俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○五感俳句0215・痛覚05・中村堯子01・2015-02-23(月)
○「ささくれに醤油のしみる二月かな」(「俳句」201304)(中村堯子01)
○季語(二月・初春) 「ささくれにしょうゆのしみるにがつかな」
【鑑賞】:痛そうです。ささくれなどは傷としてそれほどのものでもないのですが、何故か痛そうな句です。醤油の塩分が傷にしみそうです。短い二月の痛い俳句です。
○中村堯子(なかむらたかこ)
○好きな一句「蝶の昼棚は曇りて皿は照り」02
○季語(蝶・三春) 「ちょうのひるたなはくもりてさらはてり」
【Profile】:1945年、京都出身。美大の油絵科を出て、1974年より、→桂樟蹊子主宰「霜林」にて俳句を始める。のち、→上田五千石主宰「畦」に移り1997年まで学ぶ。のち→中原道夫主宰「銀化」同人。
↓
中村堯子掲載句
03胡椒瓶胡椒にかすれ百閒忌(百閒忌・晩春)〈色彩俳句616・かすれ2〉2023/4/20