第1試合 ○流川 ×福田
第2試合 ×柳 ○仙道
「第3試合 越野対黒川!」
「キャプテンの俺が、1年に負けるわけにはいかねぇ。」にやっ。
「本気でいきますよ。キャプテン。」
密かに下克上を狙う黒川。
越野のオフェンスから始まる。
『ダムダム!』
越野が見せる。
キレのあるバックビハインドとフロントチェンジを織り交ぜて、黒川を抜き去る。
『シュパ!』
キャプテンの意地を見せた越野の先制点。
「どうだ?」
「さすがですね。でも、もう通用しませんよ。」
「けっ、生意気な!」
だが、この黒川の言葉は、現実のものとなった。
その後、越野のシュートは、リングを通過することはなかった。
高さと力で圧倒した黒川が、越野をねじ伏せる。
「今日は、このくらいにしてやろう!」
負けた越野が強がりを見せる。
「吉○新喜劇かい!!」
山岡が突っ込んだ。
越野 1
黒川 2
第1試合 ○流川 ×福田
第2試合 ×柳 ○仙道
第3試合 ×越野 ○黒川
彩子が、再び対戦表を読み上げる。
「第4試合 植草対宮城!」
「PG対決や注目の1戦やで!」
「お互い、手の内を知り尽くしている植草と宮城。
ディフェンスでは植草だが、オフェンスは宮城。さて、どっちが勝つか・・・。」
(植草、宮城の外はないぞ。ドライブだけに気をつけるんだ。)
田岡が植草を見つめる。
「リョーちん。湘北のキャプテンとして、負けるわけにはいかねぇぞ!」
「当たり前だ!あっちのやつとは違う!」
「ぬっ!宮城のやつ・・・。」
不機嫌になる越野。
「すいません・・・。」
黒川が謝る。
「謝るな!余計、俺が惨めになるぜ・・・。」
試合は、田岡の予想通り、互角の戦いを見せた。
お互いのシュートが入らぬまま、3回目の植草のオフェンス。
『バシ!』
「!!」
宮城のブロックが炸裂。
「へっ。そう何度も打たすかよ。」
「あの体で、ホントよく跳ぶな。」
と感心する柳。
ここから、宮城がノッた。
電光石火のドリブルを繰り出すと、植草も反応が遅れた。
畳み掛ける宮城が、跳躍力のあるレイアップシュートを決めた。
「さすが、宮城さんだね。スピードは、春風以上とみたけど、どう?次は勝てそう?」
と上杉。
「確かに、だけど、得点力は柳のほうがありそうだ。ん~、外角さえ決められなければ、俺の勝ちかな。」
答える黒川。
「なんだ、リョーちん。苦戦してんじゃねぇか!」
「なぬ。ウォーミングアップを長く取っただけだ!」
「強がっているとあっちのみたいになるぜ!」
「ぬっ!桜木まで、バカにしやがって!!」
怒る越野。
「すいません・・・。」
黒川が謝る。
「謝るな!謝るな!俺が惨めになるだけだ・・・。」
植草 0
宮城 1
第1試合 ○流川 ×福田
第2試合 ×柳 ○仙道
第3試合 ×越野 ○黒川
第4試合 ×植草 ○宮城
半分を消化したところで、大きな波乱はない。
「晴子ちゃん。次から、やってみない?」
「わっわたし?はっはい。
おほん!次、第5試合を始めます。えー、緑川君と角田さん!」
「緑川、本気でいくぞ!」
「はっはい。」
(あいつにあって、俺にないもの・・・。)
安西の言葉が脳裏に浮かぶ福田が、緑川を睨む。
(緑川を選んだ安西先生・・・。
そんなに彼は、いい選手なのか?この1on1で見極める!)
田岡の視線も熱い。
流川は、端のリングでシュート練習をしている。
仙道は、壁に寄りかかり、座っている。
お互いに、次の対戦に集中しているようであった。
「カク!頑張れ!!」
安田が、同級生の角田を応援する。
緑川のオフェンス。
『シュ!』
「えっ!!」
ボールを受け取ると、躊躇なく、シュートを放つ。
『ザシュ!』
「決まっちゃった!」
「速いリリースに気をつけろ!」
と安田と潮崎。
(シュータータイプか?)
