「伊豆大島ダイビング うみのわ」の海況報告

伊豆大島の老舗スキューバダイビングショップ・和光マリンが、2020年から「伊豆大島 ダイビング うみのわ」になりました。

本日はガイドで潜りました。

2010年09月30日 23時24分08秒 | その他
 本日はガイドの為、画像がありません。ご了承下さい。

 今日は10月に予約をされてるショップのオーナー様が下見でいらっしゃいました。
なので生物情報・コースガイドなどをして潜ってきました。
1本目は秋の浜、2本目はケイカイ、3本目は野田浜です。
水温は何処も25℃あり暖かく、透明度も良くなってきていました。


 1本目の秋の浜は左の砂地を潜ってきました。

 その前にヒメニラミベニハゼを確認し、
アカホシカクレエビ・サキシマミノウミウシ・キイロイボウミウシなどを見て砂地に行きました。

 まだまだ砂紋がクッキリ残っていて生物が少なめでした。
見れたのはミスジスズメダイ・ハワイトラギス・テンス(幼魚)でした。

 早々にハゼ地帯に向かい巣穴の確認をしました。
ヤシャハゼはバッチリ観察できました。
以前は非常にシャイでしたが、今日はガッツリ寄る事が出来ました。しかも捕食に一生懸命でノーガード状態でした。
その横に通称ヒメジョーと呼ばれるアゴアマダイ科も観察できました。
こちらも日頃は非常にシャイで見る事は、ほとんど無理なのですが捕食に一生懸命でバッチリ観察できました。

 その他ではホタテツノハゼSPヒレナガネジリンボウ・ミナミダテハゼも確認できました。

 ついでにカスザメ×2匹も見る事が出来ました。

 浅場ではヌノサラシ・トカラベラ(幼魚)・タナバタウオ・キンチャクガニが見られました。


 2本目のケイカイはコースガイドメインです。
ですが、まず確認しなければならないのはクマドリカエルアンコウです。
今日も同じ場所で観察する事が出来ました。発見当時に比べ大きく成長しているのがハッキリと分かりました。

 そこから移動すると…、別個体のクマドリカエルアンコウを発見しました。
ここで命名クマドリカエルアンコウ弐号機
弐号機は初号機に比べ、小ぶりな感じでした。

 更に移動するとカメが泳いでいました。
逃げる事もせずにユックリと泳いでいました。1回姿を見失うと、何故かカメが舞い戻ってきて、再度姿を見せてくれました。
その後、別個体のカメも1匹見れました。

 帰り際にはサラサゴンベ・ニラミギンポ・カンムリベラ(幼魚)などが観察できました。
そうそう、忘れていました。弐号機を見た所で
ハタタテダイ(成魚)が観察できました。

 3本目の野田浜もコースガイドです。
ガイドロープ近辺は台風の影響で…。ウミウシたちはブッ飛んでしまったようです。
少し移動したらゴマフビロードウミウシ・キイロウミウシ・キイロウミウシ・ミヤコウミウシ・ニシキウミウシが見れました。

 広場ではトゲチョウチョウウオ(幼魚)が見られ、
少し移動したらハナミノカサゴの子供も観察できました。

 アーチ近辺ではクマドリカエルアンコウが見る事が出来ます。
秋の浜で見られなくなった分、西側で見れるのは重要ですね。

 その後、カンパチの40匹の群・コロダイ(若魚・幼魚)などを見たのですが、
海中はスッカリ暗くなってしまったのでEXしました。

久しぶりの海。

2010年09月28日 17時11分23秒 | 秋の浜
 久しぶりに潜りに行ってきました。
西側は風の影響で荒れているので秋の浜に行ってきました。
とは言え、秋の浜の台風のウネリが残っていて、水深25m付近でも底揺れがありました。
透明度もウネリの影響で、まだ落ち着いていないからでしょうか少し悪かったです。
でも水温は24℃ありました。


 最初の画像はヌノサラシです。
久しぶりに見た季節来遊魚です。
ENして少し沖に出た所で発見しました。
この魚、穴や隙間が好きでいつもその近辺で見る事が出来ます。
過去を振り返ると、西側での目撃が多く秋の浜で見たのは記憶がありません。


 次の画像はハナミノカサゴです。



 今年初確認かもしれません。まだ小さいので子供ですね。
昔はもっと多くの個体を見ていた感じがするのですが、近年はカサゴ系の季節来遊魚が減ってきているように感じます。
別の場所ではミノカサゴも見る事が出来ました。


