やんまの気まぐれ・一句拝借!

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さぼうるてふ茶房混み合ひ休暇明け:加古宗也

2020年07月27日 | 俳句
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さぼうるてふ茶房混み合ひ休暇明け:加古宗也
神田神保町の書店街の裏路地にこんな名前の喫茶店があった。サラリーマンの四連休、学生の夏休みと休暇の多い昨今である。その休暇も明けてこの喫茶店が混み合っている。それぞれの休暇をどう過ごしたかの話しに持ちきりである。どこか土産話が自慢めく一時があっと言う間に過ぎてゆく。時の流れは夢の如し。<学生はさぼるが本文夏の午後:やの字>:俳誌『角川・俳句』(2020年8月号)所載。
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