やざき。くんです (・e・)ノ

ぷらら Broachから引っ越してきました

うちでうまれたきいろいインコ。

2009-07-21 20:39:37 | LIFE
7年前の12月、1日家をあけて帰ってきたら、巣箱の中からピーピーとキミの声が聞こえた。
 

 
数日後、意を決して中をのぞいてみたら、ごま団子みたいなキミがいた。
もちろんかーさんインコに怒られた。

少しして、いっちょまえな姿になったキミと対面してみたら、すっかりヒトが嫌いになっていた。 しまった遅すぎた。

でもやっぱり、としばらく一緒に居てみたけれど、キミはかーさんインコととーさんインコのところが良いと戻っていった。

しばらくは親子での生活。同なじ色した仲良しインコ。見分けがつかない、仲良し親子。

同居人のみどりいろしたとーさんインコの友達インコと会わせてみたよ。
キミがもし女の子だったら、と思って。

大喧嘩した。ごめん、男の子同士だったんだね。
きいろいインコは男の子。カラダもキモチも、少し小さな男の子。

しばらくして、かーさんインコがお星サマになっちゃった。

とーさんインコとの2人暮らし。姿形、やる事なす事そっくりだったけど、
高く鳴くキミの声はとーさんインコよりきれいな声。その声が好きだったよ。

少しして。とーさんインコもお星サマに。1人ぼっちのきいろいインコ。

あ、みどりのおじさんが隣にいたね。寂しくないね、よかったね。

ヒトが苦手なきいろいインコ。
いつも鏡の中の友達と一緒だったきいろいインコ。
でも好きなごはんを入れたときだけ、ちょっと甘えるきいろいインコ。

時折みどりのおじさんとカゴ越しに何かしゃべっていたのは、何を話していたんだろう。

おひさまが欠ける前の日、とうとうキミもお星サマに。
とーさんインコと同じように。多分、同じ病気。

明日の、お昼間なのに少しだけ暗くなる不思議な時間、かーさんインコととーさんインコが迎えに来るよ。
もう寂しくないよ。よかったね。

みどりのおじさんインコが高く、とても高く鳴いている。
隣でそれを聞きながら、好きだったごはんと、命の種と一緒にキミを送ろう。

季節が移り、いつかきいろい花になってもう1度姿を見せてくれると、嬉しいな。

うちでうまれたきいろいインコ。
はじめてうちにうまれてきた小さな命。色んな思い出を、ありがとう。