 次はトサカガザミです。



 画像からは伝わりにくいですが大きな個体です。
更に全く伝わらないと思いますが抱卵していました。
同じユビノウトサカにはまだ名前が無いエビも観察できました。


 次はアカオビコテグリです。



 今日は多くの個体を見かけました。
しかも全部、これ位のサイズでした。今年は卵から孵化して順調に育っている個体が多いみたいですね。


 次はハクテンミノウミウシです。



 同じ場所ではサキシマミノウミウシも観察できました。
画像にボケて写っている白い小さいのが、それになります。


 次はヒトスジイシモチです。



 一応、季節来遊魚になります。
でもテンジクダイ系の季節来遊魚は地味なので珍しさが伝わりにくいですね。


 次はイロカエルアンコウです。



 唯一観察できたのはコレだけでした。
浅場のクマドリは全て消え、イロも姿がありませんでした。
また探し出さなくては…。


 最後にキイロウミウシです。



 何故か分かりませんが、交接管がバッチリ見えています。
近くにもう1匹いると思って探したのですが見当たりませんでした。
では何故、この個体は交接管を出していたのでしょうか?

潜れません。

2010年09月24日 08時07分42秒 | その他
 皆様、おはようございます。

 昨日はログアップが出来ずに、申し訳ありませんでした。
午前中はゲストの送迎や、連休の後片付けをして、午後から潜りに行こうと思っていました。

 昨日の大島は嘘みたいな良い天気でしたが、
お昼頃から一気に天気が変わり雨が降りました。

 仕事に区切りが付いたので海に潜りに行くと超ビックウエーブが押し寄せていました。
多少のシケでも潜る気マンマンでウエットスーツを着て出かけていった私ですが、
さすがにあの高波を見てしまうと…。
素直に店に帰りウエットを脱ぎました
こんな経験は初めてだ…。こんなに荒れるんだったら午前中に潜るべきだった。

 で、今日ですがまったく昨日と同じ状況です。
しかも、これから勢力の強い台風が北上してきます。
今日の高速船は午前便は条件付出港、午後は既に欠航が決まっています。
さすがの大島も孤島になりますね。

 と言う訳で、海は潜れません
いや~、楽しい生物が盛りだくさんだったのに…、非常に残念だ!
頑張って、このシケを乗り越えてくれれば良いのですが…。

1号+2号、+α…、更に…

2010年09月22日 20時12分43秒 | 秋の浜
 今日はガイドではありましたが、ゲストの都合で2本目のスタート時間が遅れたので、その隙に撮影をしに行ってきました。

 とりあえずは、一番最初に発見された黒クマ1号です。




 で、先日発見された黒クマ2号です。



 こんな感じで、非常に見難い場所にいて、黒いので目立ちません。お陰で撮影はメッチャ難しいです。
1号に比べ2周り位大きめのサイズをしているでしょうか。


 で、そして今日…祝! 黒クマ3号の登場です。



 ん~、3匹目! 嬉しいのですが、これだけいると価値観が…微妙な気持ち。
体長は1号とだいたい同じ位ですかね~。


 でもって、更に白クマも登場です。



 今まで黒ばっかだったので、ノーマルが出ると安心しますね。
体が少しゴツゴツしていますね、少し成長している証拠だと思います。今まで、何処にいたんでしょうかね?


 更にオマケでイロカエルアンコウです。



 今年はカエルアンコウが多いですね。でも、去年からオオモンの姿が…。
オオモンが出てくれればな~。1ダイブで色々な種類が見れて楽しいのに…。
後、探すとしたらヒメヒラタか~。難しい…。


 最後にミヤケヘビギンポです。



 久しぶりに婚姻色を見ました。
産卵期が終わってからは、全然見る事が出来なかったので。
でも、何故いきなり婚姻色に?






本日は体験ダイビングで潜りました。

2010年09月21日 19時43分08秒 | 秋の浜
 本日も体験ダイビングの為、画像がありません。ご了承下さい。

 昨日のログはアップできませんでしたが、昨日も体験ダイビングで潜って今、
今日も体験ダイビングで秋の浜に潜りました。


 今日は体験ダイビングをしながら、私目線で見つけた季節来遊魚の話をします。

 ENして直ぐにコロダイ(幼魚)・ツユベラ(幼魚)・ミナミハコフグ(幼魚)が泳いでいました。
まぁ、随分と成長したものです。

 少し沖に出るとコウワンテグリ・クロメガネスズメダイ(幼魚)を発見しました。
この2匹は、いつから居たんでしょうね? 全然気がつきませんでした。
コウワンなんてスッカリ体色はバリバリ成魚の色をしていました。

