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うまがスラムダンクの続き

うまがスラムダンクを勝手にアレンジ。
スラムダンクの続きを書かせていただいています。

#270 【代表】

2010-02-12 | #10 湘北 番外編
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■青森県代表 【青森酒田】


今年、全国初出場となる青森県代表青森酒田高校。

IH後に、セネガルより、身長202cmのCバリス・パウエルを留学生として迎え、
秋季に行われた東北大会にて、前代未聞の事件が起こった。

準決勝 秋田県代表山王工業を7点差で破る快挙を達成し、東北大会を初制覇。

パウエルは、山王柳葉君を抑え得点王、同じく山王河田美紀男君を抑えてリバウンド王、
そして、MVPの3つの称号を得た。

間違いなく、山王工業と肩を並べる強豪校として、脅威的な存在となった。


★★★★★★★★★☆


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「山王に勝ったチームがあったんや!!」

驚く彦一。

「いや、俺たちも去年勝ったぜ!」

と桜木。

「俺たちも優勝した。」

福田もいう。

「違いねぇ。」

宮城が締める。


「彦一、きた、いや沢北は、その東北大会に出場していたのか?」

「えーと、沢北さんはアメリカ留学中のため、出場していません。
今回の選抜県予選も出場していませんでした。」

彦一は、仙道の問いに答えた。


「うーん。そうか・・・。それじゃ、一概に山王より強いとは言えないな。」

「関係ねぇ。全員、ぶっ倒すまでだ!」



「彦一!それ、週バスで見たぜ!」


「俺も!」

「俺も!」


「なんやて!!」

「なぬ!」

結局、青森酒田の快進撃を知らなかったのは、宮城、桜木、仙道、福田、彦一の5名だけだった。


(しまった。小遣いなくて、週バス買えへんかったときか・・・。えらい恥かいてしまったで。)



「他の出場は、どんなふうになってんだ?」

宮城が聞いてみると、

「よくぞ聞いてくれました!!次のページを開いてみてください。」

彦一は、宮城らに資料の2ページをめくらせた。



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■秋田県代表 【山王工業】


2年エースSF柳葉敏、同じく2年生Cの河田美紀男を中心に、4連覇を狙う山王工業。

東北大会では、まさかの第3位という結果に終わったが、
秋田県予選では、全試合100点ゲームを展開し、王者の貫禄を見せた。

いまや伝説のSFと呼ばれている沢北栄治さんは、今回またしても予選には出場せず、
本大会からの出場と予想されている。

その沢北さん抜きで、IH準優勝ということを考えると、やはり今大会も優勝候補筆頭や。

沢北さん不在の山王をまとめ上げるのは、キャプテンのPG加藤さん。

深津イズムを継承した加藤さんは、若いチームの精神的な支柱になっている。

現時点で、PG、SF、Cで最高ランクの選手が揃っているとゆえる。


★★★★★★★★★☆


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「ヤマオーか。丸男とは、4回目の戦いだな。」

「兄雅史さんとは違い、1年時からCの動きのみを叩き込まれた美紀男君のポストプレーは、
誰も止めることができないといわれていまっせ。」

「ふん、この天才桜木がとめてやるぜ!」

「ですが、桜木さん。美紀男君は、今212cmに達したとか・・・。もう壁でっせ。」

「ぬっ!デカけりゃ、いいってもんじゃねぇぜ!!」


(沢北。)

と流川。


「今回でどっちがNo.1ガードか最後の決着をつけてやる!」


(どっちにしても、俺が。加藤を!)


(沢北を!)


(丸男を!)


(とめれば、勝てる!!)

宮城、流川、桜木が同じことを思っていた。



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■福井県代表 【喜多島】


IHベスト8に食い込んだ北陸の新勢力。

平均身長182cmと小柄なチームだが、そのチームスピードは、群を抜いている。

「足を使い勝つ」という典型的なチーム。

全ての選手が外角を得意としている厄介なチームともゆえる。

喜多島に勝つためには、走り負けへん体力が必要や。


★★★★★★★☆☆☆


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「IHで対戦したときは、もっと高かったような気がしたんだけど。」

と植草。

「それは、3年生です。今大会、3年生は全員引退し、2年生だけで県予選を勝ち抜き、全国出場を決めてきました。
若いチームですが、侮れまへんで。」


「スピードと体力勝負ね。是非、戦いたいな。」

と柳が少し微笑んだ。

「でも、相手が博多じゃ、勝ち上がるのは難しいだろうな。」

上杉が答えた。


その喜多島がベスト4をかけて戦うことになる博多商大附属。


「新庄のダンナが抜けても、レベルが落ちねぇとは、ホント層の厚さに驚かされるぜ。」

宮城は、新庄の在籍している神奈川体育大学に推薦が決まっている。

そのため、初対面した県予選準決勝から、敬意を込めて、新庄のダンナと呼んでいた。



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■福岡県代表 【博多商大附属】


九州で磐石なチーム力を誇る博多商大附属。

去年の徳永さん、牧瀬さん、新庄さんのようなビッグ3はおらんが、その分チームが組織だっており、
基本に忠実な、堅実なチームと変貌した。

IHは、新チームの完成度も低かったが、夏以降、着実に力をつけ、その勢いは、九州のみならず、本州も脅かす。

ホームというアドバンテージもあり、昨年2位のリベンジを果たしたい。


★★★★★★★★☆☆


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「ラーメンやろうたちだな。この桜木が、また食い倒してやろう。ハッハッハ!」

「ネーミングがださい。」

と福田。

「なぬ。フク助の分際で。」

「ぬっ。福田さんと呼べ。先輩だ。」

「ふん。」


「どあほうが2人。」

流川が小声でボソっといった。


「うるせー!負けキツネ!」

怒鳴る桜木。


「俺に勝ったからといって、いい気になるな。」

1on1の敗戦を未だに根に持つ福田であった。








続く。


4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (しの)
2010-02-12 07:55:46
あらら~、堀はモヒカンの引退が響いたか。
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Unknown (=)
2010-02-12 16:45:31
第一と大濠すごいですもんね
逆に延学は冬に弱いですね〓
個人てきには青森〓で仙台明成のやつがよかったです
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ほう・・・ (通りすがり)
2010-02-15 14:22:26
青森酒田の快進撃を知らなかったのは、宮城、桜木、仙道、福田、彦一の5名だけだった。


流川が知ってるのがウケた(笑)
やっぱし沢北だけは気になったのかな?
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おはようございます (うまだんく)
2010-02-16 07:21:05
しのさん

モヒカンは、桜木と絡めそうなキャラでしたよね。今回、福井はさわやかなキャラでいきます。


=さん

私は、高校バスケについてあまり詳しくないのですが、福岡の快進撃は凄いな~と毎年思っていました。


通りすがりさん

#218でも、流川がバスケ事情に詳しいところが載っています。アメリカに行こうと考えているので、バスケだけは、しっかり勉強しているようです。
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