「伊豆大島ダイビング うみのわ」の海況報告

伊豆大島の老舗スキューバダイビングショップ・和光マリンが、2020年から「伊豆大島 ダイビング うみのわ」になりました。

顔のアップ

2008年09月30日 17時42分32秒 | 秋の浜
 今日は仕事の合間をぬって潜ってきました。
西側は全く潜れる雰囲気を感じません、ウネリが強すぎです。
秋の浜は北東の風の影響で波立っていますが、ENして潜降してしまえば全然問題はありません(水温:23℃、透明度:12m、最大水深:25.6m)

 今日一番最初の画像はバラハタです。今年は本当に南方系のハタの幼魚が多いです。
以前、まだ顔にラインが入っているタイプのを紹介しました。それと比べると、このタイプは成長していると思います。
画像で見ると細かい斑点模様が綺麗に出ていると思いますが、少し離れた所から肉眼で見ると、ただの黒い魚です。
やはり魚はジックリ・タップリ観察しているのが面白いと思います。色々な事に気がつきますから。

 ちなみに私はまだ見ていないのですが、オジロバラハタも出没しているようです。
その名の通り尾鰭の先に白い縁取りがあります。気になる存在です。



次の画像はハナシャコです。



甲殻類好きな私ですがシャコは…。色は綺麗なんですけどね。
観察しようと遠くから見ていても、敏感に察知してすぐに巣穴に隠れてしまいます。今日も同じように最初は体全身を出していたのですが、最終的にこの画像の用に逃げられてしまい顔のアップになってしまいました。



次にはワニゴチです。



先ほどのシャコにつられ、今日は顔のアップで画像を撮ろうと思い寄って撮影してみました。
ワニゴチには人間でいうマブタがあるのはご存知でしたでしょうか?
目の上にゴミみたいなのが付いているのが分かるでしょうか。それがマブタです。
でも、何でマブタが必要なのでしょうか? ウインクする必要もないし、ゴミが入る訳でもないと思うのですが…。
自然界は不思議だらけです。



次はアカオビコテグリです。



例によって顔のアップ画像です。
本当に綺麗な模様をしていますよね。なぜこんなにも綺麗なのでしょうか。
これはオスになります。ひたすら口を海底にもっていきエサを食べていました。
途中、コウライトラギスとすれ違う時、気に障ったらしく威嚇していました。
でも残念ながら第一背鰭を広げてはくれませんでした。


次は浅場に戻ってフタスジタマガシラです。



こちらも顔のアップです。
最初に流れ着いた頃に比べると凄い成長しました。でも、もう少しすると死んでしまうのが悲しい現実です。
こう見ると、ちゃんと目の所まで綺麗に模様が入っているのが分かります。
背鰭が開いていれば良かったのに…。



最後にベニカエルアンコウです



こちらも顔のアップです。
勝手な私のイメージなのですが、こんなに可愛らしい顔していましたっけ?
もう少しブサイク(ブサ可愛い)なイメージだったのですが。
ちなみに、これが昨日ご紹介したメスの彼氏です。
だから可愛らしい顔なのかもしれません。


同じ魚でも、種類が違うと全然タイプが変わりますね、当たり前ですが。
私の好みは、やはりベニカエルアンコウでしょうか。



さて、昨日のフリソデエビはまだ健在でした。
でも、穴の超~奥に隠れていて、ひじょ~に見難い所にいました。



陽が落ちるのが早い…。

2008年09月29日 18時38分09秒 | 秋の浜
 今日は久しぶりにデジカメを持ち、撮影に行きました。
西側は台風のウネリで全滅です。秋の浜は北東の風で波が高いです。

 今日一番最初の画像はフリソデエビです。
甲殻類好きな私には、たまらない存在です。それにしても綺麗な体色ですね。残念なのは片腕(ハサミ)が無い…。
名前の由来でもある立派な腕が無いとは…。早く脱皮を繰り返して復活してもらいたいです。
それにしても見つけるまでが長かった…。

