「伊豆大島ダイビング うみのわ」の海況報告

伊豆大島の老舗スキューバダイビングショップ・和光マリンが、2020年から「伊豆大島 ダイビング うみのわ」になりました。

見る事が出来て何より。

2009年12月30日 16時55分46秒 | 秋の浜
 雨の予報でしたがハズレて晴れの一日となりました。風も弱く海も静かです。
例年に比べ水温の落ちが早いですが、魚影はまだ多く感じます。

 最初の画像はクマドリカエルアンコウです。
2日連続で見る事が出来なかったので、スッカリいなくなってしまったと思っていましたが、同じ場所へ戻ってきていました。
見る事が出来て何よりです。

 
 次の画像はトゲチョウチョウウオです。



 画像が悪くてスミマセン。
なぜ画像が悪いかというと立派な成魚で動き回られてピントがイマイチでした。
「成魚がいるとは…」と驚く方もいらっしゃるかと思いますが、実は何年前から観察する事が出来ています。
とは言え、今年初確認なのですが…。きっと越冬している個体だと思います。そう考えると、私たちが見かけないだけで南方系の成魚がいるのかもしれません。


 次はイズカサゴ・ヒラメです。





 トゲチョウを見たあとに…。一気に現実の海に戻された感が強いですね。大島で冬を代表する魚です。
これ以外にも本来は深い所にいるキツネダイ(メス)が水深18m付近まで上がってきていました。

 次は定番のアカオビコテグリです。



 水温が高い頃に比べると個体数が減ってきていますが、見かける事が出来ます。アカオビコテグリを探していると自然とウミウシも目に入ってきます。





 キイロウミウシ・タマゴイロイボウミウシです。
今年は非常にウミウシが少ないです。この位の水温だと数・種類ともにもっと多くのウミウシが観察できるはずなのですが…。


 本当は浅場でイソコンペイトウガニを撮影しようと思ったのですが、バッテリーが切れてしまい撮影できませんでした。 

 
 

復活です。

2009年12月28日 17時44分37秒 | 秋の浜
 指を怪我したり、そのほか色々ありまして潜れない時間が長くなりましたが、本日より復活します。
そんな訳で、今日は秋の浜に潜ってきました。透明度は良くブルーな海でした。でも水温は17℃で例年より少し低めです。

 最初の画像はカンナツノザヤウミウシです。
見てもらうと分かるかもしれませんが、今年の個体は非常に小さいです。奥に更に小さいのが写っているのが分かるでしょうか?
エサであるコケムシの仲間の上に乗っているので、一生懸命食べて成長してもらって早く成長してもらいたいです。


 次はこの近辺で撮影した甲殻類を紹介します。









 上から順にイソバナカクレエビ・アヤトリカクレエビ・アカスジカクレエビ・サンゴガノSPです。
私の中では久しぶりに発見する事が出来たイソバナカクレエビがヒットでした。どちらかと言えば南方系っていう感じがする甲殻類なので見る事が出来てよかったです。
残りの甲殻類は、どちらかと言えば冬を感じさせる甲殻類です。


 次はフタイロハナゴイです。



 画像からでは分かりにくいと思いますが随分と成長しました。この画像はレンズ無しで一番ワイドで撮影した画像です。
とは言え、成長したら泳ぎも上手になりピント合わせに苦労します。

 
 そこから一気に水深を浅くとりニシキフウライウオも観察しました。



 随分と大きく成長しました。流れ着いた時と比べると雲泥の差です。
ニシキフウライウオにとっては、辛い水温だと思うのですが頑張って長生きしてもらいたいです。

 
 最後に浅場でベニカエルアンコウを撮影しました。



 今日、本当はクマドリカエルアンコウを探しに行ったんです。私は怪我をしている時に登場したので。でも消えてしまっていました…。
毎年この為に潜っていると言っても過言ではないのに…。これで2年連続で見逃してしまいました。
来年は、大島で第一発見者を目指します。

