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■青森県代表 【青森酒田】
今年、全国初出場となる青森県代表青森酒田高校。
IH後に、セネガルより、身長202cmのCバリス・パウエルを留学生として迎え、
秋季に行われた東北大会にて、前代未聞の事件が起こった。
準決勝 秋田県代表山王工業を7点差で破る快挙を達成し、東北大会を初制覇。
パウエルは、山王柳葉君を抑え得点王、同じく山王河田美紀男君を抑えてリバウンド王、
そして、MVPの3つの称号を得た。
間違いなく、山王工業と肩を並べる強豪校として、脅威的な存在となった。
★★★★★★★★★☆
-----------------------------------------------------------------------
「山王に勝ったチームがあったんや!!」
驚く彦一。
「いや、俺たちも去年勝ったぜ!」
と桜木。
「俺たちも優勝した。」
福田もいう。
「違いねぇ。」
宮城が締める。
「彦一、きた、いや沢北は、その東北大会に出場していたのか?」
「えーと、沢北さんはアメリカ留学中のため、出場していません。
今回の選抜県予選も出場していませんでした。」
彦一は、仙道の問いに答えた。
「うーん。そうか・・・。それじゃ、一概に山王より強いとは言えないな。」
「関係ねぇ。全員、ぶっ倒すまでだ!」
「彦一!それ、週バスで見たぜ!」
「俺も!」
「俺も!」
「なんやて!!」
「なぬ!」
結局、青森酒田の快進撃を知らなかったのは、宮城、桜木、仙道、福田、彦一の5名だけだった。
(しまった。小遣いなくて、週バス買えへんかったときか・・・。えらい恥かいてしまったで。)
「他の出場は、どんなふうになってんだ?」
宮城が聞いてみると、
「よくぞ聞いてくれました!!次のページを開いてみてください。」
彦一は、宮城らに資料の2ページをめくらせた。
-----------------------------------------------------------------------
■秋田県代表 【山王工業】
2年エースSF柳葉敏、同じく2年生Cの河田美紀男を中心に、4連覇を狙う山王工業。
東北大会では、まさかの第3位という結果に終わったが、
秋田県予選では、全試合100点ゲームを展開し、王者の貫禄を見せた。
いまや伝説のSFと呼ばれている沢北栄治さんは、今回またしても予選には出場せず、
本大会からの出場と予想されている。
その沢北さん抜きで、IH準優勝ということを考えると、やはり今大会も優勝候補筆頭や。
沢北さん不在の山王をまとめ上げるのは、キャプテンのPG加藤さん。
深津イズムを継承した加藤さんは、若いチームの精神的な支柱になっている。
現時点で、PG、SF、Cで最高ランクの選手が揃っているとゆえる。
★★★★★★★★★☆
-----------------------------------------------------------------------
「ヤマオーか。丸男とは、4回目の戦いだな。」
「兄雅史さんとは違い、1年時からCの動きのみを叩き込まれた美紀男君のポストプレーは、
誰も止めることができないといわれていまっせ。」
「ふん、この天才桜木がとめてやるぜ!」
「ですが、桜木さん。美紀男君は、今212cmに達したとか・・・。もう壁でっせ。」
「ぬっ!デカけりゃ、いいってもんじゃねぇぜ!!」
(沢北。)
と流川。
「今回でどっちがNo.1ガードか最後の決着をつけてやる!」
(どっちにしても、俺が。加藤を!)
(沢北を!)
(丸男を!)
(とめれば、勝てる!!)