 ENしたのが15:30過ぎていたので、直ぐに海中は暗くなってしまいました。おかげで周りがよく見えません。
でもイサキが海底付近で群れたり、大きなマダイの後ろをワラサが追尾したり、大きなカンパチが泳いでいたりと、
日頃のダイビングとは一風変わった雰囲気を感じました。
そんな暗かった海野中で撮影したのがこの2枚です。



 コロダイの幼魚です。
だいぶ成長してきました。実はこの近くにもう1匹いました。2匹ともエサを食べていたのですが、急に1匹がもう1匹を襲いかけ追っ払ってしまいました。
仲良くしていれば良いのに…。
この近くでは更にもう1匹いました。





 こちらはマツカサウオです。
大島では王の浜に大量にいるので、他のポイントでは無視されがちな生物になります。
この個体も同様なのですが、体の大きさのわりには体色が綺麗だったのと、周りが暗くて目立っていたので撮影してみました。
何気にこのマツカサウオ逆さ向きになっています。


 周りが暗いので生物探しを諦め浅場に戻りました。浅場での画像を3枚紹介します。



皆さんもよく見かけるオトヒメエビです。
お腹を見てください。この立派な、大きいですよね。
どうやってハッチアウトするのでしょうか? 見てみたい…。


その並びには定番のベニカエルアンコウのペアがいます。
でも、今日はメスだけのカットです。



お腹がへこんでる、ショック…。まだ産卵しないと思っていたのに。見たかった、産卵シーン。


で、ここで思い出したのがニジギンポです。
早速見に行ってみました。



ちゃんとオスは卵を守っていました。途中、この家に寄ってきたオハグロベラも撃退していました。


で、肝心の卵は、こんな感じです。



光を当てると綺麗な色ですね、LEDライトじゃないのが悲しい所ですが。
更に悲しい所は、卵が成長して銀色の目が分かる所まできているのが結構いるのですが、画像を軽くしたら全く分からない。
悲しい現実だ。
そうそう、この卵は貝の上側にもビッチリ産み付けてあります。最初の頃の画像だとスカスカでしたけど、今は大量です。



それにしても、気になる台風15号。気になるって言うか、来ちゃうじゃん。
なぜあそこまで行って、またこっちに…。偏西風・高気圧め。


今日は体験ダイビング潜ってきました。

2008年09月28日 18時19分48秒 | その他
 本日は体験ダイビングなので画像がありません。申し訳ありません。

 今日も北東の風が吹いてしまいました。天気も曇りで肌寒い一日になってしまいました。こんな日は海中が暖かく感じるものです。

 さて、野田浜へ体験ダイビングで潜ってきました。
野田浜も北風の影響を受け少々波はありましたが、問題無く潜れます。(水温:23℃、透明度:12~15m)

 今日はベニシボリが復活していました。
体験ダイバーからしてみれば「ふぅ~ん。」程度なのですが、私にとっては「やったー。」な訳です。

 後、もう一つ「やったー。」があります。それは、久しぶりに野田浜で見るハナタツです。
大昔の話ですが、「大島でハナタツが見たければ野田浜に行け!」と言われていた時代もあったのですが…。(まだハナタツをタツノオトシゴと呼んでいた時代の話)
今はスッカリ減ってしまいました。なぜだろう?

 その他では、久しぶりにアーチに戻ってきた大量のイサキ、定番のミノカサゴ、少し数が減ったように感じたキンメモドキ・ムレハタタテダイの幼魚などを見てきました。

 体験ダイバーの皆様にはウミウシが不思議な生物に見えるようです。
キャラメルウミウシを今日見たのですが、実に不思議そうな目をして見ていました。
一応、貝の仲間という事でサザエも見てもらったら、サザエは感動していました。

 EX間際の浅場でサツマカサゴを見ました。体長20㎝位の大きな個体です。
私の予想では、今年野田浜で大量発生しているサツマカサゴの2㎝程度の個体の親は、こいつだと思っています。

