燃えるフィジカルアセスメント

総合診療医Dr徳田安春の最新医学情報集

指導医のための「評価」ベーシック

2017-02-20 | 勉強会
 研修医の評価、指導医の評価、研修評価など、指導医は様々な場面で評価に関わると思われます。    指導医や研修医を教育システムの構成因子として捉えれば、このような人々を評価するということは教育システムのプロセスの評価となります。    これらの、研修医の評価、研修評価、指導医の評価、研修評価を並行して実施することで質の高い臨床研修を提供することの貴重なデータとなります。 . . . 本文を読む
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糖尿病での感染症:まとめ

2017-02-18 | 勉強会
 血糖コントロール不良の糖尿病患者さんは感染症に罹患しやすく重症化しやすくなります。    糖尿病は易感染性のリスクですが、抗菌薬の選択に関してむやみに広域スペクトラムな抗菌薬を選択するのではなく、通常の感染症と同様に、フォーカスに合わせて原因となりうる細菌をターゲットにしてグラム染色や各培養結果に合わせた選択をすべきです。    大切なのは感染部位や感染しやす . . . 本文を読む
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重症感染症ケースでの血糖コントロール

2017-02-17 | 勉強会
 血糖がかなり高いケースではアウトカムが良くないと言うのは重篤な感染症ケースでみられました。    しかしだからといって血糖値をギリギリ低めに保つことが良いアウトカムにつながるとは限りません。    最近の臨床研究結果では、厳格な血糖コントロール(強化群)と緩やかな血糖コントロール(従来群)を比較してみると、強化群で重症低血糖が多くなっていました。     . . . 本文を読む
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糖尿病患者さんにおけるシックデイ対策

2017-02-16 | 勉強会
 糖尿病の患者さんが感染症などによる発熱、嘔吐、下痢をきたし、また食思不振のため食事摂取ができない日にちをシックデイと呼びます。    シックデイの際には高血糖・ケトアシドーシスまたは低血糖などのリスクがあります。    これらの急性合併症を回避するための特別な対応が必要となります。    ピットフォールは、インスリン自己注射をしている患者さんが、食事 . . . 本文を読む
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感染症時の血糖コントロール

2017-02-15 | 勉強会
 糖尿病患者さんでは感染というストレスにより血糖が上昇し、その高血糖がさらに感染症を増悪させる悪循環となります。    そのため、抗菌薬などの感染症治療に併行して、血糖をコントロールすることで悪循環を断つ必要があります。    普段は経口血糖降下薬の内服加療を受けている患者さんでも、重症化した場合の感染時にはインスリン療法に切り替える方がよいとされています。 &nbs . . . 本文を読む
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糖尿病における細菌感染症疑いの初期抗菌薬選択

2017-02-14 | 勉強会
 糖尿病は免疫低下状態なのだから、細菌感染症疑いの初期抗菌薬選択では広域スペクトラムな抗菌薬を選択した方がよいのか?という質問をよく受けます。    確かに糖尿病のコントロールが悪いと細胞性免疫の低下状態になる。    下記のようなネモニクス(記憶法)もあります。   LLMNSS   Listeria Legionella Mycoba . . . 本文を読む
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糖尿病に多い重要な感染症その5:鼻脳ムコール症

2017-02-13 | 勉強会
 ムコール菌による真菌感染症の一種です。    典型的ケースは糖尿病性ケトアシドーシスに合併する場合です。    鼻や口蓋の侵襲性壊死性病変が生じます。    血性鼻汁や眼球発赤などを呈します。    壊死が急速進行性に拡大して脳を侵すと、海綿静脈洞血栓症や中枢神経病変(眼球運動障害、失語、半身運動麻痺など)を引き起こすことがあります。 & . . . 本文を読む
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糖尿病に多い重要な感染症その4:悪性外耳道炎

2017-02-11 | 勉強会
 糖尿病の高齢者にみられます。    難治性外耳道炎が進行性に周囲に波及します。    髄膜炎・脳炎や敗血症を合併することもあります。    持続性の強い耳痛、悪臭を帯びた膿性耳漏、外耳道の肉芽組織が特徴です。    耳の診察は重要です。    画像診断では、側頭骨や中耳の異常所見がみられます。  膿と血液の細菌培養を . . . 本文を読む
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糖尿病に多い重要な感染症その3:気腫性胆嚢炎

2017-02-10 | 勉強会
 通常の胆嚢炎が女性に多いのに対して気腫性胆嚢炎は男性に比較的多くみられます。    2/3以上の高率で壊疽性となり穿孔率・死亡率も高い病気です。  通常、腹痛を主訴とし、バイタルサインの異常を呈します。  マーフィー徴候に加えて、筋性防御や打診圧痛などの急性腹症の局所身体所見を認めることが多いですが、無痛性で局所身体所見を認めないこともあります。  いわゆる、 . . . 本文を読む
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糖尿病に多い重要な感染症その2:気腫性腎盂腎炎

2017-02-09 | 勉強会
 腎実質・腎被膜下にガス産生を伴う壊死性炎症。    細菌の発酵で生じる炭酸ガスにより気腫を認めます。  診断では、通常の尿路感染症のための検尿、尿グラム染色、尿培養、血液培養に加えて、画像検査も実施します。  腹部単純X線検査やCTスキャンで膀胱・腎盂尿管にガス像がみられます。  気腫像の確認では、CTスキャンの方がよりわかりやすいでしょう。  主な . . . 本文を読む
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