倦怠感のメカニズム
倦怠感がおこるメカニズムについて最近、免疫系の刺激が関与していることが分かった。
炎症や感染などで、血中のサイトカインが過剰に上昇すると大脳半球に作用し、倦怠感をきたす。
ラットなどによる実験では、サイトカインを注射すると、これまで元気に動き回っていたラットがじっとして動かなくなり、ラットに倦怠感を思わせるような行動がみられるという。
これを急性病的行動acute sickness behaviorとよぶ。
同時に、ラットにも食欲低下がみられるので、倦怠感+食欲低下では、このacute sickness behaviorとしてとらえて重篤な疾患の可能性を考える。
ケーススタディでわかる脱ポリファーマシー | |
徳田安春 | |
南江堂 |
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