保津川下りの事故に思う

保津川下りで、船が転覆して死者が出ている。
私も５０年以上前になるが、幼い子供を連れて乗船したことがある。
随分前のことなので、記憶は鮮明ではないが、救命胴衣をつけた記憶はなく、波も穏やかだったように思う。
それにしても、乗客が全員無事だったのは不幸中の幸いである。
川下りは観光の人気メニューで、大学１回生を終了し、クラスメートと南紀を旅行し、瀞峡の川下りに乗船した。
その時、途中で船が川底に接触しガリガリと音がしたのを思い出す。
バスの運転手や船頭はプロと安心しきって乗っているが、危険は何処にでもあると認識すべきようだ。

黒田は早く退任すべきだ

日銀の新しい総裁、副総裁が国会で承認され、副総裁は就任したが黒田総裁は居座り続けている。
４月からの新年度を前に、居座り続ける黒田には違和感を持つ。
自分が前総裁から引き継いだ際は、任期前の退任で引き継いだはずだ。
安倍は首相在任期間が歴代１位との記録を残したが、黒田は１０年を超し、日銀総裁在任期間１位となるのだろう。
ある人によれば、任期いっぱい勤めれば、退職金が違うという。
黒田は３月会合で役目は終えており、少なくとも、３月末までには退任し、４月から新しい体制でスタートすべきだ。

安倍に似てきた岸田

岸田が安倍に似てきたように見える。
トップの座に座るとこうなるものなのか？
岸田の広島サミットを利用した政治資金パーティは、安倍の「桜を見る会」と共通している。
まさに、税金を使った自分の選挙の政治利用そのものだ。
常識の範囲内というが、彼らの「常識」、「適正」は自分の価値基準に基づくものだ。
選挙がないので、３年間は安泰と思っているのだろうか。
安倍と異なり、岸田は宏池会出身で、どちらかというと平和志向が強いかと思っていたがそうでないようだ。
取り巻きにも、あまり優れ者も見いだせないので、突然崩壊するかもしれない。

オオタニ アズ ナンバーワン

ＷＢＣで日本がアメリカを破り優勝した。
それにしても、９回、ツーアウトで大谷とトラウトの夢の対決が実現するなど、ドラマチックな大会だった。
ＭＶＰは大谷だが、チームをまとめたダルビッシュ、ＭＬＢ挑戦を前に出場した吉田、チームに勢いをつけたヌートバー、支えあった打撃陣、能力以上の活躍をした投手陣、
大谷を大会に参加させた栗山の大谷との絆。
アメリカにとっては、情報のあるダルビッシュより、情報のない日本の投手陣が次々に代わる方が嫌だったかもしれない。
アメリカは打撃陣に比べると見劣りする投手陣にスキがあった。
野球はチームプレーで、個々の能力の高い選手を集めても、トーナメントの短期決戦では、必ずしも最高のチームにはならないことを証明した。
日本中がＷＢＣで盛り上がっている中、岸田がウクライナを訪問した。
皆の関心がＷＢＣにあるタイミングを狙ったのだろうか。

関天元が令和四天王に名乗り

NHK杯囲碁トーナメントで、関天元が一力NHK杯を半目差で破り優勝した。
一力はNHK杯では無敵で３連覇がかかっており、悔しかっただろう。
また、関には天元のタイトルを奪われており悔しさが判る。
逆にトーナメント制での３連覇の難しさである。
関が天元を取った時にはびっくりしたが、初防衛を果たしており実力は侮れない。
今期のNHK杯では、芝野、許、一力の令和３羽カラスを破っての優勝であるから、文句のつけようがない見事な優勝である。
一力の序盤の作戦に疑問を感じたが、やはり損が大きすぎたようだ。
最後は関の半目の読み切りと思われる。
将棋界の藤井１強に比べ、囲碁界は戦国時代へ突入だ。