やっと違うポイントへいけました。

2008年09月27日 18時35分07秒 | その他
 本日もガイドの為、画像はありません。申し訳ないです。

 さてここ数日間、秋の浜にしか潜れない状況が続きました。
が、やっと違うポイントにも潜れる状態になり野田浜に潜ってきました。

 ウネリでいなくなってしまうと思われていた、ミノカサゴ、数匹・ムレハタタテダイ・キンメモドキなどは、シケ前と同じ場所で見る事が出来ました。

 そんな心配は無用で今回のシケは色々な生物を運んできてくれたようです。
今日見たのは、コクハンアラの幼魚コロダイの幼魚・キンチャクダイの幼魚・ミナミハコフグの幼魚などです。

 砂地で気になったのはコブヌメリです。
個体数が多く、砂溜りを見ると必ずと言ってよいほど発見できました。
オスは縄張り争いなどもしている個体も見る事が出来ました。いつも地味な体色ですが、この時ばかりは少しだけ綺麗な色をしています。

 ミスガイ・ベニシボリなどは今日は発見できませんでしたが、卵は数ヶ所で発見できたので、まだ観察できると思います。

今日も南風です。

2008年09月26日 22時23分29秒 | その他
 本日もガイドの為、画像がありません。スミマセン。

 さて昨日に引き続き南風が強く西側はクローズ状態です。反対側になる東側の秋の浜はベタナギで潜る事が出来るので何よりです。
昨日までの透明度の悪さは、どこえやらで今日はいつもの透明度に戻っていました。

 さて今日もコースを分け秋の浜に2ダイブをしてきました。

 
 1本目はウミトサカ方面です。
浅場を移動中、小さなミドリイシの仲間の上にはサンゴハゼの仲間が複数見られます。
まだ小さく色合いがハッキリしないのが残念な所です。
後、同じ場所にはヒメサンゴガニの仲間も多数見られます。
このカニ、ジックリ観察すると色々な模様をしているので面白いです。

 さてウミトサカ地帯に着くとイサキが非常に多く群れていました。
時より海底付近まで群れで降りてきます。そうすると、ウミトサカと上手く絡み合い非常に独特な雰囲気を醸し出してくれて幻想的な雰囲気です。
しかも、この時期は透明度が良いので最高に気持ちが良いです。

 浅場に戻る途中では、カスザメ、2個体・コロダイ・ナマコマルガザミなどが見られました。



 2本目は正面をノンビリ潜ってきました。
 沖に出ると流れがありました。そのおかげでキンギョハナダイ・スズメダイ・イトヒキベラなどの子供の群れが密集し同じ方向を向いて流れに耐えていました。
この様な光景は日頃でも見る事が出来るのですが、あらためて見ると良い感じです。

 先日見つけたサクラダイのメスは相変わらずいじめられっ子です。今日は同じ位の大きさのキンギョハナダイに追い払われていました。

 その近辺ではシャープアイピグミーゴビー・ハナミノカサゴ・クロフチススキベラの幼魚などが見られます。

 本当はその近くにいるあるエビを見たいのですが、私はタイミングが悪いようで見られません。非常に悔しい。

 浅場では定番のハナタツ・ベニカエルアンコウが見られています。
季節来遊魚たちもいだいぶ成長してきました。
人に慣れてきたのか、昔に比べ逃げ回らなくなってきたように感じます。

本日も3ダイブです。

2008年09月24日 18時51分20秒 | その他
 本日もガイドの為、画像がありません。スミマセン。

 今日は良い天気になりました。しかし北東の風が吹き秋の浜は若干波立っていました。
ウネリではなく風波なので、浅場でも底揺れは弱いのでダイビングに支障はありません。
逆に西側は昨日までの風の影響でウネリがあり潜る事が出来ませんでした。


 そんな訳で今日は秋の浜に3ダイブしてきました。(水温:25~24℃、透明度:12~15m)

 1本目は早朝でハナダイを見にいきました。(最大水深:35.2m)
ハナダイが群れている所まで行く途中、タキゲンロクダイの幼魚を発見しました。
この魚、わりとウミトサカの群生地の深い方で見る事が多い魚です。
でも今日は水深25mにいました。少し浅めで登場です。

その後、スジハナダイ・カシワハナダイ婚姻色を見て浅場に戻り始めました。
その途中、前回出て場所と同じ辺りでサクラダイのメスを発見しました。体長2㎝程度の小さい個体です。
周りにいるナガサキスズメダイに、いじめられ直ぐ隠れてしまうのが難点です。