と田岡。
緑川 1
角田 0
続く、角田のオフェンス。
難なく、リングに沈める。
緑川 1
角田 1
『ザシュ!』
「フェイダウェイ!!」
(綺麗なフォームだ。やはり、シュータータイプ。
なのに、なぜ福田と1on1をさせた?安西先生はいったい何を・・・。)
田岡の疑問は、解決しない。
お互い、シュートを外さない。
緑川 3
角田 3
「こらぁー!カク!3年が1年に負けてどうする!!しっかりしろ!!」
桜木が角田に気合を入れる。
「俺は、1年でキャプテンのゴリに勝ったけどな!ハッハッハ!」
「それが言いたいだけだろ・・・。」
「柳君。彼をどう思いますか?」
「緑川ですか・・・。シュートは、いいものを持っていますが、少し精神的に弱いところがありますね。
ボールへの執着心がないので、玉際にも弱く、SFとしては、難しいかと。」
「その通りですね。ただ、今はその弱い部分が彼の武器でもあります。」
「ん!?」
『シュパ!』
緑川の3本目のフェイダウェイが決まった。
「体の接触を好まない緑川君が放つフェイダウェイの安定感は、みんなも周知しているところ。」
「はい。だから、あいつがベンチ入りしていることに、誰一人疑問を持たない。」
「彼に足りないもの。わかりますか?」
「やっぱり、ボールへの執着心ですかね。」
「確かに、福田君のような粘りも足りませんが、何より自信がないようです。
そして、それを植えつけるのが、柳君、君の役目です。」
「おっ俺?」
「宮城君が桜木君をノせるように、柳君は緑川君にノせる。
緑川君の成長は、君のためでもあり、湘北のためでもあります。頑張ってください。」
「はぁ・・・。」
(どうすればいいんだか・・・。)
苦笑いの柳。
第5試合は、上級生の威厳を見せることはできず、シュート力の安定感を見せた緑川が角田を下した。
「ガッデム!」
「勝っちゃった!」
緑川 4
角田 3
続く。
第2試合 ×柳 ○仙道
「第3試合 越野対黒川!」
「キャプテンの俺が、1年に負けるわけにはいかねぇ。」にやっ。
「本気でいきますよ。キャプテン。」
密かに下克上を狙う黒川。
越野のオフェンスから始まる。
『ダムダム!』
越野が見せる。
キレのあるバックビハインドとフロントチェンジを織り交ぜて、黒川を抜き去る。
『シュパ!』
キャプテンの意地を見せた越野の先制点。
「どうだ?」
「さすがですね。でも、もう通用しませんよ。」
「けっ、生意気な!」
だが、この黒川の言葉は、現実のものとなった。
その後、越野のシュートは、リングを通過することはなかった。
高さと力で圧倒した黒川が、越野をねじ伏せる。
「今日は、このくらいにしてやろう!」
負けた越野が強がりを見せる。
「吉○新喜劇かい!!」
山岡が突っ込んだ。
越野 1
黒川 2
第1試合 ○流川 ×福田
第2試合 ×柳 ○仙道
第3試合 ×越野 ○黒川
彩子が、再び対戦表を読み上げる。
「第4試合 植草対宮城!」
「PG対決や注目の1戦やで!」
「お互い、手の内を知り尽くしている植草と宮城。
ディフェンスでは植草だが、オフェンスは宮城。さて、どっちが勝つか・・・。」
(植草、宮城の外はないぞ。ドライブだけに気をつけるんだ。)
田岡が植草を見つめる。
「リョーちん。湘北のキャプテンとして、負けるわけにはいかねぇぞ!」
「当たり前だ!あっちのやつとは違う!」
「ぬっ!宮城のやつ・・・。」
不機嫌になる越野。
「すいません・・・。」
黒川が謝る。
「謝るな!余計、俺が惨めになるぜ・・・。」
試合は、田岡の予想通り、互角の戦いを見せた。
お互いのシュートが入らぬまま、3回目の植草のオフェンス。
『バシ!』
「!!」
宮城のブロックが炸裂。
「へっ。そう何度も打たすかよ。」
「あの体で、ホントよく跳ぶな。」
と感心する柳。
ここから、宮城がノッた。
電光石火のドリブルを繰り出すと、植草も反応が遅れた。
畳み掛ける宮城が、跳躍力のあるレイアップシュートを決めた。
「さすが、宮城さんだね。スピードは、春風以上とみたけど、どう?次は勝てそう?」
と上杉。
「確かに、だけど、得点力は柳のほうがありそうだ。ん~、外角さえ決められなければ、俺の勝ちかな。」
答える黒川。
「なんだ、リョーちん。苦戦してんじゃねぇか!」
「なぬ。ウォーミングアップを長く取っただけだ!」
「強がっているとあっちのみたいになるぜ!」
「ぬっ!桜木まで、バカにしやがって!!」
怒る越野。
「すいません・・・。」
黒川が謝る。
「謝るな!謝るな!俺が惨めになるだけだ・・・。」
植草 0
宮城 1
第1試合 ○流川 ×福田
第2試合 ×柳 ○仙道
第3試合 ×越野 ○黒川
第4試合 ×植草 ○宮城
半分を消化したところで、大きな波乱はない。
「晴子ちゃん。次から、やってみない?」
「わっわたし?はっはい。
おほん!次、第5試合を始めます。えー、緑川君と角田さん!」
「緑川、本気でいくぞ!」
「はっはい。」
(あいつにあって、俺にないもの・・・。)
安西の言葉が脳裏に浮かぶ福田が、緑川を睨む。
(緑川を選んだ安西先生・・・。
そんなに彼は、いい選手なのか?この1on1で見極める!)