お休みします。

2009年12月20日 22時52分28秒 | その他
今日も強い西風が吹きました。まぁ、毎日よく吹くものですね。
そんな訳で、今日も東京から来る高速船は欠航でした。

 申し訳ないのですが明日から数日間、このページをお休みします

 理由は遅かれ早かれ誰しもが人生の中で2回は経験する事の1回目が来たからです

 理由の理由は聞かないで下さいね。トップシークレットなので。
まぁ、たいした事ではないですよ。
先ほども言いましたが、誰しも経験する事なので。

 そう誤解があってはいけないので先に言っておきます。
お見合いとかそういうのではないですからね。

最近の地震。

2009年12月19日 19時52分14秒 | その他
今日も強い南西の風が吹き、非常に寒い一日になりました。
強風の影響で東京から来る高速船は欠航になりました。でも熱海便は通常通り大島に着く事ができました。
自然の力は凄いですね

 自然の力と言えば、ここの所伊豆半島で地震が多いですね。
大島には影響は無く、伊豆半島で余程大きいのがこなければ揺れません。
仮に揺れたとしても、少しです。
どれ位少しかと例えるなら、「この強風の影響で我が家が揺れているのか? ただ地震がきて揺れているのか?」どちらなのか分からない程度です。 
ねぇ、たいした事ではないでしょ

 私の実家は伊東市なので、実家に電話をして見ました。一応、心配だったので。
そうしたら母が電話に出て「全然、大丈夫。家は壊れてないし、家の中の物も倒れてないから~。少し大きな時にチョコッと揺れるくらいなのよ~。っていうか、テレビは大袈裟にやりすぎよ。」
と軽く言っていました。

 そんな訳で、今日はショップさんのみのゲストになってしまいました。
なので、今日は朝から料理をしまくっている私です。

寒い日が続く中…。

2009年12月17日 14時06分14秒 | その他
 今日は大島にあるダイビングサービスで作っている協議会の会議です。
会計担当の私は会計報告をしなければいけないのですが、以前からシッカリと管理してあったので完璧に仕上がっています。何事も計画的にやるのが重要ですね。
でも、急遽上がった議案の資料作りで時間をとられてしまいました。

 さて、ここ数日寒い日が続いているのでを感じている方が大勢いらっしゃると思います。勿論、大島も寒いです。

 そんな中、一周道路沿いにあるオオシマザクラが咲いていました。1つだけですが…。
オオシマザクラは、ソメイヨシノに比べ咲く時期は早いのですが、大島公園にある早いもので2月ごろなのに、こんなに早く咲いているのは初めて見ました。
サクラの種類は分かりませんが、先週も他の所で桜が咲いているのを見ました。

これも異常気象による原因なんですかね~。
何でもそれに結び付ければよいって訳ではないのですが…。

話は変わりますが、怪我した指の話です。
順調に回復していたのですが、昨日の晩に傷口をふさいでいた皮膚を引っ掛けてしまいめくれてしまいました。
出血は少しだったのでたいした事が無かったのですが、更に今日引っ掛けてしまいふさいでいた皮膚が完璧にはがれてしまいました
とは言え、ただはがれてしまっただけなので痛くも痒くもないのですが、海に潜る事が出来る日が少し伸びてしまったかもしれません

で、更に衝撃だったのが昨日更新したと思ったこのページが更新されていなかった事です
せっかく書いたのに…、何が悪かったのでしょう?
ちなみに書いたネタはクリスマスソングについてです。
別にコレといって思い出は全く無いんですけど、ラジオを聴いていたらクリスマスソングばかりだったので、そのネタにしました。
でも、この世に出ずに終わりましたけど。

忘年会シーズン

2009年12月15日 17時27分32秒 | その他
 今日も1日レンタル器材の修理で終わってしまいました。修理が終わるには、マダマダ時間がかかりそうです。

 修理をしながらラジオを聞いているのですが、クリスマス関連のネタが多いです。
相手に渡すプレゼントだったり、イルミネーションが綺麗な所の話だったりします。
でも、大島に住んでいて独り身の私には全くイメージがわかないです。

