映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

愛媛を旅する3(今治~しまなみ海道~松山)

2014-08-09 10:21:17 | 散歩
3日目ようやく晴れた。
台風12号が去ったのに、初日から雨模様で冴えない。しかも、勢力の強い台風11号が来ているらしい。
心配だったが、雨雲は遠ざかった。

今治に向かい、瀬戸内海を目指す。

山道の国道をずっと走っていく。信号がないので、軽快に走る。一番燃費が安くなるパターンだ。
確かに今回の旅行で、ガソリン代は予想よりも安く済んだ。

途中、娘がトイレに行きたいという。高速じゃないからしばらくないというと、我慢するという。
それでもやばくなる。
横にそれる道を見て、そこを曲がって外でしたらと妻が言うが、少し行けば集落につきそうなので無理やり我慢させる。
そうすると、カフェテラスがあった。でもやっていない。ヤバイ!
すると食堂らしきものがある。まだやっていなそうだ。
娘を連れて店に入り、平身低頭お願いすると、優しそうな店主がいいですよ。ホッとした。
愛媛はいい人が多い。

今治につく。
よくある地方都市の風情だ。今治駅のすぐそばに廃墟のような旧商店があるのはイメージダウン


大学の同じクラスに今治西高校出身の奴がいた。
すっかりご無沙汰になった。温厚な男だったが、今はどうなっているのであろうか?急に思いだしてきた。
大学野球で早稲田と全勝同士の決戦になった時、今治西高校出身の三谷という1年生ピッチャーに完全に抑えられた。試合前練習から、阪神に行った主砲岡田がスタンドに応援に来ていた加山雄三氏の横へポンポン打っていたのが懐かしい。

四国本土から瀬戸内海を眺める場所へ行く。




しまなみ海道へ入って大島へ行く。
道の駅に行くが、夜もあるから魚介類のバーベキューは食べたくないという。
けっこういい値段するなあ。観光客たくさん来るものね。ぼったくりだなあ。


本屋大賞で知名度が高まった村上水軍の記念館には妻は関心を示さずそのまま戻る。
来島海峡のサービスエリアに入ったら、安く鯛てんぷらそばを提供していた。これはいい。


松山市中心部に戻る。

三越、全日空ホテルと立ち並ぶ風景に市電が走っているので広島を思い出す。
大きな商店街も市電のある熊本や広島と似たような光景だ。


カフェで休憩する。
サラリーマンらしき人間が見当たらない。東京とちがう。
ほとんどが学生で、中には参考書広げて勉強している人間もいる。


大学の1年後輩に愛媛の名門愛光学園出身の男がいた。自分の実家のすぐ近くに下宿していて、麻雀好きでよく打ったものだ。自分の母も何かというと、彼をかわいがっていた。若干うっとうしい部分もあり、軽いイジメというか、からかいを受けていたが、みんな彼のことが好きだった。長らく大手製薬会社に勤めていたが、ここ数年連絡がとれなくなった。2年前同期で集まった時に彼の行方を探しだそうと努力した。でも見つからない。

カフェで勉強する学生を見ながら彼を思った。

萬翠荘という旧松山藩主の流れをくむ久松家がつくった立派な建物を見た。
たとりつく前にあるのが「坂の上の雲ミュージアム」だ。

これは安藤忠雄氏の設計になるものだ。コンクリートよりもガラスの方が目立つのは彼にしては珍しい。

でも「坂の上の雲」にまったく関心がないので目の前をスル―

大正11年に建てられたこの洋館は凄い迫力だ。
国の重要文化財で、昭和天皇は摂政時代からこの建物がお気に入りだったそうだ。

設計者は日本人設計者木子七郎で、今の通貨に換算すると19億円ほどの総工費がかかったらしい。
大きなステンドグラスがメイン階段の前に飾られている。


天井高が高い。壁は漆喰だ。水晶でできたシャンデリアのデザインもすばらしい。


親切なボランティアさんに懇切丁寧に説明してもらった。
松山城を含め、このようなすばらしい建築物が戦災を受けた際、よく焼けなかったものだ。
これは奇跡と言うべきだろう。

街中を歩いて、途中道後公園に寄りながら宿に戻った。
記憶にとどめるべく、風呂に何回も入った。

最後の夜はサザエの唐揚げを食べた。これは絶品だ。


道後温泉は最高だった。夜は酒が進んでしまった。


最終日は雨が降った。台風が近づいても意外に松山は大丈夫らしい。
飛行機は揺れたが、無事に東京に戻れてよかった。
また来たい。
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愛媛を旅する2(八幡浜~内子~道後温泉)