田岡の視線も熱い。
流川は、端のリングでシュート練習をしている。
仙道は、壁に寄りかかり、座っている。
お互いに、次の対戦に集中しているようであった。
「カク!頑張れ!!」
安田が、同級生の角田を応援する。
緑川のオフェンス。
『シュ!』
「えっ!!」
ボールを受け取ると、躊躇なく、シュートを放つ。
『ザシュ!』
「決まっちゃった!」
「速いリリースに気をつけろ!」
と安田と潮崎。
(シュータータイプか?)
と田岡。
緑川 1
角田 0
続く、角田のオフェンス。
難なく、リングに沈める。
緑川 1
角田 1
『ザシュ!』
「フェイダウェイ!!」
(綺麗なフォームだ。やはり、シュータータイプ。
なのに、なぜ福田と1on1をさせた?安西先生はいったい何を・・・。)
田岡の疑問は、解決しない。
お互い、シュートを外さない。
緑川 3
角田 3
「こらぁー!カク!3年が1年に負けてどうする!!しっかりしろ!!」
桜木が角田に気合を入れる。
「俺は、1年でキャプテンのゴリに勝ったけどな!ハッハッハ!」
「それが言いたいだけだろ・・・。」
「柳君。彼をどう思いますか?」
「緑川ですか・・・。シュートは、いいものを持っていますが、少し精神的に弱いところがありますね。
ボールへの執着心がないので、玉際にも弱く、SFとしては、難しいかと。」
「その通りですね。ただ、今はその弱い部分が彼の武器でもあります。」
「ん!?」
『シュパ!』
緑川の3本目のフェイダウェイが決まった。
「体の接触を好まない緑川君が放つフェイダウェイの安定感は、みんなも周知しているところ。」
「はい。だから、あいつがベンチ入りしていることに、誰一人疑問を持たない。」
「彼に足りないもの。わかりますか?」
「やっぱり、ボールへの執着心ですかね。」
「確かに、福田君のような粘りも足りませんが、何より自信がないようです。
そして、それを植えつけるのが、柳君、君の役目です。」
「おっ俺?」
「宮城君が桜木君をノせるように、柳君は緑川君にノせる。
緑川君の成長は、君のためでもあり、湘北のためでもあります。頑張ってください。」
「はぁ・・・。」
(どうすればいいんだか・・・。)
苦笑いの柳。
第5試合は、上級生の威厳を見せることはできず、シュート力の安定感を見せた緑川が角田を下した。
「ガッデム!」
「勝っちゃった!」
緑川 4
角田 3
続く。
でも物静かなイメージなんで、三井とは性格が逆ですね!!
宮城がいなくなったら柳、緑川、流川、白田、桜木なんでしょうか?
今後も楽しみです
自信がないから?
だったら3年の角田とやる時もそうなるかと
…いや、まさかね。
ここまでは原作キャラ少し分が悪いですね~。がんばれ!
こんにちは。
強気なシューターではないですね。
フリーだと入るけど、プレッシャーには弱いタイプです。
・・・さん
こんにちは。
苦手かもしれませんが、福田のディフェンスは、十分全国でも通用するものになりました。
身長、体格をふまえ、角田とはかなりの差があると思っていただければ幸いです。
しのさん
流川×桜木、悪夢の対決ですね。
最終回は、まだまだずーーーーと先ですよ。