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うまがスラムダンクの続き

うまがスラムダンクを勝手にアレンジ。
スラムダンクの続きを書かせていただいています。

#260 【緑川】

2010-01-26 | #10 湘北 番外編
第1試合 ○流川 ×福田

第2試合 ×柳 ○仙道




「第3試合 越野対黒川!」



「キャプテンの俺が、1年に負けるわけにはいかねぇ。」にやっ。

「本気でいきますよ。キャプテン。」

密かに下克上を狙う黒川。



越野のオフェンスから始まる。


『ダムダム!』


越野が見せる。

キレのあるバックビハインドとフロントチェンジを織り交ぜて、黒川を抜き去る。



『シュパ!』


キャプテンの意地を見せた越野の先制点。


「どうだ?」

「さすがですね。でも、もう通用しませんよ。」

「けっ、生意気な!」


だが、この黒川の言葉は、現実のものとなった。

その後、越野のシュートは、リングを通過することはなかった。

高さと力で圧倒した黒川が、越野をねじ伏せる。


「今日は、このくらいにしてやろう!」

負けた越野が強がりを見せる。


「吉○新喜劇かい!!」

山岡が突っ込んだ。



越野 1
黒川 2




第1試合 ○流川 ×福田

第2試合 ×柳 ○仙道

第3試合 ×越野 ○黒川




彩子が、再び対戦表を読み上げる。



「第4試合 植草対宮城!」



「PG対決や注目の1戦やで!」

「お互い、手の内を知り尽くしている植草と宮城。
ディフェンスでは植草だが、オフェンスは宮城。さて、どっちが勝つか・・・。」

(植草、宮城の外はないぞ。ドライブだけに気をつけるんだ。)

田岡が植草を見つめる。


「リョーちん。湘北のキャプテンとして、負けるわけにはいかねぇぞ!」

「当たり前だ!あっちのやつとは違う!」


「ぬっ!宮城のやつ・・・。」

不機嫌になる越野。

「すいません・・・。」

黒川が謝る。

「謝るな!余計、俺が惨めになるぜ・・・。」




試合は、田岡の予想通り、互角の戦いを見せた。

お互いのシュートが入らぬまま、3回目の植草のオフェンス。



『バシ!』


「!!」


宮城のブロックが炸裂。


「へっ。そう何度も打たすかよ。」




「あの体で、ホントよく跳ぶな。」

と感心する柳。




ここから、宮城がノッた。


電光石火のドリブルを繰り出すと、植草も反応が遅れた。

畳み掛ける宮城が、跳躍力のあるレイアップシュートを決めた。




「さすが、宮城さんだね。スピードは、春風以上とみたけど、どう?次は勝てそう?」

と上杉。

「確かに、だけど、得点力は柳のほうがありそうだ。ん~、外角さえ決められなければ、俺の勝ちかな。」

答える黒川。


「なんだ、リョーちん。苦戦してんじゃねぇか!」

「なぬ。ウォーミングアップを長く取っただけだ!」

「強がっているとあっちのみたいになるぜ!」


「ぬっ!桜木まで、バカにしやがって!!」

怒る越野。

「すいません・・・。」

黒川が謝る。

「謝るな!謝るな!俺が惨めになるだけだ・・・。」




植草 0
宮城 1




第1試合 ○流川 ×福田

第2試合 ×柳 ○仙道

第3試合 ×越野 ○黒川

第4試合 ×植草 ○宮城




半分を消化したところで、大きな波乱はない。


「晴子ちゃん。次から、やってみない?」

「わっわたし?はっはい。
おほん!次、第5試合を始めます。えー、緑川君と角田さん!」



「緑川、本気でいくぞ!」

「はっはい。」



(あいつにあって、俺にないもの・・・。)

安西の言葉が脳裏に浮かぶ福田が、緑川を睨む。


(緑川を選んだ安西先生・・・。
そんなに彼は、いい選手なのか?この1on1で見極める!)

田岡の視線も熱い。



流川は、端のリングでシュート練習をしている。


仙道は、壁に寄りかかり、座っている。


お互いに、次の対戦に集中しているようであった。




「カク!頑張れ!!」

安田が、同級生の角田を応援する。




緑川のオフェンス。


『シュ!』


「えっ!!」

ボールを受け取ると、躊躇なく、シュートを放つ。



『ザシュ!』



「決まっちゃった!」




「速いリリースに気をつけろ!」

と安田と潮崎。


(シュータータイプか?)

と田岡。




緑川 1
角田 0




続く、角田のオフェンス。

難なく、リングに沈める。




緑川 1
角田 1




『ザシュ!』




「フェイダウェイ!!」




(綺麗なフォームだ。やはり、シュータータイプ。
なのに、なぜ福田と1on1をさせた?安西先生はいったい何を・・・。)

田岡の疑問は、解決しない。


お互い、シュートを外さない。




緑川 3
角田 3




「こらぁー!カク!3年が1年に負けてどうする!!しっかりしろ!!」

桜木が角田に気合を入れる。

「俺は、1年でキャプテンのゴリに勝ったけどな!ハッハッハ!」

「それが言いたいだけだろ・・・。」


「柳君。彼をどう思いますか?」

「緑川ですか・・・。シュートは、いいものを持っていますが、少し精神的に弱いところがありますね。
ボールへの執着心がないので、玉際にも弱く、SFとしては、難しいかと。」

「その通りですね。ただ、今はその弱い部分が彼の武器でもあります。」

「ん!?」




『シュパ!』


緑川の3本目のフェイダウェイが決まった。




「体の接触を好まない緑川君が放つフェイダウェイの安定感は、みんなも周知しているところ。」

「はい。だから、あいつがベンチ入りしていることに、誰一人疑問を持たない。」

「彼に足りないもの。わかりますか?」

「やっぱり、ボールへの執着心ですかね。」

「確かに、福田君のような粘りも足りませんが、何より自信がないようです。
そして、それを植えつけるのが、柳君、君の役目です。」

「おっ俺?」

「宮城君が桜木君をノせるように、柳君は緑川君にノせる。
緑川君の成長は、君のためでもあり、湘北のためでもあります。頑張ってください。」

「はぁ・・・。」

(どうすればいいんだか・・・。)

苦笑いの柳。




第5試合は、上級生の威厳を見せることはできず、シュート力の安定感を見せた緑川が角田を下した。


「ガッデム!」

「勝っちゃった!」




緑川 4
角田 3







続く。


4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (山口)
2010-01-26 09:04:35
緑川は三井と同じシュータタイプなんですね★
でも物静かなイメージなんで、三井とは性格が逆ですね!!
宮城がいなくなったら柳、緑川、流川、白田、桜木なんでしょうか?

今後も楽しみです
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Unknown ()
2010-01-26 11:41:28
何でそんな良いものを持ってる緑川がDFの苦手な福田相手に決めれなかったんだろう?
自信がないから?
だったら3年の角田とやる時もそうなるかと
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Unknown (しの)
2010-01-27 15:39:03
もしかして決勝、流川×桜木ってトコで最終回!?
…いや、まさかね。
ここまでは原作キャラ少し分が悪いですね~。がんばれ!
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おはようございます (うまだんく)
2010-01-28 07:07:04
山口さん

こんにちは。
強気なシューターではないですね。
フリーだと入るけど、プレッシャーには弱いタイプです。


・・・さん

こんにちは。
苦手かもしれませんが、福田のディフェンスは、十分全国でも通用するものになりました。
身長、体格をふまえ、角田とはかなりの差があると思っていただければ幸いです。


しのさん

流川×桜木、悪夢の対決ですね。
最終回は、まだまだずーーーーと先ですよ。
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