「伊豆大島ダイビング うみのわ」の海況報告

伊豆大島の老舗スキューバダイビングショップ・和光マリンが、2020年から「伊豆大島 ダイビング うみのわ」になりました。

本日はガイドで潜りました。

2013年04月30日 17時14分43秒 | 秋の浜

本日はガイドの為、画像がありません。ご了承下さい。

今日も強い南西の風が吹きました。なので西側のポイントはクローズです。でも、東側の秋の浜はベタナギで楽にダイビングが出来ます。1本目は水温が16.8℃で少し浮遊物がありましたが透明度は良かったです。が、2本目になると水温が15.6℃まで下がり、透明度は抜群に良かったです。

 

1本目は深場のリクエストを頂き際沿いのハナダイを見に行きました。

ENして一気に深場に向って移動して行きました。

目的地付近で生物を探し始めるとガラスハゼ・クダゴンベが直に目に入りました。

その後、ハナダイ観察を始めると2㎝強のアサヒハナゴイ・フタイロハナゴイ・サクラダイ(メス)・スミレナガハナダイ・スジハナダイ・カシワハナダイと豪華に観察する事が出来ました。

水深を上げオマケのキシマハナダイを見てからアマミスズメダイ(若魚)・レンテンヤッコ(幼魚)・インターセットウミウシ・スミゾメミノウミウシを見て浅場に戻りました。

浅場ではオハグロベラの喧嘩・キビレヘビギンポ(メス)・セトミドリガイ・ムカデミノウミウシを見てEXしました。

 

2本目はのんびりダイビングのリクエストを受け、右から正面を散策です。

ENし沖に出るとサラサウミウシ×2・ナマコマルガザミ・ハナミドリガイが目に入ってきました。

その後、テンスモドキ(幼魚)・アカホシカクレエビ×3・テントウウミウシ・クロスジウミウシなどを見て浅場に戻りました。

浅場ではタマゴイロイボウミウシ・ハナミノカサゴを見てEXしました。

水温が午前と午後で1℃も変わると海中の雰囲気もガラっと変わりますね。


漁師モード+癒し系の風太

2013年04月29日 16時45分29秒 | その他

今日は漁師モードで活動です。

朝一で天草のサラシを完了させ、漁協に卸しに行きました。

その時に地元の漁師さんから、頂き物をしました。

メダイ×2です。本当に感謝です。

そんな訳で3枚に卸して保存しました。ちなみにアラはアラ汁用に出汁をとって保存です。ちなみにダイビングでは見れませんよ。深場の魚なので。でも時々、幼魚は流れ藻の中に入っているのを見かけます。

 

その後、トコブシを取りに。

海況が悪く潜れる場所が限られていたので…。

入った場所は潮の流れが強く、潮に流されながらの漁になりました。狙った場所には潜れず、流されてしまいます。よっぽど天草を獲っている方が楽だった…。

浅場に戻って潮の流れをかわして帰ろうとしたのですが、今度は風の影響で波が出てきてしまい、それもNG。諦めてそのままドリフトしながら漁をして別の浜に上がりました。運良く地元のサービスの方がいて車の乗せてもらって帰ってきました。

ちなみにトコブシの下にあるのは天草になります。砂を掃かせる間のエサと、カゴの外から小魚などに突っつかれないようにする為に入れます。

 

で、和光マリンの愛犬・風太の話です。中型犬で細身で締まった体をしているオス犬で、見た目はかっこ良い犬だと思います。

ですが、性格は非常に優しく人間に甘えたいタイプです。時にはたくましさが欲しいと思ってしまうくらいです。

そんな性格をしているからでしょうか、居心地が良い所に一人でいるよりも、居心地が悪くても誰かと一緒に居たいみたいなんです。

そんな風太を盗撮してみました。カメラを向けると気になってしまうので…。時間が少々長く5分程度あるので時間がある時にご覧下さい。

http://youtu.be/h9TCfbbCWIo

どんな様子かと言うと、眠気を我慢して私の近くにいようとする所です。ちなみに、私はパソコンで事務仕事をしている最中です。

 