2014-08-09 08:51:59 | 散歩
今回の目的は妻の母親が生まれた八幡浜に行くことだった。
八幡浜ってまったくご縁がない。

大学時代、母校の野球部に八幡浜高校出身の1年生が入ってきた。いきなりベンチ入りで鳴り物入りだった。
そののち巨人軍に入る上田和明氏だ。ドラフト1位にもかかわらず、巨人時代は守備要員で冴えない選手だったが、ホームランを打ったときに母校の先輩で愛媛県出身の藤田元司監督やクロマティをはじめベンチが大騒ぎになったシーンが今でも脳裏に浮かぶ。

2日目、道後温泉から車で松山インターに向かい、松山道へ入る。
大洲インターで降りて、下道で八幡浜へ向かう。町は寂れている印象だ。
松山市内もそうだが、やけに病院や診療所が道路沿いに目立つ。競争が激しいので大丈夫?


妻の母の父が入っているらしい寺に行く。
墓も段々畑のような場所にある。


目的地付近は道が狭い。


海に面した集落の風景は和歌山に似ている。というより全国共通の景色か


八幡浜港からは九州に向かう船が出ている。


港の前に「道の駅」があり入る。


八幡浜ではちゃんぽんで町おこしをしている。店も50以上あるらしい。
以前天草のちゃんぽんに感動したことがあり、それと比較するのは酷だがおいしい。


内子町に向かう。
ここには江戸から明治にかけてつくられた商いの町が保存されている。
飛騨高山の街並みや倉敷の美観地区みたいなものだ。
ちょうど七夕の短冊が玄関前に飾っている。


床屋も昔ながらの建物だ。


建物のレベルはいい感じだ。
身近なところでいえば、川越よりはいい建物がそろっている。


松山に戻り、旅館のそばにある道後温泉本館に向かう。


国の重要文化財で明治時代の古い建物がそのままに残されている。
なんとミシュラン三つ星だ。とりあえず入る。


三階の個室に行くつもりだったが、順番待ちということなのでやめる。残念
ランクが上の風呂に行けば、両方入れるということなのでとりあえず二階広間に向かう。
風呂はそれなりだ。

思ったほどの感動はない。風呂は撮影禁止であった。
昭和30年代くらいまでタイムスリップしたように外の窓は全開で天井ファンがまわる。空調はない。
皇室用の風呂は見学させてもらったが、天皇の控え部屋も含めてなかなかのものだった。

三階の「坊ちゃんの間」は角部屋、撮影可なので撮る。


夏目漱石はたった1年しかいないのに、松山の人たちは商魂たくましくあらゆるところで漱石の坊ちゃんの世界を売り込む。


駅前の時計のそばでは足湯ができる。


夜は同じコースだけど、前日と違うものを注文

リガトーニ伊予牛の煮込み仕立て


鱸のソテー
檸檬と木の芽のバター仕立て


満足だ。この日もすぐ寝てしまう。
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愛媛を旅する1(松山城)

2014-08-09 07:43:04 | 散歩
8月第二週に3泊4日で愛媛県に行ってきました。
広島に行った時、しまなみ海道から今治市内扱いの島へ行ったことがある。でも四国本土内の愛媛県内に入るのは初めて

飛行機で松山空港へ行き、レンタカーを借りてまずは松山城へ
市の中心部に入り、お堀が見えてくる。この風景は和歌山と同じだ。
でも城の位置が山の上でものすごく高い。これには驚く。
ロープウェイ乗り場に行く


マドンナ姿の女性がロープウェイの係
リフトかロープウェイの選択だが、ロープウェイを選択


ロープウェイを降りてから少し歩く




天守閣が見えてくる。
なかなかかっこいい。全国の城はずいぶん見ているが、予想以上にいい。


天守閣に上ってみる景色は抜群だ。道後温泉の旅館が見える。




道後温泉に宿泊する。
温泉に入ると気持ちがいい。旅館の露天風呂からは松山城と町の景色が見れる。

料理は洋食メインディッシュを2つ選択形式だ。
その他の前菜はオープンキッチンの前にたくさんあって自由に食べられる。
単なる懐石よりも良いかもしれない。

刺身も自由に食べられる。


かき揚げも揚げたて


しゃぶしゃぶ風サラダ
おいしい。


伊予牛の網焼き 西京味噌仕立て
酒が進む。


疲れもあってか8時前にバタンキューしてしまう。
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