やんまの気まぐれ・一句拝借!

俳句喫茶店<つぶやく堂>へご来店ください。

籠り居て麦は穂となりそよぎけり:荻原栄子

2020年07月20日 | 俳句
322
籠り居て麦は穂となりそよぎけり:荻原栄子
麦秋と言う夏の季語がある。どこか広がりを感じさせる。今コロナ騒ぎで自粛生活をしている。そんな中で思いは外へ外へと募ってゆく。広大な麦畑の中を遠い山並みに向かって歩きたい。夏の帽子も万歩計も準備は整っている。でもなあやっぱりここは籠もる一手か。たまには籠もる事も良いではないか。<麦秋の風に叫べば独りなり:やの字>:俳誌『百鳥』(2020年7月号)所載。
<俳句喫茶店・つぶやく堂へどうぞお入りください>