燃えるフィジカルアセスメント

総合診療医Dr徳田安春の最新医学情報集

倦怠感の鑑別 その4

2016-11-26 | 勉強会

#システムレビュー

 

high-yield symptomが得られなければシステムレビューReview of Systems (ROS)を行えばよい。

ROSを自分自身で作成してチェックリストとして携帯するか電子カルテに保存しておくとよい。

high-yield symptomをみつけないと全身のショットガン的な検査を行うことになってしまう。

ROSのサンプルを下表に示す。

 

 

表:システムレビューReview of Systems (ROS)の例

(これらについて適宜問診を行う)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

全身:発熱、悪寒戦慄、体重減少、寝汗

 

心血管系:胸痛、背部痛、失神、動悸

 

呼吸器系:呼吸困難、咳、痰

 

消化器系:悪心、嘔吐、嚥下困難、下痢、腹痛、吐血、下血、タール便

 

腎泌尿器系:頻尿、残尿感、排尿時痛、肉眼血尿、膿尿、失禁

 

代謝内分泌系:多尿、多飲、

 

頭頸部:視力障害、視野障害、咽頭痛、嗄声、難聴

 

皮膚:皮疹

 

筋骨格系:関節痛、筋肉痛

 

神経系:頭痛、複視、筋力低下、感覚障害、歩行困難、記憶障害

 

精神心理系:抑うつ、興味の減退、集中力の低下、睡眠障害、食欲低下

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

ROSは膨大なリストのようにみえるが、慣れてくると短時間(数分)で「ささっ」と取ることができる。

 

では本症例でのROSの結果をみてみよう。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

システムレビュー :

 

陽性症状:咳(+)痰(+)

 

陰性症状:排尿困難(-)腹痛(-)下痢(-)頭痛(-)悪寒戦慄(-)その他(-)

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

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徳田安春
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