro Angela Hewitt 
  6.J.S. Bach: Aria variata alla maniera italiana, BWV 989 :  Var. 5. Un poco allegro Angela Hewitt 
  7.J.S. Bach: Aria variata alla maniera italiana, BWV 989 : Var. 6. Andante Angela Hewitt 
  8J.S. Bach: Aria variata alla maniera italiana, BWV 989 : Var. 7. Un poco allegro Angela Hewitt 
  9.J.S. Bach: Aria variata alla maniera italiana, BWV 989 : Var. 8. Allegro Angela Hewitt 
 10.J.S. Bach: Aria variata alla maniera italiana, BWV 989 : Var. 9 Angela Hewitt

アンジェラ・ヒューイットが再録音したバッハ作品の霊峰とも言える。アンジェラ所有のファツィオリが奏でる澄明な美は、まさに響きの精華だ。前回のAngela Hewitt plays Bachの作品も良いがJ.S.バッハ:イタリア風アリアと変奏 イ短調 (BWV.989)いぶし銀の光と音色は少し綺麗すぎる前回のスタンウェイとは異なる音をを感じました。何度も聴き感じた事は、陰影の素敵な鳴り方は流石ファツィオリピアノの音色の特色でもあろう。



鍵盤の女神とも言われるアンジェラ・ヒューイット、2015年ファツィオーリによる新録音ピアノ王国ハイぺリオンの中核をなす1人、J.S.バッハの「ゴルトベルク変奏曲」の16年ぶりとなる新録音が登場!イタリアの銘器"ファツィオーリ"による新たな「ゴルトベルク変奏曲」は待望の新録音となります。バッハ・ワールド・ツアーを受けて再録音された「平均律クラヴィーア曲集(CDA 67741/4)」、ファツィオーリによるバッハ録音で新たなるバッハも探索したいと思います。



