「伊豆大島ダイビング うみのわ」の海況報告

伊豆大島の老舗スキューバダイビングショップ・和光マリンが、2020年から「伊豆大島 ダイビング うみのわ」になりました。

無事に週末が終わりました。

2016年07月31日 19時13分47秒 | その他

海の日の連休以降天気はイマイチですが、夏モードに入りゲストの数が段々と増えてきました。お陰様で今週もガイド・体験と多くのゲストの方に御来店いただきました。この場を借りて御礼申し上げます。是非是非、また遊びに来てくださいね。

で、週末は秋の浜・野田浜をガイドと体験で潜りました。

秋の浜ではゲストの方にリクエストを頂きヤシャハゼ・トウシマコケギンポを粘って撮影して頂いたり、私しか見えなかったのですがジョーフィッシュが新しい卵を咥えたり、色々と楽しみながら潜っていました。

その他の生物では、ハナゴンべ・アマミスズメダイ(幼魚)・モンツキベラ(幼魚)・コブダイ(幼魚)・カンムリベラ(幼魚)・サラサゴンべ・スケロクウミタケハゼ・テンクロスジギンポ・ホソウミヤッコ(抱卵)・テントウウミウシ・キイロウミウシ・インターネットウミウシ・タマゴイロイボウミウシ・サキシマミノウミウシ・アカホシカクレエビ(抱卵・子供)・オシャレカクレエビなどなど…、記憶がある限り書いてみましたが、思い出せない…。

 

野田浜は、運良くベニシボリ×2・カラスキセワタが見れました、う~ん超久しぶりで嬉しかった。相変わらずアーチ内のイサキの群れは素晴らしく見ごたえがあります。でも、個人的にはネンブツダイの子供の群れの方が好きなんですよね。

ウミウシも多くシロタエイロウミウシ・キャラメルウミウシ・リュウモンイロウミウシ・マツカサウミウシの仲間と卵・クセニアウミウシの仲間・オトメウミウシ・サキシマミノウミウシ・スミゾメミノウミウシと卵などが観察できました。魚だとアカエイ(子供)・ツユベラ(幼魚)…、ですかね。


作業のついでに、潜ってきました。

2016年07月29日 17時20分12秒 | 秋の浜

今日はちょっとした作業のついでに秋の浜に潜て来ました。浅場は23℃台ですが、少し沖に出ると21℃台で白濁、その先は爽やかすぎる水温と抜群の透明度でした…

 

最初の画像はヤノダテハゼです。

 友人ガイドに教えてもらいました。越冬個体ですかね。

 

次はイサキです。

 こんな感じで漁礁のところに群れています。

 

次はニジギンポと卵です。

   

ブサ可愛い顔です。多くの卵はハッチアウトし、残り僅かな卵が残っていました。シッカリと成長していますね。

 

次はハオコゼです。

 この時期に現れる子供サイズです。長い海藻などに紛れて隠れています。

 

次はミノカサゴ・ホシテンスです。

    

両方とも若魚的な感じです。

 

次はヒラミルミドリガイ・イガグリウミウシです。

  

やはりウミウシはカラフルな方が良いですね。でないと、ただのナメクジになってしまう…。

 

最後に今日見たベラの幼魚です。

  キツネベラに、

 クロフチススキベラに、

 イラです。本当はコブダイも見たのですが、逃げられて上手く撮影できませんでした…。ベラって動き回るので撮影するのに一苦労です。


久しぶりに撮影で潜ってきました。

2016年07月27日 17時35分47秒 | その他

今日は久しぶりのゲスト無しの一日でした。大島は朝から時より小雨が降る残念な天気。そんな訳で、事務仕事に没頭。案外、シンドイ…。でも少し時間が出来たので、最近紹介していたネタと、新ネタ探しで秋の浜に潜ってきました。水温は浅場は23℃台、沖で21℃台、透明度は12mくらいでしょうかね。まぁ、この時期なりの見え方です。

最初の画像はオランウータンクラブ・ジョーフィッシュです。

  

オランウータンクラブは、少し前に発見したネタです。土曜日まで口内保育していたジョーフィッシュは、ハッチアウトして卵は消えていました…。何だか悔しかったので、近辺で卵を持っているアカホシカクレエビ・ガラスハゼを撮影しました。

 

 

 

更にこの近辺ではヤシャハゼも見れます。

 巣穴が移動しましたが、大きく成長しました。更に×2この近辺ではコウイカもいます。

 

 こんな感じでペアです。もうかれこれ長い間、観察出来ています。

更に×3、ムチカラマツエビも観察できます。

  ここではペアで確認できます。

 

ネタを探して移動していくと久しぶりにクチナシツノザヤウミウシを発見しました。

   

久しぶりの発見だったので2カット撮影してみました。いつもは6月頃に登場するんですけどね…。それだけ今年の海は遅れているんでしょうか? それにしても移動が速いです。次に見つける自信が無い…。

 

散策を続けると和名のないベラ・タキベラ(幼魚)を発見しました。

  

残念ながら逃げられまくって残念な画像になってしまいました…。

この近辺ではジボガウミウシも発見できました。

 私のイメージでは冬のウミウシなのですが…。

 

