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Kennyの古刹探索:教林坊

2013-12-01 16:53:30 | 紅葉

     感動!教林坊 を訪ねて
   復興の、観音正寺、六角氏、紅葉
          Kennyの滋賀から情報発信
             (この日記の掲載期間:12月6日~12月12日)


                               本堂

ご住職にお目にかかれました:荒れ寺を復興された
そのお寺は教林坊です。当日、廣部光信住職書院にお
座りになり、にこやかにお参り客(紅葉観光客)を迎えて下さい
ました。「地域の皆様のお力があってのことですよ」と。
でも、巨石を用いた名勝庭園などの復興はご苦労の毎日だ
ったでしょうね。


        白州正子さんの「かくれ里」にも登場する茅葺き書院

廣部光信住職
頃合いを見て廣部住職と言葉を交わす機会を頂きました。
ご住職が荒れ果てたお寺を復興された事を多少は聞き及
んでいました。昭和50年頃からこのお寺は無人となって
おり
、平成7年に赴任されて以後、身を粉にしてこのお寺
磨きあげて来られたとの事です。  上述の実に謙虚なお
言葉はその辺を話題にした時のことです。

お寺の復興
大きな石を多用した庭や古刹ゆえの建物を、その時既に境
内の清掃等を長きにわたり続けてこられた地域の皆様と力
を合わせて復興されました。 だからこそです、
今日も境内
で奉仕される皆様方の心配りが随所に表れていました。


      本堂入口 12月15日までは 秘仏 不動明王 を拝観できます

手渡す拝観料にも心のこもったお礼を
拝観料を払います。 どこのお寺でも極く普通のことです。
ところが教林坊ではちょっと違う、気持ちがすがすがし
くなる お・
も・て・な・し を受けました。 渡す拝観料
には実に丁寧に  ”ありがとうございます” とその
一言に
も心がこもり、私達の方にしっかりと顔を向けて。その時
他にもお参りの方が何人も(多忙)
並んでおられましたよ。

お寺に到着時、車を止める場所も案内がとても親切です。
お聞きはしていませんが、参拝客のお世話をしておられ
るのは地域の皆様だと思います。


                    総門 佐々木六角氏の家紋が

総門に六角氏の家紋が入った幕が
このお寺は戦国時代、佐々木六角氏の庇護を得て栄えた
観音正寺の坊舎(塔中)の一つで、30数寺だったか?
の中で現在、廣部住職の努力で唯一残るお寺だそうです。
ご住職のお話では、他のお寺は時とともに存続が難くな
り廃寺となってしまったそうです。

教林坊の一般情報
推古13(605)年、聖徳太子によって創建されたとされます。
境内には「太子の説法岩」と呼ばれる大きな岩があり、木々
に囲まれたこの岩の上で観音の教えを説いたところから号が
「教林坊」となったそうです。
 


                         教林坊発行のパンフレットから

  教林坊ではまだまだ紅葉が楽しめます 🎶
                    詳細は 教林坊 に

さて!、うわさ通り、紅葉が素晴らしいお寺でした
ライトアップもまだ間に合います。 ライトアップは8日
まで! 昼の特別拝観では 秘仏 不動明王 をご開帳、
15日までです。


         同寺発行のパンフレットから
    

   アクセス    クリックで拡大します

  (当ブログの末尾に教林坊HPへのアクセスメニューバーがあります)

境内の様子を写真で

 
                  表門                        四合わせ(幸せ)地蔵尊
           

                         聖徳太子が説法を行ったという巨岩

 
   太子自作の石仏・赤川観音          名勝庭園は小堀遠州作との伝え


  「掛軸庭園」と呼び、四季を山水掛軸に見立てる(書院内から) 

 
 枯れ滝、鶴島・亀島なども          香道 教林坊流を初心者でも楽しめる

 

                 小堀遠州考案といわれる水琴窟

寺の復興について、ご住職は
一応の完成とは言いながら「これで終わらず、地域の
ほかの場所
も含めてもっと進めて行きたいと思う」、と
仰っているとの事です。


家内安全を願って
受付に「家内安全」などと書かれた屋根瓦が積んであり
ました。このお寺さんなら是非我が家もお願いしようと、
一枚千円のお礼を納めて瓦に気持ちを込めて書いてきま
した。将来の屋根修復の瓦です。その日は
本当に気分の
いい、すがすがしい一日を送ることが出来ました。

   (参考) 滋賀の文化魅力再発見 のHP
            ウィキペデア
           教林坊、案内パンフレット
             教林坊のHP

  今日もご覧くださいましてありがとうございました

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
素晴らしいお話をありがとうございます。 (八幡遊人)
2013-12-08 22:59:40
こんばんは、Kennyさん。
紅葉の写真も素晴らしかったですが、ご説明も心温まる内容でした。地元なのにまだ行ったことがありません。ぜひ行きたくなりました。15日までということは来週の日曜までですね。なんとかやりくりして行きたいです。
そろそろ寒さを感じる季節になってきました。年末となりなにかと忙しくなると思いますが、次回も楽しみにしています。
私も・・、近くなのに (Kenny)
2013-12-09 08:00:36
おはようございます。 八幡遊人さんもまだ訪ねていない、近過ぎるとそんなものなんでしょうね。私も何年がかりかの実現です。 写真仲間からも紅葉の事を聞いていましたが見事でした。 このようなコメントを頂き感激しております。 早く怪我を治して県主催の探索にも参加してさらに郷土の歴史に触れたいと思います。これからもどうかよろしくお願いします。Kenny

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