 そのまま移動して、とっても見難い場所にいる黒いクマドリカエルアンコウ(黒クマ2号)を観察しました。
相変わらず見難い…。

 そしてクマノミを観察。
卵を産むのを辞めてから、やたらと移動距離が広くなりイソギンチャクからバリバリ離れています。

 その後、黒クマ1号を観察し、
ハシゴの下でカンムリベラ(幼魚)を見てEXしました。

 ここの所、小魚を追いかけるカンパチの群と一緒にナンヨウカイワリも泳ぐようになって来ました。

本日も体験ダイビングで潜りました。

2010年09月20日 00時50分06秒 | 秋の浜
 本日も体験ダイビングの為、画像がありません。ご了承下さい。


 今日も多くの方に体験ダイビングを経験して頂きました。
そんな訳なので、秋の浜に一日中潜る事になりました。


 で、今日一番重要なのは
黒いクマドリカエルアンコウ
2匹目が登場しました。

 
 でも、いなくなったって聞きました。
折角、クマドリが2匹見る事が出来たのに…。
私が確認した時は、バッチリ2個体見れたんですよ。
大きさに差が少しあったので、別個体でした。白クマはいるのでしょうか?

本日も体験で潜りました。

2010年09月18日 23時27分47秒 | 野田浜
 本日も体験ダイビングの為、画像がありません。ご了承下さい。

 ここの所、吹いている北東の風がまた強く吹き海は若干荒れ模様です。
なので今日は野田浜で体験ダイビングをしてきました。
昨日までのベストシーズンの海は何処へ? って感じで、以前の海にぶり返してしまいました。


 今日は多くの方が和光マリンで体験ダイビングをしてくださいました。
毎年、スノーケリングでお世話になっている氷川小学校の先生たちや、初めて潜る方、数回目の体験ダイビングの方、などなどバラエティーに富んでいました。
そんな訳で、日中は野田浜にしかいなかった私です。
なので今日は色々と生物を見る事が出来ました。


 そんな中、今日イチはイロブダイ(幼魚)です。
一年ぶりの登場でしょうか? それ位レアな生物です。
以前ケイカイに出た個体よりも大きく成長していた個体ですが、体色は幼魚のままで非常に綺麗でした。
でも大きく成長している分、結構動き回るので同じ場所で見る事が出来ません。
時より姿さえ見えなくなってしまう事もありました。


 次にインパクトがあったのはムスジコショウダイ(幼魚)です。
こちらも久しぶりの登場です。
今年はコロダイの幼魚が多く、秋の浜ではヒレグロ・アジアと同じ種類が登場していますが、ムスジは今年初確認です。
でも、これも移動が結構激しく移動して見えない時もありました。


 更には練習中に見た事の無いハタの仲間も見ました。
模様は地味で、いやごはたのように体にラインが5本位入っていて、体の後ろの方には黒点が見られました。
初めて見たのですが、名前が分からないので感動がイマイチです。


 それ以外ではミスガイ・ベニシボリ・コモンウミウシ・サツマカサゴ・ツユベラ(幼魚)・トカラベラ(幼魚)・ケサカケベラ(幼魚)・ムナテンベラ(幼魚)・キンチャクダイ(幼魚)などなど、覚え切れないほど今日一日で色々な生物を観察しました。


 で、最後に実は今日、クマドリカエルアンコウが出現したらしいです。
私も確認に行きましたが、見つける事が出来ませんでした…。


体験ダイビングで潜りました。

2010年09月17日 20時50分31秒 | 野田浜
 本日は体験ダイビングの為、画像がありません。ご了承下さい。

 今日は大学の友達3名の方と野田浜で体験ダイビングをしてきました。
昨日までの雨・風はスッカリ無くなり、ダイビング日和な一日でした。
水温も26℃、透明度は15mと、
海中は秋らしいくベストシーズンに入っていました。


 足がつく場所で練習していると、以前から観察できているミヤコキセンスズメダイ(幼魚)が目に入りました。
その他にもツマジロモンガラ(幼魚)・ミスガイも見る事が出来ました。
勿論、カゴカキダイ・オヤビッチャなどなど、他の魚も見る事が出来ました。

 練習を終え沖に出ると、今までに無いくらいハマフエフキがエサを真剣に食べていました。
1匹だけではなく複数の個体が真剣に…。シケでエサが食べれなかったのでしょうか?

