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うまがスラムダンクの続き

うまがスラムダンクを勝手にアレンジ。
スラムダンクの続きを書かせていただいています。

#95 【ベスト8】

2009-04-14 | #05 海南 選抜編
大会4日目、ベスト8が決定する。




最初に勝ち名乗りを上げた高校は・・・




「よっしゃー、ベスト8だーー!」

「これくらいで喜んでもらったら困るぜ、翼。」

と諸星。

「荻野さん、お疲れ様でした。
PGとしていわせていただくと、荻野さんの攻守を問わない安定感が、チームを支えていると思っています。
あと3試合頑張りましょう!!」

「ありがとな。それにしても、相変わらず織田は褒め上手だな。」

荻野は笑いながら、織田の頭を掴んだ。




続いて・・・。




「3回戦も問題なし!!」

「いつまで沢北はベンチなんだ!!」

「2試合連続の100点ゲーム!!」



「IHのような波乱はなしだワン。」

「敏も美紀男もいいぞ。その調子だ。」

『コク。』

「ごむぇん。おにいちゃん。」

「謝るな!!!」

「ごむぇ・・・。」


「本当に、俺の出番はなさそうだ・・・。」

沢北は、少し寂しそうであった。




『カリカリカリ・・・。』


「大栄は、陵南が目指すチームや。一瞬たりとも見逃したらあかん!全て要チェックやーー!!」

「2試合連続、40点以下に抑えましたね。」

「予想通り、ディフェンスは鉄壁ね。
そして、誰からでも得点の取れるバランスオフェンス。海南は勝てるのかしら。」



「ふー。先に勝たせてもらったでー、牧。必ず勝ち上がって来いよ。」




博多商大附属もあっさりと勝ち上がり、第4試合までは、評価通りの勝ち上がりとなっていた。




だが。




「・・・。」

(ノーマークだったが、強い・・・。何より、勢いがある・・・。)

御子柴は、呆然とスコアボードを眺めていた。


常誠 73
延北 81


下馬評を覆す宮崎の新鋭が強豪常誠を降した。


「公平のスピードに敵うやつなんていないさ。」

「香よりも高く飛べるやつもいるわけない。」

「さぁ、いよいよ山王だ。河田も弟もまとめて俺が片付けてやる!!」


常誠高校キャプテン御子柴武彦が引退。

全国制覇の夢は、大学へと持ち越されることになった。


そして、山王工業と延北商業の対戦が決まった。




「これで、100点目だーーー!!」

『ドガッ!』


「市原さんらしいですね。100点目をダンクで決めるとは。」

「けっ、派手好きなだけよ。だが、華がない!」

「俺みたいに!!」

諸星と今村の声が揃う。

「かぶるな!バカサ!!」

「大さんこそ!!」

「ふー。」

織田は諦めの表情で2人を見ていた。




「出たーー!!小関のミラクルパス!!」

「どうしたら、あんなパスできるんだ!!」

「瀧川のやつ、この試合だけで3本のアリウープを決めてるぜ。」

「林が堀のスコアラーを完璧に抑えている・・・。
あいつのディフェンスは、山王の一之倉並じゃねぇのか!」


ディフェンスの名手SG林が相手のエースをきっちり抑え、
小関が瀧川にアシストするというシンプルなバスケで、京都府代表洛安が全国の常連校福井県代表の堀に圧勝した。

だが、いまだラン&ガンオフェンスは封印している。

一番の不気味さを誇っていた。




3回戦、最後の試合は、海南大附属対東京都代表秋月。


隣で試合をしている洛安を除くベスト8進出チーム6校が、海南の試合を見るために観客席に座った。

全国の常連校が多くを占めていたため、各選手は顔見知りでもあった。

中には、全日本ジュニアでともに汗を流したものたちもいた。



「ひしぶりだワン。」

「元気だったか。」

挨拶を交わす選手たち。


だが、すぐに会話は海南の試合のこととなる。

「大波乱があるとすれば、この組み合わせか。」

「2回戦では、牧も大和もトリプルダブルを記録している。
実力は互角、あとはリーダーシップと精神力。」

「神がいる分、海南が一歩抜けている。」

「いや、品川の成長は脅威だ。高砂がどこまで抑えられるかが鍵になってくる。」




その頃、記者席の彦一は・・・。


「ぬあ!あないなところに!!なんてことやーー!!」

準々決勝に進出する6チームを観客席で見つけ騒いでいた。









続く。