 さて、そろそろ忘年会シーズンですね。
非常にお酒が好きな私にとってはなんて素晴らしいシーズンなんだろと、感動の涙が出そうです。
特に忘れたい事があったわけではないのですが、より多くの忘年会に出たいと思っています。
私はダイビング業界でしか働いた事が無いので、一般的な会社員が行う忘年会興味津々です。
1回でいいから雰囲気を味わってみたいです。

妄想ですが、「阿部 寛サンがやっているCMみたいなのだったら最高だな~」なんて現実逃避をしている今日この頃です。

でも現実は厳しいもので、私が経験する忘年会=いつもと変わらず酒を飲む会です。
そう、ただの酒好きが集まって、忘年会と言う言葉を使って飲んでいるだけなんですよ。
まぁ、飲めれば良いって事ですかね。

ここで豆知識。
昔、お酒を飲む前に乳製品などを食べて胃に粘膜を作ると悪酔いしないと言われていましたが、全く根拠は無いそうです。

更にもう一つ。
サワーを飲む時はグレープフルーツが良いらしいです。昔、何かでやっていました。
生絞りだとグイグイ飲めちゃうので気をつけましょう。

それでは皆様、体に気をつけて楽しい忘年会を~。

風太の注射

2009年12月14日 16時04分56秒 | その他
 今日は、和光マリンで飼っている愛犬 風太の混合ワクチンの注射に行ってきました。

 車に乗るのが大好きなので移動中は興奮しまくっていました。病院に到着し恒例の体重測定です。
風太をご覧になった事がある方は知っていると思うのですが非常に痩せています。今日計った体重は14.48㎏でした。また減ってしまっていました…。
医師からも「相変わらずアバラ骨が見えてるね~」なんて言われるほどです。
でも、食欲は普通にあるんですけどね。
ただ、人が見ていない時は食べる量が減るのは相変わらず変わっていません。

 注射を打つ前に聴診器を当てて心音を医師が聞いていました。
その心音を聞いている時間が少し長かったので嫌な予感が…。そうしたら「心音に雑音が少しありますね。」と言われました。
その後、「何歳だっけ?」と聞かれたので、「5歳です」と返すと「まだ若いのに…。」との返事が帰ってきました。

 その雰囲気で「これは結構ヤバイ事態かも」なんて思っていたら、医師は「5段階で言ったら、まだ1に入ったか入ってない位だから、そんなに気にしなくても大丈夫です」とあっさりと答えてくれました。

 その後、風太は恒例のお菓子が貰えると分かったようで物音に敏感になり始めました。
医師はただ注射の準備をしているだけなのに…。少し恥ずかしい感じです。
更に風太はよだれが出始めるほどでした

 お菓子を1つ貰い、注射を打って貰い、オマケのお菓子を1つ貰ってご機嫌なまま帰ってきた風太でした。

もうボチボチ…。

2009年12月13日 15時09分06秒 | その他
 養成講座も終わり通常業務をしています。
その中の一つに年賀状作成があります。
改めて2009年が終わるんだな~。と実感しました。

 さて海に潜らない生活が続いている私ですが、個人的には潜っても大丈夫だと思っています。
明日、病院に行って医師の指示を仰ぐのですが、もし駄目だと言われても強行突破で潜ってしまおうかな~。なんて思っています。
一応、安全対策として防水バンソコをして潜れば大丈夫だろう。って自信は満々なんですよね。根拠は全く無いのですが。