 そのまま沖に出ると中層をキビナゴの子供の群が大量でした。
透明度も良く、群れが密集していたのでゲストの方も思わず見とれて観察をしました。

 アーチでは大きなマダラエイがクリーニングを受けたり、
イサキの群が密集していたり、
スズメダイ・ネンブツダイの子供の群が、グッシャリ固まっていました。

 アーチの先でもカンパチが50匹位の群を作っていました。
海底に体を擦り付け微生物を取り払っているようでした。

 最後にベニシボリと卵を見てEXしました。

 

本日はガイドで潜りました。

2010年09月16日 20時31分55秒 | その他
 本日はガイドの為、画像がありません。ご了承下さい。

 今日は昨日よりも天気が悪くなってしまいました。
北東の風が吹き雨です。こうなると大島全体的に海況は悪くなってしまいます。
なので1本目は王の浜に、
午後になってウネリはあるもののEN可能になった秋の浜に潜りに行ってきました。


 1本目の王の浜は右側の根を中心に潜ってきました。

 ガイドロープ沿いには今年初確認のアデヤカミノウミウシが見られ、
ロープエンドではコウワンテグリが見る事が出来ました。
コウワンは、いつの間にかバッチリ成魚の体色でした。

 その後、インドヒメジ・コイボウミウシを見ながら沖に出て行きました。

 根の壁に到着するとミチヨミノウミウシ・スミゾメミノウミウシ・ニラミギンポを見ながら進むと、
タカベの群が中層から降りてきました。

 根の上ではカメが休んでいました。
背後から近寄っていったので、近くによって観察する事が出来ました。
テーブルサンゴの隙間ではヤリカタギも観察できました。

 浅場に戻る途中ではタキゲンロクダイ(幼魚)を見る事が出来ました。
去年見た記憶が無いので、久しぶりの確認になりました。

 中層を眺めているとタカサゴの仲間の群が泳いでいました。
これも温暖化の影響でしょうか。

 ガイドロープの手前ではナマコマルガザミのぺアがいました。
メスのお腹が大きく膨れていたので観察すると抱卵していました。


 2本目は秋の浜をノンビリ散策しました。

 ENすると小ぶりなモンツキハギ(幼魚)がいました。
ここの所、見かけていなかったので新しく流されてきた個体でしょうか。

 浅場は揺れるので沖に向かって泳ぐと水深10m付近から冷たくなっていて18℃でした。
見られた生物はアカオビコテグリ・アジアコショウダイ(幼魚)・ミナミフトスジイシモチ・カゲロウカクレエビ・ヒトデヤドリエビ・アカホシカクレエビ・キイロウミウシ・タマゴイロイボウミウシ・ヒトエガイ
などです。

 ウネリで存在が非常に心配だった浅場のクマドリカエルアンコウ・イロカエルアンコウは無事に同じ場所で確認できました。
クマドリに関して言えば、何かを捕食したようでお腹が膨らんでいました。

4種類

2010年09月15日 17時02分06秒 | 秋の浜
 久しぶりに北東の風が吹きました。なので大島の海は全体的に荒れ模様です。
そんな訳で今日はなるべく遅くに潜ろうと思い、陸上仕事に精を出しました。
その後、15時過ぎに潜りに行ってきました。
今日は久しぶりに秋の浜のウミトサカ方面に行ってきました。


 最初の画像はソウシカエルアンコウです。
久しぶりの登場です。しかもこの個体は、ソウシにしては非常に小ぶりなサイズで手乗りサイズでした。
レアですね、このサイズは。
画像はアップしませんが、これでカエルアンコウの仲間が4種類です。


 次の画像はアヤトリカクレエビです。



 冬のイメージが強いのですが、今時期に見る事が出来ました。
画像ではペアで写っていますが、同じ場所には合計6個体もいました。
これだけ密集しているのは初めてです。


 それ以外ではテングダイ・キツネベラも観察できました。




 残念ながら動き回られて撮影できませんでしたが、
アサヒハナゴイ×2・ナガハナダイ×3・ワニゴチ・キンチャクダイ(幼魚)・コブダイ(若魚)なども観察できました。


 ここからは浅場に戻りながら撮影した画像です。
最初はサンゴハゼの仲間です。



 でもたぶんコバンハゼでよいかと思います。
顔に薄っすら出ている模様とかを見ると、そうではないかな~? と思います。

 同じサンゴの上ではセホシウミタケハゼも見る事が出来ました。



 更にはヒメサンゴガニSP・キモガニも見る事が出来ました。

 最後にフエヤッコダイです。



 この体色を見る度に南国感を非常に味わう事ができると思います。
今年は秋の浜では初観察になりました。