宮城、流川、桜木が同じことを思っていた。
-----------------------------------------------------------------------
■福井県代表 【喜多島】
IHベスト8に食い込んだ北陸の新勢力。
平均身長182cmと小柄なチームだが、そのチームスピードは、群を抜いている。
「足を使い勝つ」という典型的なチーム。
全ての選手が外角を得意としている厄介なチームともゆえる。
喜多島に勝つためには、走り負けへん体力が必要や。
★★★★★★★☆☆☆
-----------------------------------------------------------------------
「IHで対戦したときは、もっと高かったような気がしたんだけど。」
と植草。
「それは、3年生です。今大会、3年生は全員引退し、2年生だけで県予選を勝ち抜き、全国出場を決めてきました。
若いチームですが、侮れまへんで。」
「スピードと体力勝負ね。是非、戦いたいな。」
と柳が少し微笑んだ。
「でも、相手が博多じゃ、勝ち上がるのは難しいだろうな。」
上杉が答えた。
その喜多島がベスト4をかけて戦うことになる博多商大附属。
「新庄のダンナが抜けても、レベルが落ちねぇとは、ホント層の厚さに驚かされるぜ。」
宮城は、新庄の在籍している神奈川体育大学に推薦が決まっている。
そのため、初対面した県予選準決勝から、敬意を込めて、新庄のダンナと呼んでいた。
-----------------------------------------------------------------------
■福岡県代表 【博多商大附属】
九州で磐石なチーム力を誇る博多商大附属。
去年の徳永さん、牧瀬さん、新庄さんのようなビッグ3はおらんが、その分チームが組織だっており、
基本に忠実な、堅実なチームと変貌した。
IHは、新チームの完成度も低かったが、夏以降、着実に力をつけ、その勢いは、九州のみならず、本州も脅かす。
ホームというアドバンテージもあり、昨年2位のリベンジを果たしたい。
★★★★★★★★☆☆
-----------------------------------------------------------------------
「ラーメンやろうたちだな。この桜木が、また食い倒してやろう。ハッハッハ!」
「ネーミングがださい。」
と福田。
「なぬ。フク助の分際で。」
「ぬっ。福田さんと呼べ。先輩だ。」
「ふん。」
「どあほうが2人。」
流川が小声でボソっといった。
「うるせー!負けキツネ!」
怒鳴る桜木。
「俺に勝ったからといって、いい気になるな。」
1on1の敗戦を未だに根に持つ福田であった。
続く。
■青森県代表 【青森酒田】
今年、全国初出場となる青森県代表青森酒田高校。
IH後に、セネガルより、身長202cmのCバリス・パウエルを留学生として迎え、
秋季に行われた東北大会にて、前代未聞の事件が起こった。
準決勝 秋田県代表山王工業を7点差で破る快挙を達成し、東北大会を初制覇。
パウエルは、山王柳葉君を抑え得点王、同じく山王河田美紀男君を抑えてリバウンド王、
そして、MVPの3つの称号を得た。
間違いなく、山王工業と肩を並べる強豪校として、脅威的な存在となった。
★★★★★★★★★☆
-----------------------------------------------------------------------
「山王に勝ったチームがあったんや!!」
驚く彦一。
「いや、俺たちも去年勝ったぜ!」
と桜木。
「俺たちも優勝した。」
福田もいう。
「違いねぇ。」
宮城が締める。
「彦一、きた、いや沢北は、その東北大会に出場していたのか?」
「えーと、沢北さんはアメリカ留学中のため、出場していません。
今回の選抜県予選も出場していませんでした。」
彦一は、仙道の問いに答えた。
「うーん。そうか・・・。それじゃ、一概に山王より強いとは言えないな。」
「関係ねぇ。全員、ぶっ倒すまでだ!」
「彦一!それ、週バスで見たぜ!」
「俺も!」
「俺も!」
「なんやて!!」
「なぬ!」
結局、青森酒田の快進撃を知らなかったのは、宮城、桜木、仙道、福田、彦一の5名だけだった。
(しまった。小遣いなくて、週バス買えへんかったときか・・・。えらい恥かいてしまったで。)
「他の出場は、どんなふうになってんだ?」
宮城が聞いてみると、
「よくぞ聞いてくれました!!次のページを開いてみてください。」
彦一は、宮城らに資料の2ページをめくらせた。
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■秋田県代表 【山王工業】
2年エースSF柳葉敏、同じく2年生Cの河田美紀男を中心に、4連覇を狙う山王工業。
東北大会では、まさかの第3位という結果に終わったが、
秋田県予選では、全試合100点ゲームを展開し、王者の貫禄を見せた。
いまや伝説のSFと呼ばれている沢北栄治さんは、今回またしても予選には出場せず、
本大会からの出場と予想されている。
その沢北さん抜きで、IH準優勝ということを考えると、やはり今大会も優勝候補筆頭や。
沢北さん不在の山王をまとめ上げるのは、キャプテンのPG加藤さん。
深津イズムを継承した加藤さんは、若いチームの精神的な支柱になっている。
現時点で、PG、SF、Cで最高ランクの選手が揃っているとゆえる。
★★★★★★★★★☆
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「ヤマオーか。丸男とは、4回目の戦いだな。」
「兄雅史さんとは違い、1年時からCの動きのみを叩き込まれた美紀男君のポストプレーは、
誰も止めることができないといわれていまっせ。」
「ふん、この天才桜木がとめてやるぜ!」
「ですが、桜木さん。美紀男君は、今212cmに達したとか・・・。もう壁でっせ。」
「ぬっ!デカけりゃ、いいってもんじゃねぇぜ!!」
(沢北。)
と流川。
「今回でどっちがNo.1ガードか最後の決着をつけてやる!」
(どっちにしても、俺が。加藤を!)
