俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○次元俳句0214・四次元01・関悦史01・2015-02-19(木)
○「四次元はわれらを見つつ萌えてゐる」(「俳句」201303)(関悦史01)
○季語(萌・春) 「よじげんはわれらをみつつもえてゐる」
【鑑賞】:「四次元」の解釈はいろいろで難しいのですが、「立体の三次元に時間の要素が加わったもの」、とい解釈も。「四次元」という言葉が直に出て来る句です。実は「春萌」の時空から人間は見られているということでしょうか。
○関悦史(せきえつし)
○好きな一句「人類に空爆のある雑煮かな」(『六十億本の回転する曲がつた棒』2011)02
○季語(雑煮・新年) 「じんるいにくうばくのあるぞうにかな」
【Profile】:茨城県出身。20代半ばより独学で句作開始。2002年第1回→芝不器男俳句新人賞城戸朱理奨励賞受賞。2009年第11回俳句界評論賞受賞。「豈」同人。『六十億本の回転する曲つた棒』により第3回→田中裕明賞受賞。
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関悦史掲載句
03ヘルパーと風呂より祖母を引き抜くなり(『六十億本の回転する曲がつた棒』2011)(無季)〈特集517・いろは俳句(へ)〉2021/2/12
04「皿皿皿皿皿血皿皿皿皿」(『六十億本の回転する曲がつた棒』2011)(無季)〈方法634・形象文字21〉2023/8/21