 まぁ、何にせよ近日中には潜ろうと思いますので、それまで日記で我慢してください。

養成講座 -最終日-

2009年12月11日 15時47分10秒 | その他
 本日をもって4日間あった養成講座は最終日を迎えました。

 今日は今まで考えたプランを練り直し実際に行うような感じで、タイムスケジュールなどを考えて見ました。
時期や金銭面的な問題は、とりあえず度外視してプランを立てました。
まぁ、色々なプランがたった訳です。では何があるかといえば…。
漁業系統で言えば定置網漁・タカベ(イサキ網漁)・天草漁・干物作り・大島で作られている塩などです。

農業系では椿油絞り・花摘み・明日葉摘みなどです。

自然系では、スノーケリング・ビーチコーミング(クリフト)・三原山・裏砂漠などです。

勿論、これ以外にも大島には歴史・文化・風俗などもありますし、上記にあげた意外にも多種多様なものがあります。

それらを考えてみると、改めて大島の色々な所を再確認した養成講座になりました。

 これから先の作業としては指導者となった私達が素晴らしいフィールドを使って企画・運営・指導できるかにかかってくると思います。
スタートラインに立つ日は、まだまだ先のようです。

 でも、まぁ何にせよ面白いプログラムを考えるには自分がやって面白くてはいけないので、まず自分が楽しい事を考えて色々と見つけていきたいと思います。
それで、小学生に色々と接するうちに小学生が新しい何かを発見してくれれば良いかと思います。

 とりあえず、この4日間で硬くなった頭を一回柔らかくする為にも一生懸命遊ばなくては
そんな事を考えていたら久しぶりにぷらっと旅に出たくなった私です。

養成講座 -3日目-

2009年12月10日 17時37分59秒 | その他
 本日も養成講座で終わった一日でした。

 今日は学校教育(教育課程)とこの体験活動の意義・関連性という事で、この2日間に比べかたい講座内容になりました。
担当された方も、独立行政法人 国立教育青少年振興機構の方が担当されました。

 まぁ、そもそもこのような体験活動が必要なのか?と思われる方が多いと思います。私も、最初はその中の1人でしたが…。

 この講習が始まった時のこのページでも書いたのですが、私が小さい頃に体験した事は、社会・家庭の変化で体験する事が難しくなってきているようです。
 でも、子供が成長する過程では学力を付ける事と同じように必要な事だと思います。そこで、このような体験を計画的・意図的に体験してもらう必要があるそうです。

 では実際にこのようなことを行うときにどんな問題点があるかを考えてみると、色々な側面から考えなければなりません。
例えば、学校(先生)・保護者・生徒自身と色々あり、賛否両論だと思います。
たぶんですが、やりたい人は多いと思うのですが、現実的に考えると難しい事が多く敬遠がちなのがほとんどだと思います。
なので、それを補助する為にもこの養成講座を受け指導者を増やす事が大切な事だと思います。

 で、指導者を増やしたとしても体験活動に内容が含まれていなければ意味がありません。
例えば、子供たちに体験してもらいたい事が幾つかあるとします。それをただやらせるだけではなく、その裏に隠された事が大切になってきます。
皆でキャンプをしてカレーを作るにしても、その裏に隠された目的を分かってもらう事が大切になってきます。
ここで大切になってくるのは目的だと思います。何の為に体験をするのか・最終的に目指す姿がそれになります。それを補助するように目標(目指す事)・手段(達成する為の方法)を上手く使わなければいけません。

 更に付け加えれば、あくまでも学校の授業の延長なので学校の授業にも照らし合わす事のしなければなりませんし、保護者の方に理解してもらう事、勿論主体となる生徒達の意欲も大切に考える事も必要です。

 最低でもこれらの条件を踏まえて体験活動を行う事が最低レベルなのだと感じました。
このように考えてみると、この作業は非常に難しい事なんだと非常に強く感じました。

 ここで自分を振り返ると、きっと私の両親は、このような事を考えて子育てをしていたのでは? と感じました。当時はそんな事は全然思わず反抗ばかりでしたが…。
親のありがたみは、自分が親になったときに分かると言いますが、それが少し分かったように感じた一日でした。
私は、まだ親ではありませんが…。