武弘・Takehiroの部屋

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(再)日中戦争を画策!? アメリカの大謀略か

2015年09月21日 13時42分15秒 | 政治・外交・防衛

<以下の記事は2009年1月14日に書いたものですが、集団的自衛権の問題などが現実化しているため、参考までに何度でも復刻します!>

 世の中は何が起きてもおかしくはない。そういう意味で、つい最近、極めて興味深い話を聞いたので紹介していきたい。
国際政治というのは、一言で云うと“謀略戦”なのである。それは分かっているつもりだが、今回、アメリカのオバマ次期政権の下で駐日大使に任命される予定(注・当時の話)のジョセフ・ナイ氏が、過去に恐るべき謀略を画策していたことを取り上げよう。これはある方のサイトで知り、元の記事を読んだので末尾にリンクしておきたい。
ナイ氏はかつて、アメリカ大統領直属の国家安全保障会議(NSC)の議長を務めるなど、外交戦略を専門とする国際政治学者である。また、アメリカ民主党政権の高官をしばしば務め、知日派としても知られているそうだ。 その彼が過去に、日本に対する戦略会議の報告書をまとめた。題して「対日超党派報告書」である。要約すると以下の通りである。

「東シナ海や日本海近辺には、未開発の石油・天然ガスが眠っており、アメリカは何としてもそのエネルギー資源を手に入れなければならない。そのチャンスは台湾と中国が軍事衝突を起こした時である。当初、アメリカ軍は台湾側に立って中国と戦闘を開始する。
そして、日米安保条約に基づき、日本の自衛隊もその戦闘に参加させる。中国軍は、米日両軍の補給基地である在日米軍基地、自衛隊基地を攻撃するだろう。そうなると、本土を攻撃された日本人は逆上し、本格的な日中戦争が始まる。
その間、米軍は徐々に戦争から手を引き、自衛隊と中国軍の戦争が中心になるように誘導する。日中戦争が激化したところで、アメリカが和平交渉に介入し、東シナ海と日本海のPKO(平和維持活動)を米軍が中心となって行なう。
アメリカが東シナ海と日本海で軍事的・政治的主導権を確保すれば、この地域での資源開発に、アメリカのエネルギー産業は圧倒的な優位を入手することが出来る。

なお、この戦略の前提として、日本の自衛隊が海外で自由に“軍事行動”が出来るように、状況を形成しておく必要がある

以上がナイ氏がまとめた報告書だが、私に言わせれば「いったい何を考えているんだ!」と一喝したくなる。もちろん、このように事態がスムーズに運ぶとは到底思えないが、これがアメリカの外交戦略家の考えていることなのか。 要するに、アジア人同士を徹底的に戦わせ、アメリカが“漁夫の利”を占めようというものだ。日中戦争、中台戦争が起きれば、アメリカの軍事産業が儲かるのは言うまでもない。 全てをアメリカの利益にするために構築された戦略である。戦略と言うよりも、正に「謀略」である。
こんな馬鹿げた謀略(盲想?)に、日本は乗ってはならない。もちろん乗るはずはなかろうが、国際政治とはこうした謀略によって成り立っているのだ。だから油断すると、いつ戦争に巻き込まれるかもしれない。 また、一部の輩が「日中戦争、日中戦争」と騒ぐかもしれない。われわれは、何が国益になるかを十分に考える必要がある。
今日はジョセフ・ナイ氏の報告書を取り上げたが、国際政治とはそれほど“複雑怪奇”なのである。(2009年1月14日)

以下にナイ氏の報告書など、参考記事をリンクしておく。

対日超党派報告書http://www.asyura2.com/09/senkyo57/msg/559.html
元記事http://alternativereport1.seesaa.net/article/93305639.html
ジョセフ・ナイ氏http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%82%BB%E3%83%95%E3%83%BB%E3%83%8A%E3%82%A4


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2 コメント

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ナイ計画の目的は (keitan)
2013-12-19 09:16:22
 ナイ計画はない計画。

 その計画の目的はその筋書きと結論の通りにすることにあるのではなく日本を何であれアメリカに繋ぎ止めておくためでしょう。
 日本側は言っていることの真意を理解し難いのでどうにも対策(肯定的、否定的共に)を考えようがありません。なので実際にアメリカがどう出るかに依らないではおられないのです。

 多分、当初は旧安倍政権をコントロールするためのものであったのでしょうがインド洋への自衛隊の派兵であったかの問題が生じて辞任しました。するとナイ氏の側にとっては想定の範囲外なので困りましたが福田康夫政権はどうであろうかと算段していたら今度はリーマンショックが生じてそれどころではない雰囲気となりました。気が付いたら福田総理も辞めていました。

 なので現在はその報告書は蔵入りとなっているであろうと思います。
 然しそれを改良して利用する価値はあるのではないかと思います。東シナ海の安定はやはり台湾が重要となるからです。

 
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ナイの筋書き (矢嶋武弘)
2013-12-19 15:28:44
常識では考えられない計画です。しかし、学者はいつもそんなことを考えているのでしょう。
ジョセフ・ナイが駐日大使に任命されると聞いていました。そうはならなかったものの、恐ろしいことですね。
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