俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●方法俳句0213・抽象の物質化05・杉山久子01・2015-02-12(木)

2015-02-12 04:56:00 | 方法俳句

●方法俳句0213・抽象の物質化05・杉山久子01・2015-02-12(木)

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○「あをぞらのどこにもふれず鳥帰る」(『春の柩』2007)(杉山久子01)

季語(鳥帰る・春) 「あおぞらのどこにもふれずとりかえる」

【鑑賞】:鳥たちの気持ちはすでに北の空にあります。もはや越冬の地にはなんの未練もなく、空のどの部分にも触ることなく北を目指します。空を触れるものとして物質化しています。

 

杉山久子(すぎやまひさこ)

●好きな一句「少年のアジトしづかに黄落す」02

季語(黄落・秋) 「しょうねんのあじとしづかにこうらくす」

【Profile】:1966年、山口県出身。1889年より俳句を始める。「」を経て、俳句結社「藍生」、俳句集団「いつき組」所属。第3回藍生新人賞受賞。第2回芝不器男俳句新人賞受賞。

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