浅場に戻り始めてクレープウミウシ?・アナモリチュウコシオリエビを撮影しました。

    

クレープウミウシ?は、あまり見かけないんです。ガイドブックにも稀種って書いてあります。アナモリチュウコシオリエビは、いつも穴の奥に逃げられて上手く撮影できません…。

 

浅場に戻ってクマノミと卵を撮影しました。

   

オスが卵を頑張って育てていました。そこを失礼して顕微鏡モードで卵を撮影してみました。しっかりと成長していますね。

 

次はオシャレカクレエビ・ツユベラ(幼魚)です。

   

数少ないこの時期に登場してくれる生物たちです。早くもっと個体数が増えれば楽しいのですが…。

 

次はヒメテグリです。

 

左がオスで、右がメスになります。産卵期を迎えるのでメスのお腹が少し膨らんでいます。登場した頃に比べると非常に大きくなりました。産卵が楽しみです。

 

後、今日は早朝ハンマー狙いでケイカイに潜ってきました。潮の当たりが悪いので例年に比べると…。沖まで出て多少は見れるものの、距離が遠く撮影しても…。瞼に焼き付ける感じでした。動画撮影したんですけど、画質が落ちると「何となくハンマーがいる?」みたいな感じの動画でした。

そうそう、根の上にはオオセが見られました。

 


ご無沙汰でスミマセン。

2016年07月24日 17時01分01秒 | その他

7/15に和光マリンの夏の恒例の「奥多摩町立氷川小学校のスノーケリング教室」から始まり、海の日の連休、そして今日まで怒涛の日々が続いていました…。

新規のゲストの方、リピーターの方、お久しぶりの方、本当に大勢の皆様に御来店頂きました。皆様、心から御礼申し上げます。

まぁ、そんな訳ですっかりブログが疎かになってしまい、申し訳ございませんでした…。決して怠けていた訳ではないのですが、時間というのはあっという間に過ぎてしまうもので…。

 

ここ2週間で、劇的に水温が上がりました。とはいえ、23℃前後ではありますが…。それでも以前のドブ濁りの低水温に比べれば、見違えるほどです。透明度も良くなりましたしね。でも深場は、まだヒンヤリした潮がたまっています。

 

水温の上昇で少しずつ季節来遊魚が増えてきました。秋の浜ではツユベラ(幼魚)・ミヤケテグリ(幼魚)・シコクスズメダイ(幼魚)・ナガサキスズメダイ(幼魚)・アマミスズメダイ(幼魚)などで、越冬組のカンムリベラ(幼魚)・ヌノサラシ・キリンミノ・ハナゴンべなども健在です。

その他ではミノカサゴ(若魚)・コブダイ(幼魚)・スケロクウミタケハゼ・クロイトハゼ・オランウータンクラブ・アナモリチュウコシオリエビ・ジョーフィッシュの口内保育などなど、多くの生物が観察できます。

野田浜ではミナミハコフグ(幼魚)・ツユベラ(幼魚)が、観察できます。アーチの中ではイサキが満員御礼状態です。ウミウシ類も豊富でガーベラミノウミウシ・スミゾメミノウミウシ・リュウモンイロウミウシ・シロタエイロウミウシ・キャラメルウミウシ・オトメウミウシの産卵などが見る事が出来ます。

ケイカイもウミウシ類が豊富です。サメジマオトメウミウシは至る所で観察でき交接もしています。ガーベラミノウミウシ・スミゾメミノウミウシ・サクラミノウミウシ・ハナオトメウミウシ・ニシキウミウシ(幼体)などが観察出来、運が良ければムラサキウミコチョウが泳いでいるシーンも観察できます。

魚では、流れが弱いのでまだ全盛期ほどの群れではありませんが、それでもヒゲダイ・コロダイ・テングダイなどが観察出来、18の砂地ではベラギンポが産卵期を迎え大量に観察できます。もう少し流れが出れば早朝ハンマー狙いも狙えるかと思います。

 

そんな訳で、今年もスロースタートな大島の海ではありますが、徐々にシーズンを迎えようとしています。お時間がありましたら、是非潜りにいらしてください。


奥多摩町立氷川小学校6年生のスノーケリング教室。

2016年07月16日 09時09分51秒 | その他

 和光マリン的・夏の恒例行事となりました、奥多摩町立氷川小学校6年生のスノーケリング教室を昨日開催しました。これをやらないと、夏が始まりませんからねぇ~。

 今年は台風1号の影響のうねりが残っていて野田浜ではできず、日の出浜でスノーケルをやりました。

私が担当した、C班です。

 最初に道具の説明・泳ぎ方・溺れない方法などレクチャーして、いざ海へ。

午前中は運良くアカエイ2匹・アオヤガラ2匹・ハリセンボンなどを見て、水面を満喫しました。

 

で、ランチBBQの時間です。

  

 メイン食材は魚の丸焼きです。イシダイ・イシガキダイ・メジナ・ブダイです。お味は、どうでしたかね? 最初は寒さでコンロの周りにいた生徒たちも…

 

