燃えるフィジカルアセスメント

総合診療医Dr徳田安春の最新医学情報集

呼吸器疾患を疑うときの聴診

2016-07-28 | 勉強会
呼吸器疾患を疑うときの聴診    異常な呼吸音を呼吸副雑音(肺雑音)と呼ぶ。  呼吸副雑音には断続性と連続性がある。  その他として胸膜摩擦音がある。  断続性呼吸副雑音にはクラックルcracklesがある。  細かい高調性のソフトなクラックル音を捻髪音、粗い低調性で大きなクラックル音を水泡音と呼ぶ。  クラックルはまた、下表のように聴かれるフェーズで分類され、病態を反映している。 . . . 本文を読む
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呼吸器疾患を疑うときの触診

2016-07-26 | 勉強会
呼吸器疾患を疑うときの触診    胸壁ラトリングの存在は重度の畜痰を示唆する。    声音振盪では、背中を手掌または手刀部で触診しながら、患者に「ひとーつ」などの大きな母音を発声してもらう。    胸水貯留では声音振盪が減弱する。    心尖拍動の触診は必須である。    胸骨正中線から10センチ以上左外側へシフトしているときは、心拡大を示唆する。    心臓の触診ではまた . . . 本文を読む
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セミナーのお知らせ

2016-07-24 | お知らせ
☆第1回東千葉GIMセミナーのご案内☆2016年10月9日(日)に画期的な総合内科セミナーを東千葉メディカルセンターで開催します。東千葉メディカルセンターは、地域医療の救世主として2年前に開設された新しい病院で、千葉大学医学部附属病院の臨床教育センターです。今年度私の愛弟子の金井貴夫先生が総合診療科を立ち上げ、今後教育病院のメッカになっていくでしょう。セミナーには、千葉大学総合診療科の生坂教授も参 . . . 本文を読む
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呼吸器疾患を疑うときの打診

2016-07-22 | 勉強会
呼吸器疾患を疑うときの打診    肺の正常打診音は共鳴音である。    胸水貯留部位では濁音となる。    気胸や大きなブラでは鼓音となる。    わずかな胸水貯留を検出するには、打聴診auscultatory percussionを行う。    背部で胸水貯留部位を聴診しながら、前方から胸骨を軽く叩打する。    胸水貯留部位では音の伝達が変化するので、反対側の背部も聴診 . . . 本文を読む
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呼吸器疾患を疑うときの視診

2016-07-20 | 勉強会
呼吸器疾患を疑うときの視診    呼吸補助筋の発達は慢性呼吸器障害を示唆する。    慢性閉塞性肺疾患では胸鎖乳突筋が発達し、拘束性肺疾患では中斜角筋が発達する。    慢性閉塞性肺疾患が進行すると、呼吸補助筋以外の全身の筋肉は委縮する。    胸郭の視診では、変形や拡大に注意する。    高度の側弯や後弯による胸椎の変形で呼吸機能障害をみることがある。    上部胸郭と下 . . . 本文を読む
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呼吸器疾患を疑うときのバイタルサイン

2016-07-18 | 勉強会
呼吸器疾患を疑うときのバイタルサイン    バイタルサインには、血圧、心拍、呼吸、体温、意識レベル、静脈圧、パルスオキシメーター経皮的毛細管酸素飽和度(SpO2)、尿量がある。  一般的にSpO2はSaO2の代用として利用できるため、室内気呼吸下でSpO2が90%のときはPaO2が60 mmHgを示唆する。  それゆえ、SpO2が90%未満のときは低酸素血症を意味する。  しかしながら、 . . . 本文を読む
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またまたお知らせです

2016-07-16 | お知らせ
【8月6日(土)は城東祭り】地域医療機能推進機構(JCHO)東京城東病院に総合内科が創設され、1年が経ちました。若手主導型の小規模地域教育病院として、・既成概念にとらわれない・少数精鋭・地域密着型日本版ホスピタリスト育成を掲げ、切磋琢磨の毎日です。そこで、勉強したい!成長したい!そんな皆さんのために城東祭りを企画しました。城東ならではのプログラムを多数ご用意しています!皆さま是非お越しください!【 . . . 本文を読む
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お知らせです

2016-07-15 | お知らせ
ミスター診断学と学習しましょう! 「研修医医学生向け・診断ワークショップ」開催のご案内   今年も「闘魂!ワークショップ」を開催します! 昨年は全国各地から研修医の先生と医学生さんにご参加いただきました。 今年も熱い時間を皆で共有しましょう!   ◆開催日:2016年8月11日(木・祝) ◆時 間:10時00分〜16時00分 ◆場 所:総合大雄会病院南館10F 講堂 ◆人 数: . . . 本文を読む
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呼吸器疾患シリーズ 呼吸器疾患を疑うときの全身外観

2016-07-14 | 勉強会
呼吸器疾患を疑うときの全身外観    咳の患者の診察時には咳エチケットとして、サージカルマスクを装着してもらうようにする。  急性疾患では、呼吸状態の観察を迅速に行う。  呼吸補助筋を動員した努力様呼吸は呼吸状態悪化の徴候である。  会話では嗄声の有無も確認する。  呼吸困難が強いために会話ができないようなときは重篤な呼吸障害を示唆する。  チアノーゼは還元ヘモグロビンが5g/dl以 . . . 本文を読む
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ケースで考える呼吸器疾患

2016-07-12 | 勉強会
ケースで考える呼吸器疾患   慢性閉塞性肺疾患chronic obstructive pulmonary disease (COPD)の診断は遅れているといわれている。 40パック年以上の大量長期喫煙歴のある患者で常に、COPDの可能性を考慮して診察をおこなうべきである。 では、下記のケースをみてみよう。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 慢性咳を . . . 本文を読む
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