体験ダイビングで潜りました。

2013年04月28日 17時38分26秒 | 秋の浜

今日は体験ダイビングで秋の浜に潜ってきました。水温は17℃、透明度は少し浮遊物がありましたが、綺麗な状態です。

今日のゲストは「以前からダイビングをやってみたかった!」と、非常にやる気が満々のゲストの方でした。そんな訳で学科・練習と全てがスムーズに進行し、早々に海の中を満喫してきました。

初めての体験ダイブで色々なものに興味深そうに観察していました。タツナミガイ・トラフナマコ・タコノマクラ・アカヒトデを体感して、クマノミを見ながら一休憩。

その後、スズメダイ・キンギョハナダイの群を通過し、オトヒメエビ・サラサエビ・オルトマンワラエビの甲殻類を見て、ホンソメワケベラのクリーニングを見ながら一休憩。

更にトウシマコケギンポに餌付けをしながらイバラカンザシで遊び、ふと下を見たらフトユビシャコの仲間が巣穴を掘っていました。

最後にヒメギンポ(ペア・婚姻色)・ヘビギンポ(婚姻色)・キビナゴの群?をみてからEXしました。

帰り際に「ダイビングをやってみて良かった!」と感謝されてお帰りになったので、私もホッとしました。

 

で、ここからは別の話です。

先日このページで天草をさらしている所をアップしました。あれは途中段階で、完成に近くなるとこんな感じです。

後、もう1回くらい水に濡らして干せば完成ですかね。

少し前に潜ったのでブログアップしたのですが、何故か更新されていなかったのでその時に撮影した生物を紹介だけします。

ますはビシャモンエビ

ここではペアでみれます。この個体は大きい方のメスです。

次はクロスジウミウシ

珍しく砂地を移動していました。カメラを構えると自分からカメラ目線にしてくれたサービス精神旺盛な個体です。

続きましてミズヒキガニ

メッチャ分かりにくいですが2匹います、奥にいてボケていますが…。あまり近くに2匹いるのは見かけないですね。

次はカイメンガニ

ん~、ゴツイ。

そしてイズカサゴ・カスザメ

冬の名残ですな~。

次はフタホシキツネベラ

幼魚サイズです。水深18mで見る事が出来ました。この種にしては浅いですね。

最後はハシゴの作業の時に入れたイカ漁礁です。

今年はどうなる事やら…。

 


作業+α

2013年04月23日 16時51分09秒 | 秋の浜

今日は地元のサービスの仲間と秋の浜のハシゴの作業です。大島で一番良く潜るポイントの秋の浜のハシゴの補修作業をやりました。これは年に1回の大作業です。

出来上がりを見て貰うのが一番早いので、こんな感じです。

やっぱり新品って良いものですね~。実は左のハシゴは、今年の1月の爆弾低気圧の影響で支柱から斜めになってしまっていました。これで昇りやすくなると思います。

で、残った空気で散策をしてきました。まずはスミレナガハナダイです。

ん~、なかなか良いポディションで撮影させてくれませんでした…。で、もっと残念なのは同じ場所にフタイロハナゴイ×2・カシワハナダイ・ケラマハナダイ・スジハナダイと多く見る事ができたのですが、みんな穴の奥に逃げてしまいました。ハナダイだけではなくシロボシスズメダイ(幼魚)・オナガスズメダイも見る事ができました。

少し離れた場所でホシベニサンゴガニもいました。

小さい個体ですがペアで確認できました。この近くではクダゴンベの子供・オキゴンベの子供も観察できます。

水深を少し上げるとトラフケボリタカラガイを見ました。

何となく撮影しました。

この近くでインターネットウミウシ×2がいました。

これはただ近くにいるだけで交接はしていません。この場所から少しはなれると…

別個体が交接をしていました。交接管が出ているところが少しめくれていると、交接をしている事が多いです。なので先ほどのは、ただ隣り合っているだけ。


漁師モードです。

2013年04月22日 17時25分31秒 | その他

今日は漁師モードの仕事です。

大島では4月から10月まで天草の解禁時期になります。私もその期間でゲストがいない時は、天草を獲りに行きます。素潜りで獲るので、良い運動になります。

今日は先日からの風の影響で天草獲りは出来ませんでした。ですが、以前に獲った天草をさらす作業をしました。

とりあえず、干してある画像を紹介します。

今回はさらしの作業なので広げて乾かす前に水で濡らします

桶に水をはって踏み洗いをしながら水分を含ませます。そして、カゴに入れ地面に拡げて乾燥させます。ちなみに今日は場所が足りなく…

合計3ヶ所で干す事になりました。地面に広げて干すだけなら簡単なので直に終わります。が、今日はさらしの作業なので天草の根っこ・天草についている別の海藻などを取り除かなければなりません。何気にこの作業が非常に手間なんです。