 豚汁を飲んだら、温まったようで食べるのに夢中になりました。

先生たちが愛情を込めて焼いてくれた、肉・フランクフルト・野菜・焼きそばは格別の味だったのではないでしょうか。

 

午後からは素潜りの練習です。

   

 今年のC班は、歴代C班の中でも過去最強で、皆ライフジャケットを脱いで猛特訓していました。センスが良かったので教えると直ぐに上手になり、楽勝で潜れるようになっていました。

 3時は、お汁粉タイムで休憩です。画像を撮り忘れてしまった…。でも、その時はウミウシ探しで色々と泳ぎ回っていて…。その結果、ムカデミノウミウシ・メリベウミウシなどを見てもらえました。

 そして残念ながら終了の時間を迎えてしまいました。結局、デジカメが曇ってしまいこれだけしか撮影できず…。

 皆さん、海を満喫できたでしょうか? 良い思い出が出来たら幸いです。

先生たち、大変お疲れ様でした。


下見で秋の浜に潜ってきました。

2016年07月06日 15時59分46秒 | 秋の浜

今日は秋の浜に潜ってきました。水温は20℃、透明度は相変わらずのお茶でした…。

最初の画像はカンムリベラです。

 これは越冬個体だと思います。この時期にしてはサイズが大きいので。

 

次はスケロクウミタケハゼです。

 冬になると姿を消しますが、生き延びています。お腹が膨らんでるのが気になりますね。

 

次はセミホウボウです。

 久しぶりの観察です。本当はジョーフィッシュの口内保育を見たかったのですが…。

 

次はガラスハゼです。

  

ジョーフィッシュの口内保育を撮影できなかったので、ガラスハゼの卵で我慢しました。

 

次はコブダイキイボキヌハダウミウシです。

 

EN前に他の場所にいるコブダイ(幼魚)を教えて頂いたのですが、発見できず…。タナボタで別個体を発見しました。

 

次はオオモンカエルアンコウビシャモンエビです。

  

もオオモンはあくびをしてくれました。ビジャモンエビは定位置で確認できます。オオモンも動かないでくれたら楽なのに…。この後、ハナゴンべ・アマミスズメダイを撮影しようと思いましたが瞬殺されました。

 

次はアマミスズメダイです。

  別個体を発見しました。

 

次はニジギンポです。

 ビンの中に入っています。

  

中では卵が見られます。左側の画像は逆光で、右側は普通に撮影してみました。でも卵がきれいに映らない…。

 

ハゼ地帯ではネジリンボウ・ホタテツノハゼSPがいましたが、瞬殺でした。浅場に戻る途中でミノウミウシの仲間を発見しました。

小さくて分かりません…。

 

次はツユベラです。

 先日見た個体です。野田浜にいるサイズと同じ位の大きさです。

 

次はネコザメです。

 

振り返ったら波打ち際の方向から泳いできました。随分と浅い方まで行っていたようです。

 

最後にイソギンポです。

クランプの間を住処にしていました。狭いところが好きなんですかね?

 

 


本日はガイドで野田浜と秋の浜に潜りました。

2016年07月02日 17時39分20秒 | イルカ 秋の浜

本日はガイドの為、画像がありません。ご了承ください。

 

 

1本目は野田浜です。水温は21.2℃、透明度は薄いカルピスでした。

ガイドロープを終え沖に出ていくと根の壁ではヘビギンポが産卵ラッシュでした。壁沿いではウミウシが少なく、ミツイラメリウミウシ・ウスイロウミウシ・アオウミウシ程度しか発見できませんでした。

アーチは産卵期(食でいえば旬)を迎えたイサキが群れていました。これから更に数を増しアーチを覆い隠すほどまで増えると思います。アーチ近辺ではニシキウミウシ・サキシマミノウミウシ・リュウモンイロウミウシ・スミゾメミノウミウシと卵などが見られました。

その後、ネンブツダイの群れの中を通って移動しシロハナガサウミウシ・ツユベラ(幼魚)×2・ムカデミノウミウシ(幼体)を見てEXしました。ツユベラは体長4㎝・2㎝の2匹で、今年流れ着いた季節来遊魚でした。でも、なんでこれだけの差が出来るんでしょうね? いつ頃からいたのやら…。

 

2本目は秋の浜の左の砂地を散策です。水温は19.0℃、透明度は残念ながらお茶です。

まぁ透明度が悪いので、いつもよりも更ににスローペースで沖に出ていきました。砂地に降りる前にテントウウミウシを観察しました。

漁礁についても透明度が悪くアオリイカがいるのか? いないのか? 分からない状態だったので、あきらめてアオリイカの卵を観察しました。最初の頃の卵はハッチアウトした個体が多く、中盤のは中でアオリイカの子供が観察でき、最近の卵は白く綺麗な状態です。

その後は、ニジギンポと卵・オオモンハタ・コウベダルマガレイ・アメフラシ・タツナミガイの産卵などを観察しました。透明度がお茶なので海中がちょっと暗かったのが幸いして、イトヒキベラ(婚姻色・オス)早い時間からメスをナンパしていました。

浅場ではトウシマコケギンポ・オキナワスズメダイ(幼魚)などを見てEXしました。