 その他ではクロイトハゼのペアシャープアイピグミーゴビー、3個体オオモンハタの幼魚などを見てEXしました。



 2本目は左の砂地でハゼを見にいきました。(最大水深:24.1m)
ハゼ地帯では変わらずヤシャハゼのペア・ヒレナガネジリンボウ、複数個体が観察できます。

 中層ではイナダの大きい個体が3匹泳いでいました(ワラサと言うには…)
その3個体はホンソメワケベラにクリーニングをして欲しかったようなのですが、なぜかホンソメワケベラ達が無視をしてクリーニングしてもらえませんでした。
そうするとイナダも諦めて、海底に体を擦り付けて微生物をはらっていました。

 その他では、コロダイの幼魚ワニゴチムレハタタテダイの幼魚・大きいコウイカの仲間(カミナリイカ?)などが見られました。



 3本目はノンビリと浅場を中心に潜ってきました。(最大水深:22.0m)
浅場では定番のハナタツ・ベニカエルアンコウのペアが見られます。
ベニカエルアンコウのペアのメスが産卵をするには、もう少しお腹が大きくなるのをまたなければいけないかもしれません。
お腹は大きいには大きいのですが、もっと大きな個体を見た事があるので…。
でも、こればっかりは自然の事なので誰にも予想が付かない所だと思います。

 生物の動きで言うと、コガネスズメダイの求愛ダテハゼの喧嘩ネコザメの食事など、見ていて面白い動きのある所も見る事が出来ました。

 その他では、サンゴハゼの仲間アマミスズメダイの幼魚ホオジオゴマウミヘビなどが見られました。

 

今日も3ダイブしました。

2008年09月23日 20時10分39秒 | その他
 本日もガイドでしたので画像がありません、スミマセン。

 今日は久しぶりの良い天気になりました。ん~、ダイビング日和です。
でも、お昼近くになるにつれて南西の風が吹き始め、西側でのダイビングが厳しくなりました。

 そんな訳で、本日も3ダイブしてきました。
1本目は早朝で秋の浜へ(水温:23℃、透明度:12m、最大水深:25.8m)
2本目は王の浜へ(水温:26℃、透明度:12m、最大水深:23.6m)
3本目はケイカイへ(水温:25℃、透明度:12m、最大水深:18.8m)
行って来ました。


 秋の浜は早朝に行った訳なのですが、今日は魚たちが早朝の雰囲気ではありませんでした。
目覚めが早かったのでしょうか? 
いつもと同じようにイサキは群れていたのですが、他の魚たちは動きが朝から活発でした。
 コブヌメリ・オハグロベラは朝から喧嘩していました。
アカオビコテグリは凄い勢いで食事中でした。
唯一まともだったのはジョーフィッシュだけでした。


 王の浜は最高に暖かい潮が入ってきていました。
その影響でしょうか、バラハタ・カンムリベラ・ブチススキベラが見られました。
「他のポイントでも見れるじゃん。」って思った方、見れたのは全てバリバリの若魚がいたんです。
バラハタは50㎝以上あり地味な体色に細かいブルーの斑点模様が入っていて、その存在感は季節来遊魚の感ではありません。
カンムリベラは20㎝位あり体の上半分は幼魚の模様、下半分は成魚の模様で、
ブチススキベラは15㎝位で幼魚の頃の枯葉色ではなく、蛍光色が入った色鮮やかな色をしていました。
さすが王の浜です、水温が暖かいという事は素晴らしい事に繋がるわけです。

 沖の方では久しぶりに大きなカメが見れましたし、湾内ではコウワンテグリがいっぱい見られました。


 ケイカイはイサキが群れ・群れ・群れ状態でした。
根と根の間に溢れんばかりにタップリと入っていました。しかも、どの根の間にも。それでいて個々の体が大きいので迫力も満点でした。

 それでいてオオモンカエルアンコウらしきのも見る事が出来ました。
少しイロに似てるような感じもするけど…。
 更に久しぶりに立派なサイズのサラサゴンベも見る事が出来ました。