で、今度は乾いたら天草を叩く作業になります。何故叩くかですが、天草に石灰質の物が付着している事があるので、それを取り除く為です。

この白いのが石灰質の物です。これを叩くと…

こんな感じで取り除く事が出来ます。これは上手く取れてくれましたが、全部がこういうわけではなく上手く取れない多々あります。この作業も凄い時間がかかります

これを数回繰り返すと天草が綺麗な飴色になってさらし作業が完了します。出来が悪いと卸す事が出来なくなってしまうので面倒でもシッカリやらなければいけません。

画像の天草も少し色が変わってきていますね、後3~4回程度この作業を繰り返せば完成ですかね。先は長い…。

こうやって手間隙かけて天草は、やっとトコロテンの原料になります。そう考えるとトコロテンの値段って凄い安い気がしてきます


カレーの仕込みです。

2013年04月21日 17時27分59秒 | その他

今日は天気予報通り北東の風で雨の一日になりました。大島的には最悪な感じです。西側も何故かウネリが入ってきて荒れていました。

そんな訳で、今日はカレーの仕込みをする事にしました。

和光マリンでは昼食は、「なるべく暖かく美味しいものを提供しよう。」と言う観点から弁当はあまり利用していません。(忙しくて稀にありますが…)

その中でも人気№1と言っても過言ではないのがカレーです。今日は、その様子をアップしたいと思います。

まずは材料です。

今日はカレーのベースになる所だけを仕込むので、こんな感じです。やはりカレーの仕込には玉ねぎが重要です。ちなみに10㌔あります。

まずは食材をカットします。

こんな感じです。玉ねぎは薄くスライスします。この方が炒める時に早く仕上がるので、切るのは手間ですが仕方ありません。人参は後でミキサーにかけるので、ある程度の大きさにそろえてカットします。量が量だけにカットするだけでも、エライ時間がかかります

次は炒めに入ります。

玉ねぎの量が多くて一度に入れると混ぜる事が出来ないので、何度かに分けて玉ねぎを入れます。

そうすると…

蒸気で分かりにくいですが、玉ねぎから大量の水が出てきます。時に今時期は新玉ねぎなので、いつもよりも多く出てきます。みた感じだと、炒めるというよりも煮込んでいる感じ見えますかね。

更に炒めると…

あまり変わりません。ですが、ひたすら混ぜます。この炒めが足りないと濃厚な玉ねぎの甘みが出てこないのと、食べたときの舌触りがイマイチなんです。

ちなみに混ぜている時にしゃもじを持つ手は蒸気の影響で凄いふやけます。1ダイブ潜った時よりも断然にふやけます。

時より心が折れそうになる時もありますが頑張って炒め続けると…

炒め完了です。あれだけあった玉ねぎも炒め続ける事で、たったこれだけになってしまいます。

その後、人参を投入です。

人参・生姜はミキサーで細かくペースト状にします。その際に野菜ジュースを使います。

で、ここから更に火を通していきます

こんな感じで、とりあえず完成です。後は一日寝かせてから、再度火にかけタッパーにしまって冷凍保存します

この作業をする事で和光マリンのカレーは美味しい訳なんです。やはり料理は愛情+手間隙かけることですね。


久しぶりのダイビング

2013年04月21日 08時02分13秒 | 秋の浜

久しぶりにダイビングで秋の浜に潜ってきました。ここの所、春濁りが酷い日がありましたが黒潮が少し近くに寄った影響でしょうか、透明度は回復していて水温が18℃まで上がっていました。

ENして散策を始めるとキイロイボウミウシが目に入ってきました。

見慣れたウミウシですが、久しぶりに見ると嬉しいものです。

少し移動していくとマンリョウウミウシが砂地を移動して行きました。

さすがにウミウシヤドリエビはついていませんでした…。でも暖かい時の方が見かける機会が多いので、チョット嬉しい感じです。

その直近くのイソギンチャクが気になって覗いてみるとマルガザミを発見しました。

最初からイソギンチャクは砂の中に引っ込んでいました。とはいえ、マルガザミは奥まで引っ込んでいなかったので撮影をしてみました。通常はこんな感じで見る事ができます。

少し移動して散策を始めると…

ミツボシクロスズメダイ(幼魚)を発見しました!

