官渡(コロナウィルス)の戦い

中国後漢末期の200年に中原一帯で大きな戦(官渡)があった。曹操2万と袁紹10万の大軍の戦いである。当然兵力では袁紹軍が有利である。かつ袁紹には優秀な家来が多い。ところが家来たちの進言を聞き入れず、無能なリーダーの誤った判断で袁紹軍は敗れる。田豊(勝利をつかむ諫言をするも聞き入れられず、牢獄に入れられ、戦後腹いせに処刑される)、荀彧は将軍の力量を見極め、袁紹から曹操軍へ、張郃と高覧は敵陣である曹操軍へ寝返る。作戦参謀の沮授も袁紹に進言するも聞き入れられず、曹操に捉えられる。曹操に加わる事を進められるが断り、処刑される。なんと優秀な人材を失う袁紹にはリーダーの素質なく、自滅するのである。曹操軍の勝利でこれから三国志は面白くなる。~そのころ、呉の孫権(孫堅の子、孫策の弟)も素晴らしい人材が集まる。周瑜(孫策の友)、魯粛、諸葛瑾(公明の兄)、陸遜、黄蓋、蒋欽、周泰、陳武たちである。蜀の劉備玄徳(武勇に優れた関羽と張飛の他に知恵者が欲しい時)も中国史最大の宰相(政治家)を迎えることになる。曹操、劉備玄徳、孫権のリーダーが躍動する。~

今、世界中で悩まされるコロナウィルスに立ち向かう日本各地の知事が頑張っている。小池東京都知事、吉村大阪府知事の奮戦振りは見事というしかない。信念にもとずくリーダーの発揮振りである。コロナの対応も早い。政府、厚生省の対応の悪さが目立つ。各都道府県には優秀な人材がいる。その人材を活用するのがリーダーである知事なのだ。政党にしがみつく人間よりも優秀な知事の底力を見せてくれた。この災難に立ち向かうリーダーこそ我々の代表する、尊敬できるリーダーである。一部怪しい知事もいる。過去に台風上陸時、行方不明になるリーダーもいたが。それは知事を選ぶ県民にも責任がある。まだこのコロナは2次、3次感染と続く恐れがある。知事として人間として人間を守る智慧を絞り出して頑張ってもらいたい。我々もそれに最大限協力をしなければならない。この災難時に人間力を発揮できる人間こそ、今後国政にも任せられるものと思う。

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