本日も荒れています。

2008年09月22日 18時10分30秒 | その他
 本日もガイドでしたので画像がありません、スミマセン。

 さて昨日は台風のウネリで荒れていましたが、今日は北東の風の影響で荒れてしまいました。
せっかく台風のウネリがなくなったと思ったのですが、今日も荒れた海でダイビングです。

 1本目は秋の浜(水温:24~23℃、透明度:7~12m、最大水深35.6m)
2本目は王の浜>(水温:23~22℃、透明度:7~12m、最大水深19.7m)
3本目は野田浜>(水温:23~22℃、透明度:7~12m、最大水深13.7m)
と3ダイブしてきました。


 秋の浜は早い時間に潜りに行きました。7時に海況を見に行った時は「潜れる。」、8時に潜りに行くと風が強くなり始めて「少し微妙。」、EXしてみると「ん~、荒れてる。」という感じで、めまぐるしいスピードで海況が悪くなりました。それでも海中は波のわりには穏やかでした。

 ハナダイを見に沖に出ると途中でイサキが群れていました。その近くではワラサが1匹ホバーリングしていました。
その後、いきなり物凄いスピードでワラサがイサキの群れにアタックすると、イサキの群れも凄いスピードで逃げ惑っていました。
この光景は浅場に戻る時にも見る事が出来ました。

 今日のハナダイは海中が暗かった影響でしょうか、敏感であまり観察が出来ませんでした。
見られたのはカシワハナダイ・スジハナダイ位でした。
でもスジハナダイはバリバリ婚姻色を出していて非常に綺麗でした。

 帰り際にはルリハタの幼魚キンチャクダイの幼魚・キツネベラの幼魚・モンツキベラの幼魚が目に入ってきました。
それにしてもルリハタの幼魚は凄く敏感で逃げ足が速いので、観察するには根気が必要です。



 王の浜は昨日に比べると流れがありましたが、そのぶん魚影が濃く感じました。でも、残念ながら大型回遊魚の姿は見られませんでした。

 それでも季節来遊魚は多く、インドヒメジ・フエヤッコダイ・ヤリカタギ・メガネスズメダイ・カンムリベラ・トカラベラの幼魚たちが見られました。
大物ではクエ穴にネコザメが入っていた位です。

 個人的ヒットはコホシカニダマシを見た事です。
後、湾内で大小4匹のコウワンテグリがいました。
 


野田浜も北東の風が回り込んできていましたが、昨日のウネリに比べれば静かです。

 今日の驚きはミスガイを見た事です。
あれだけシケた海中でも無事にいてくれました。しかしウミテング・ベニシボリの姿は全くありませんでした。

 アーチに向かう根の壁ではウミウシの姿が目立ちました。合計で6種類見られました。
きっとまだ探せば色々と出てくる可能性は高いと思います。

 アーチ近辺では成長したカンパチが群れで移動しています。秋らしい雰囲気ですね。
アーチ中ではイサキ・キンメモドキの群れが見れるので、群れが好きな方には良いポイントだと思います。
後、野田浜にしては珍しくオトメハゼの姿も見る事が出来ました。


 

昨日よりの荒れてます。

2008年09月21日 19時18分24秒 | その他
 本日はガイドでしたので画像はありません、スミマセン。

 さて台風が過ぎたばかりの昨日よりも、今日の方がウネリがガンガンです。
台風13号が海上を東に移動して行ったのが原因で、東の強烈なウネリが入ってきます。
とりあえず潜る事は可能でしたが、底揺れが強かったです。

 そんな中1本目は野田浜へ、
2本目は王の浜へ、
3本目は秋の浜と、ウネリに負けず3本潜ってきました。
水温はどこも24~23℃で、透明度はウネリの影響で砂が舞い上がっていたりしたので5m位で、沖に出れば12mは見えていました。

野田浜は台風の影響が酷く出ていました。
浅場の砂・砂利はウネリの影響で移動してしまいました。なので、ベニシボリ・ウミテングの姿は見られませんでした。
どこかで無事にいてくれれば良いのですが…。