ん~、今年は早い!! この時期に見る事が出来るなんて…。やはり黒潮が近くによると良い事ばかりですね~。過去最速で観察できたと思います。

でも、夏になったら誰も見向きもしてくれなくなってしまうんですけどね。

その後、更に移動して…

ヒラメ・ニシキウミウシを観察しました。

この近くではヤマブキウミウシも見る事ができました。

小さいですが鮮やかな色で良い被写体になります。このウミウシも私には暖かいイメージを伝えてくれるウミウシです。

ここで残念だったのはデジカメのバッテリーが切れて、撮影が不可能になってしまったことです。そんな訳で、そそくさとEXしてしまいました。


桜を植えました。

2013年04月09日 17時17分15秒 | その他

今日は島に住んでいる方から桜の木を譲って頂けるとの事で、その桜を貰いにいってきました。

少し花も咲いていて、こんな感じです。

でも何で桜ってこうも日本人を魅了するんでしょうね~。花見は毎年やりますし、桜がつく歌って流行りますし、本当に不思議ですね。

 

畑に仮植えしてから数年が経っているとの事で根が結構広がっていて抜くのにかなりの時間を費やしてしまいました。本当は5本を頂く予定でしたが、土がサラサラで抜く時に周りの土が落ちてしまって桜自体に元気がなくなってきていたので今日は3本だけ貰って、植える事にしました。

とりあえず穴掘りです。

根っこが横に伸びるので結構広めの穴を掘らないと入らないんです。でも、時よりしたにも伸びていてそれなりに下も彫らなければいけない…、地味ですが案外大変な作業でした。

その後、桜を植えるのですが根っこに土がついていないので、「少し土を入れる」⇒「水をかける」⇒「木のたちを見る」を何回も繰り返して植えていきました。一応、完成するとこんな感じです。

 

最後は植えた周りを少し高くして鉢を作ります。そこに水を貯めてあげて、なるべく多くの水が根っこに届くようにしてあげます。これを繰り返し3本植えました

結局、半日かけて桜を抜いて、半日かけて桜を植えて今日一日が終わってしまいました。明日も桜を貰いに行って同じ作業をしたいと思います。

何年後に花見が出来るかは分かりませんが、非常に楽しみな感じです。


久しぶりに潜りに行ってきました。

2013年04月08日 17時22分33秒 | 秋の浜

今日は久しぶりに撮影をしに秋の浜に行ってきました。久しぶりだったのでダイコンを忘れてしまいました…。

 

何処のエリアを散策するか迷ったのですが、久しぶりにウミトサカ方面に行ってきました。

まずはキンチャクダイです。

大島ではあまり見る事の無いキンチャクダイです。特に成魚はまだ一度も…。この近くには同じサイズの個体も見られました。

次はコロダイです。

立派な成魚です。体中に寄生虫をつけていてホンソメワケベラにクリーニングされていました。これ以外でもテングダイなどが見られました。

 

ダイコンを忘れたので一気に浅場に戻って生物探しをしました。まずはハナミノカサゴです。

何故か縦になって泳いでいました。

次はニラミギンポ

大島では越冬してスッカリ普通に見る事が出来るようになってしまいました。

次はフトスジイレズミハゼ

ペアでいたのですが、1匹が捕食の為にジャンプしてしまってボケてしまいました。

次はキビレヘビギンポ

って感じがします。これ以外にも春を感じさせるのがキタマクラです。

このサイズが出てくるとですね。それ以外にもクサフグなども見られました。

最後にウミウシを3種類紹介します。

 

海中も水温が上がってきて春らしくなってきました。これから生物たちも活発に動き出してくると思います。

是非、お時間を作って大島に遊びにいらしてください。