渡辺哲也(一級建築士・絵画作家)「多彩画の世界」また日常のささいな事などを綴っています

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「素彩画」[石を砕いた絵の具でお地蔵さんを描く]

2020年07月24日 14時32分45秒 | 「多彩画」(絵画)など
「素彩画」[石を砕いた絵の具でお地蔵さんを描く]
「えがお」と「なかよし」です、この作品はSNS初登場です(笑)!

実は、この作品は企画展の個展時に販売用に描いたものです。
ご存じのように、企画展は主催者側が企画していただく為、ギャラリー料や人件費などは全て主催者が負担していただけます。
過去、・企業・ギャラリー・公立美術館・百貨店などで、企画展をして下さいました。
そしてそれらの企画展は全て「素彩画」を中心とした企画でした。
基本的に「素彩画」は販売いたしませんと条件をつけさせて頂いておりました。
一般的に企画展の場合は、その売り上げの何パーセントかを主催者側へ納めるのが通例です(公立美術館の場合はありません)。
「素彩画」を販売しない限り、主催者側への収入がありません。
皆さん、それでもいいですよ、「宣伝になりますので・・・」「見に来て下さったお客様が他の階へも・・・」「施設も同時に楽しんでいただけたら・・・」などなど!
でもそれでは気が引けるので、日々の何気ない日常風景を「素」として捉え、水彩などの風景画も何点か展示販売をしておりました(もちろん、画集やポスターはがきなどのグッズも)。
そこで2013年、小田急百貨店での企画展時には、販売用の「素彩画」を作成し原画販売により、少しでも協力する事ができればと思いました。
「えがお」一体は10点と「なかよし」二体は2点を作成しました、同時に描いていきましたがやはり一体づつ違う表情を見せてくれます。
同じ構図でも、そこはやっぱり原画一点物ですね(笑)。
石画にした理由は、絵の具が石の粉を膠で溶いて塗った技法なので、画材そのものの経年変化が無いという事と、「第14回 文化人・芸能人の多才な美術展 2012(100人)」に出展時でも興味を持って下さった方が多かったからです!
画像は、おまけで、本家お地蔵さん(四体)も添付しま~す!
この本家作品の製作工程動画を現在ストーリーズで流しております!
YouTubeでもご覧いただけます。






















「素彩画」石を砕いた絵の具でお地蔵さんを描く 渡辺哲也
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アーキテクチュラルレンダリング [手描き時代と3D&2D-CGと]「窓ガラス編」!

2020年07月13日 17時16分40秒 | 建築パース作品など
アーキテクチュラルレンダリング
[手描き時代と3D&2D-CGと]「窓ガラス編」!

手書き時代、「窓ガラスが描けるようになったら、一人前」と言われたものです。
それほど「質感表現」が難しく、また多様な表現が可能な材質と言っていいでしょう!
これはCGにも同じことが言えます。
私の場合はフル3Dでマテリアル設定や反射~透明などの細かな数値設定をしません、と言うかそこまで出来ません(笑)。
3Dオンリーで窓ガラスを描く場合、外観でも内部までモデリングする事が必要となり、それは大変な作業となります。
その為、私の窓ガラスの描き方は殆どが、不透明マットの質感でレンダリングし、後は二次元のPhotoshopで描いております。
たまに、ガラスの向こうを描きたい場合はガラス無しでレンダリングし、Photoshopでガラスを描き透明度などの調整で表現しております。

それでは[手描き時代と3D&2D-CG]との比較です。
手書き作品は100円玉と同じスケールにしてみました!



















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アクリル画「まどろみ」1985年10月作画

2020年07月10日 15時28分13秒 | 「多彩画」(絵画)など
アクリル画「まどろみ」1985年10月作画

約35年前に描いたアクリル画がでてきた!
SNSには一度も登場していない作品です(笑)。

実は、1994年に描いたあるアクリル画(原画)を探していたところ結局見つからず、代わりにこの作品がでてきた訳です!
うちは、何時もそうですが必要な時に探し物をすると、それはいつも見つからない(笑)。

この「まどろみ」は1985年なので、アクリル画を描いた最初の作品だったと思います。
当時アクリル絵の具と言えば、やっぱりリキテックス!
そしてボードと言えば、クレセントボードNo.310やクレセントボードNo.215がイラストの定番。
この作品も、クレセントNo.310にリキッテックスです。
タイトルは当時流行りのインスタントレタリングを転写!
ちょっと柄にあわない、メルヘンイラストレーションです(笑)。

クレセントボードのこの二種類は、今でも仕事や一般絵画にもよく使っています!
アクリル絵の具の方は、田舎に住んでいる関係上、近くの画材屋さんですぐにでも買えるホルベインのアクリリックカラー(透明、半透明、不透明)とアクリルガッシュ(不透明)を使っています。

本日、額装写真撮影とスキャナデータを撮りました!




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「プロセス&ディテール」シリーズ、Part82

2020年07月07日 16時40分59秒 | 「多彩画」(絵画)など
「プロセス&ディテール」シリーズ、Part82
ディテールのスケールを100円玉と比較するシリーズ、第82弾!
「素彩画」[いちご絵の具でいちごを描く]です。
先般、記録の為箱から出して、スキャナデータを撮りました!
この作品は1年後くらいから、既に変化していっておりました。
8年間で、当初のフレッシュさは全くなくなってしまいました(それもいいと思っておりますが)!
こうなると、もうモノクロに近い、セピアブラック系トーンになってほしいものです(笑)。
そこで本日、額装からはずして出窓に置きこの夏の期間、あえて酸化や紫外線にあててみる事にしました。
数ヶ月後が楽しみです(笑)。
この作品の製作工程動画を現在ストーリーズで流しております!
YouTubeでもご覧いただけます。
「素彩画」とは、描画の対象そのものを素材として抽出した絵の具を作り、それを使って描画対象そのものの彩りを、キャンバスに再構築する。つまり「素材で描く彩画」→「素材彩画」→「素彩画」と命名しました。









「素彩画」[いちご絵の具でいちごを描く] 渡辺哲也
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建築の「はなし」Part14

2020年07月03日 17時08分44秒 | 建築パース作品など
建築の「はなし」Part14
[配置イメージ計画より、建築デザインをしイメージを可視化する]2007年
(※このプロジェクトは既に消滅しております)

このプロジェクトのクライアント(建築主)は美術館などを所有する企業です。
そこから設計を○○設計企画へ依頼。
配置イメージ計画がある程度固まってきた時点でその○○設計企画から依頼を受け、当事務所が建築デザインとそのイメージ資料を作成する事となった案件です。
デザインイメージスケッチはいずれも、鉛筆に淡彩系で(実際はカラーですがモノクロに変換しております)です。
これは時間的にまずタイトなスケジュールであった事、そしてこのPJにおけるデザインが決定されているかの様なイメージを持たせない為で、このようなラフな描法としております。
クライアントのデザイン要望は「中世のヨーロッパ」風!
平面プランよりまずデザインを先行、デザインのイメージが確定後その雰囲気で平面プランを作成すると言うちょっと特殊な?進め方でした。
その後、各棟の平面プランも出来上がり、何とイメージスケッチとほぼ同じ形態でプランされていたのにはビックリ、さすがです!
それから順調に進んでおりましたが、建設地の土地絡みなどで残念ながらこのプロジェクトは消滅してしまいました。

























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