沖に向かっていくと相変わらず低位置でハナミノカサゴが観察できます。
アーチの中はイサキ・キンメモドキで埋め尽くされていました。

そこから少し離れた所では、ムレハタタテダイの幼魚が8個体かたまっています。
例年では、もっと沖の方にいるのですが今年は割りとアーチからも近いので観察しやすいです。
その近辺では、このウネリで砂紋がバッチリあるのにカスザメも見られました。


王の浜では多くの季節来遊魚が観察できました。特にお気に入りだったのはウメイロモドキの幼魚です。
胸鰭の付け根に黒点があったのでたぶんウメイロではなく、ウメイロモドキだと思います。
後、小さすぎてゲストに見せる前に見失ってしまいましたがニラミギンポの1㎝位の大きさのが非常に可愛らしかったです。

湾内のコウワンテグリは成長が早いです。もう幼魚の頃の体色ではなく成魚の体色をしています。
その近辺ではメガネスズメダイの幼魚・カンムリベラの幼魚・トカラべラの幼魚が見られました。


秋の浜ではハナミノカサゴが印象的でした。
理由は食事中だったからです。
残念ながら口にくわえる瞬間は見逃してしまいましたが、口に入れキンギョハナダイの尾鰭が口から溢れている所を見ました。
キンギョハナダイは、ハナミノカサゴの口の中にスッポリ入ってしまっているのですが、それでも逃げ出そうと必死に暴れて抵抗しています。
でもハナミノカサゴは貴重な獲物を逃がさないよう、必死にこらえて食べていました。

3本目だったので少し暗くなり始めていたのがよかったみたいで、砂地からウミエラが出ていてウミエラカニダマシを見る事が出来ました。
今日の個体は過去最高に大きいサイズで非常に見やすく、綺麗な体色をしていました。
勿論、夕方だったのでイサキ・タカベの群れは多かったです。

潜れちゃいます。

2008年09月20日 16時11分50秒 | 秋の浜
 台風13号の影響は思いのほか軽く、ウネリはありますが潜れちゃいます。
海中は白濁していて透明度が5m程ですが、潜る事が出来るので最高です。

 本日も秋の浜に行ってきました。台風の後に潜るダイビングはワクワクします。

 今日一番最初の画像はウミウシカクレエビです。
私の好きなエビです。カラフルで良いですよね、でもスーパーマクロモードなので色が綺麗に出ていません。
残念ながら腕が片方ありません。何かに襲われたのでしょうか?
このエビ、ウミウシカクレエビなのですがなかなかウミウシに居る所を見た事がありません。いつもナマコです。
ニシキウミウシなどの綺麗なウミウシについていたら、最高に画になる被写体だと思います。

次はチョウチョウウオ系を2枚





今年はチョウチョウウオの季節来遊魚が少ないです。なので貴重な存在のコクテンカタギ・ミゾレチョウチョウウオです。
チョウチョウウオの中でも地味な方ですが、見ると南国を感じる魚です。


次は浅場で撮影した画像を2つ



まずはヒメゴンベです。
この魚も毎年やってくる季節来遊魚です。先日、野田浜で3個体見つけましたが、秋の浜にもやってきました。
少し小さいサイズで、チョコチョコと動き回るので撮影は少し難しいです。
本来なら、そう動き回るタイプの魚ではないのですが…。



次はヤミテンジクダイです。
本来は日中に観察できる事はあまり無い、ナイトに多い魚です。
なので穴の中にいる訳です。今日は同じ所に2匹いました。ペアなのでしょうか?
出来れば産卵してもらって、子育てをしている所を見てみたいです。
テンジクダイ系の魚だから口内保育するのかな? こんなに小さくても。
同じ穴には、オキナワベニハゼ・ゾウリエビ・アカマツカサなども入っていました。


とりあえず台風の影響が少しで良かったです。
もっと海が落ち着いたら、この台風でやってきた季節来遊魚たちも出てくると思います。

台風14号が出来てしまいましたね。
どうやら中国大陸に行く予報なので一安心ですが、13号の例があるから…。
今年は少なかった台風ですが、やはり秋の台風シーズンになると出来てしまうのですね。