J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988

YouTube動画も掲載しましたので是非お聴きください。

 1.Goldberg Variations 'Aria mit verschiedenen Veranderungen' BWV988~Aria
 2.Goldberg Variations 'Aria mit verschiedenen Veranderungen' BWV988~Variation 1 a 1 Clav.
 3.Goldberg Variations 'Aria mit verschiedenen Veranderungen' BWV988~Variation 2 a 1 Clav.
 4.Goldberg Variations 'Aria mit verschiedenen Veranderungen' BWV988~Variation 3 Canone all'Unisuono. a 1 Clav.
 5.Goldberg Variations 'Aria mit verschiedenen Veranderungen' BWV988~Variation 4 a 1 Clav.
 6.Goldberg Variations 'Aria mit verschiedenen Veranderungen' BWV988~Variation 5 a 1 o vero 2 Clav.
 7.Goldberg Variations 'Aria mit verschiedenen Veranderungen' BWV988~Variation 6 Canone alla Secunda. a 1 Clav.
 8.Goldberg Variations 'Aria mit verschiedenen Veranderungen' BWV988~Variation 7 a 1 o vero 2 Clav. Al tempo di Giga
 9.Goldberg Variations 'Aria mit verschiedenen Veranderungen' BWV988~Variation 8 a 2 Clav.
 10.Goldberg Variations 'Aria mit verschiedenen Veranderungen' BWV988~Variation 9 Canone alla Terza. a 1 Clav.
 11.Goldberg Variations 'Aria mit verschiedenen Veranderungen' BWV988~Variation 10 Fughetta. a 1 Clav.
 12.Goldberg Variations 'Aria mit verschiedenen Veranderungen' BWV988~Variation 11 a 2 Clav.
 13.Goldberg Variations 'Aria mit verschiedenen Veranderungen' BWV988~Variation 12 Canone alla Quarta. a 1 Clav.
 14.Goldberg Variations 'Aria mit verschiedenen Veranderungen' BWV988~Variation 13 a 2 Clav.
 15.Goldberg Variations 'Aria mit verschiedenen Veranderungen' BWV988~Variation 14 a 2 Clav.
 16.Goldberg Variations 'Aria mit verschiedenen Veranderungen' BWV988~Variation 15 Canone alla Quinta. a 1 Clav. Andante
 17.Goldberg Variations 'Aria mit verschiedenen Veranderungen' BWV988~Variation 16 Ouverture. a 1 Clav.
 18.Goldberg Variations 'Aria mit verschiedenen Veranderungen' BWV988~Variation 17 a 2 Clav.
 19.Goldberg Variations 'Aria mit verschiedenen Veranderungen' BWV988~Variation 18 Canone alla Sexta. a 1 Clav.
 20.Goldberg Variations 'Aria mit verschiedenen Veranderungen' BWV988~Variation 19 a 1 Clav.
 21.Goldberg Variations 'Aria mit verschiedenen Veranderungen' BWV988~Variation 20 a 2 Clav.
 22.Goldberg Variations 'Aria mit verschiedenen Veranderungen' BWV988~Variation 21 Canone alla Settima. a 1 Clav.
 23.Goldberg Variations 'Aria mit verschiedenen Veranderungen' BWV988~Variation 22 a 1 Clav.
 24.Goldberg Variations 'Aria mit verschiedenen Veranderungen' BWV988~Variation 23 a 1 Clav.
 25.Goldberg Variations 'Aria mit verschiedenen Veranderungen' BWV988~Variation 24 Canone all'Ottava. a 1 Clav.
 26.Goldberg Variations 'Aria mit verschiedenen Veranderungen' BWV988~Variation 25 a 2 Clav. Adagio
 27.Goldberg Variations 'Aria mit verschiedenen Veranderungen' BWV988~Variation 26 a 2 Clav.
 28.Goldberg Variations 'Aria mit verschiedenen Veranderungen' BWV988~Variation 27 Canone alla Nona. a 2 Clav.
 29.Goldberg Variations 'Aria mit verschiedenen Veranderungen' BWV988~Variation 28 a 2 Clav.
 30.Goldberg Variations 'Aria mit verschiedenen Veranderungen' BWV988~Variation 29 a 1 o vero 2 Clav.
 31.Goldberg Variations 'Aria mit verschiedenen Veranderungen' BWV988~Variation 30 Quodlibet. a 1 Clav.
 32.Goldberg Variations 'Aria mit verschiedenen Veranderungen' BWV988~Aria da capo
《演奏》
 アンジェラ・ヒューイット(ピアノ/ファツィオーリ)
《録音》
 2015年12月14日-17日、キリスト教会(オーバシェーネヴァイデ、ベルリン)
 J.S.Bach: Goldberg Variations
 Angela Hewitt



これまで、世界的に最高のバッハ演奏家としての名声を得ているA.ヒューイットに対して、旧録音についても、かなり以前に購入していましたが、演奏の外形はさすが当代一と言えるほど美しくまとまっていても、その内容に意外なこの最新録音、A.ヒューイットにとっては、もはや彼女の代名詞であるFAZIOLIによる再録音、という意味が大きいと思われ、事実世間的な評価もそれを越えるものでは無いようです。筆者が聴いて違うバッハを聴けた事は旧録音と違い音と音の静寂な部分の違いに美しさを感じた音が聴けたことでありピアノ制作の難しさが垣間見える様でもある。曲の細部、部と声部のバランス、それによって決まる多声音楽としての曲構造、声もバッハ演奏の永遠の課題である、至適なリズム、テンポ、バランスを見出すこと、旧盤とは比較にならない程度、進歩している様に感じた。
音楽のバランスが実に落ち着き質が向上様に感じた、イタリア風のアリアと変奏 イ短調 BWV 989、ゴルトベルク変奏曲等は断然良い方向に向かっている様に思う。
なんと言っても擬妙なバランスの良さでもあろう、ブラボー!

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