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鳴く前の喉ふるはせて雨蛙:伊藤伊那男

2020年07月16日 | 俳句
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鳴く前の喉ふるはせて雨蛙:伊藤伊那男
雨模様の庭木に雨蛙を見つけた。喉を震わせているなと思ったら鳴きだした。ケロケロケロと楽しい歌を唄い始めたのが憎めない。歌を唄う前に喉の準備運動をするなんて新発見である。今は梅雨。俳人には何でも楽しめる才がある。でんでん虫の句が出かかって喉に詰まった。吾には俳人の才が無いらしい。<雨蛙金色眼鏡がお気に入り:やの字>:角川『合本・俳句歳時記』(2019年3月28日)所載。
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