(沢北を!)
(丸男を!)
(とめれば、勝てる!!)
宮城、流川、桜木が同じことを思っていた。
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■福井県代表 【喜多島】
IHベスト8に食い込んだ北陸の新勢力。
平均身長182cmと小柄なチームだが、そのチームスピードは、群を抜いている。
「足を使い勝つ」という典型的なチーム。
全ての選手が外角を得意としている厄介なチームともゆえる。
喜多島に勝つためには、走り負けへん体力が必要や。
★★★★★★★☆☆☆
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「IHで対戦したときは、もっと高かったような気がしたんだけど。」
と植草。
「それは、3年生です。今大会、3年生は全員引退し、2年生だけで県予選を勝ち抜き、全国出場を決めてきました。
若いチームですが、侮れまへんで。」
「スピードと体力勝負ね。是非、戦いたいな。」
と柳が少し微笑んだ。
「でも、相手が博多じゃ、勝ち上がるのは難しいだろうな。」
上杉が答えた。
その喜多島がベスト4をかけて戦うことになる博多商大附属。
「新庄のダンナが抜けても、レベルが落ちねぇとは、ホント層の厚さに驚かされるぜ。」
宮城は、新庄の在籍している神奈川体育大学に推薦が決まっている。
そのため、初対面した県予選準決勝から、敬意を込めて、新庄のダンナと呼んでいた。
-----------------------------------------------------------------------
■福岡県代表 【博多商大附属】
九州で磐石なチーム力を誇る博多商大附属。
去年の徳永さん、牧瀬さん、新庄さんのようなビッグ3はおらんが、その分チームが組織だっており、
基本に忠実な、堅実なチームと変貌した。
IHは、新チームの完成度も低かったが、夏以降、着実に力をつけ、その勢いは、九州のみならず、本州も脅かす。
ホームというアドバンテージもあり、昨年2位のリベンジを果たしたい。
★★★★★★★★☆☆
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「ラーメンやろうたちだな。この桜木が、また食い倒してやろう。ハッハッハ!」
「ネーミングがださい。」
と福田。
「なぬ。フク助の分際で。」
「ぬっ。福田さんと呼べ。先輩だ。」
「ふん。」
「どあほうが2人。」
流川が小声でボソっといった。
「うるせー!負けキツネ!」
怒鳴る桜木。
「俺に勝ったからといって、いい気になるな。」
1on1の敗戦を未だに根に持つ福田であった。
続く。
逆に延学は冬に弱いですね〓
個人てきには青森〓で仙台明成のやつがよかったです
流川が知ってるのがウケた(笑)
やっぱし沢北だけは気になったのかな?
モヒカンは、桜木と絡めそうなキャラでしたよね。今回、福井はさわやかなキャラでいきます。
=さん
私は、高校バスケについてあまり詳しくないのですが、福岡の快進撃は凄いな~と毎年思っていました。
通りすがりさん
#218でも、流川がバスケ事情に詳しいところが載っています。アメリカに行こうと考えているので、バスケだけは、しっかり勉強しているようです。